32_紅葉ヶ丘地区 出前トーク要約記録(令和6年度)
ページID:1015350 更新日 令和7年1月7日
※ 報告書原文をそのまま掲載しています。
意見1
県の事業により、一人親家庭の小中学生に勉強を教えている。有償ボランティアとして、2時間で1,000円の謝金の支給を受けているが、安価であるため大学生など若い人が集まらない。
その他にも有志でサークルを結成し、不登校の子どもたちに勉強を教える活動を行っており、教育格差を少しでもなくしていけるよう尽力している。市から、何かしらの支援をしてもらうことができれば助かる。
回答1
(こども未来課 児童給付担当、学校教育課 学校教育担当)
対応の内容
日頃から活動いただきありがとうございます。一人親家庭などの子どもたちに対するさまざまな支援の内容を総合的に考える必要がありますので、持ち帰り、検討いたします。
その後の対応状況
県の事業については大学生などに知られていないことも考えられます。市が包括連携協定を結んでいる大学などがありますので、学生に学習ボランティアについて周知していただくよう働き掛けます。
意見2
春日南小学校の校舎横を歩いていた際、ソテツとカイヅカイブキがきれいに剪定されていなかった。特にソテツは葉っぱの先にとげがあり、遊んでいる子どもたちが危ないので、早めに剪定など手入れをした方がよいと思う。他の学校でも同じような状況になっているのではないか。
回答2
(教育総務課 施設計画担当)
対応の内容
市内小・中学校の樹木などの剪定は計画的に行っていますが、猛暑が続いた影響により十分でないところがあるかと考えられます。具体的な場所を確認し、できる限り早く対応いたします。
その後の対応状況
ご指摘の春日南小学校の玄関前(校舎と運動場の間)の樹木は、剪定を行いました。また、他校の状況については速やかに確認し、対応いたします。
意見3
紅葉ヶ丘第1公園・第2公園の低木の手入れがされていない。ひどいときは除草剤をまいただけで終えている。
回答3
(都市計画課 公園担当)
対応の内容
具体的な場所を確認し、できる限り早く対応いたします。
その後の対応状況
当該公園の樹木管理は専門業者に管理業務を委託しており、低木の剪定については年2回、消毒については樹種により年2~3回実施することとしています。それぞれ実施時期については、その年の気候や樹木の生育状況を考慮して臨機応変に対応するようにお願いしています。
管理業務において除草剤の使用は認めていませんので、今後、適切に管理するよう業者に指導します。
意見4
春日市ではペットボトルのキャップを燃えるごみとしているが、リサイクルしている自治体があることを聞いた。春日市でもリサイクルしてはどうか。
回答4
(環境課 ごみ減量担当)
対応の内容
ペットボトルキャップのような廃プラスチックのリサイクルはどの自治体でも課題となっており、再利用や活用できる方策を模索している状況です。
現在、近隣自治体や廃プラスチック再生業者などと協力して取り組みを進めることができないか研究しており、燃えるごみとして処理する必要がないようにしていきたいと考えています。
意見5
(意見4関連)
公民館やスポーツセンターなどでペットボトルキャップを回収しているが、回収後はどうしているのか。
回答5
(環境課 ごみ減量担当)
対応の内容
回収後は、民間事業者に売却され、その売り上げにより、世界の子どもたちにワクチンが提供されるなど活用されています。また、キャップ自体は建築資材などに生まれ変わって使用されています。
意見6
地区行事への中学生の参加数が減っているように感じる。最初は中学生のやる気がなくなっているのではないかと思っていたが、最近は、コミュニティ・スクールにおける学校運営協議会が形骸化してきているのではないかと感じている。仕事などで時間がなかなかとれない中、合間を縫って建前的に開催されているような印象を受ける。
子どもたちも学業が本分である以上、半ば強制的に行事に参加させるようなこともできないため、もっと伸び伸びとした雰囲気を市全体でつくっていく必要があるように感じる。
せっかくの取り組みなので、意義のあるものにする必要があると考えているが、その方策が分からず悩んでいる。
回答6
(地域教育課 地域教育担当)
対応の内容
コミュニティ・スクールを主導していくのは、校長の経営感覚だと考えており、市教育委員会では毎年、コミュニティ・スクール・トップセミナーを開催し、理解促進を図っています。
コミュニティ・スクールが広がっていく中、小学校にも中学校にも出ないといけないという地域からの声を受け、子どもたちに対しては、小学生のうちは地域にかわいがってもらい、中学生になったら一市民として地域に恩返しするようなスタンスに変更しました。その時期がコロナ禍と重なっていたため、地区の行事開催が制限されていましたが、今は夏祭りや秋祭りなどに中学生が多く参画しています。
その後の対応状況
コミュニティ・スクールの目的は、「学校、家庭、地域の三者の力が相乗し、子どもの教育が充実すること」にあります。また、同時に、子どもが地域に関わることが地域の活性化につながることにもなり、三者それぞれに得るところがある、双方向の関係が構築されることとなります。
制度導入以降、長く取り組みを続けるうちに、自治会行事への参加・参画が子どもの育ちにとって、どのようにプラスになるのかという目的が共有されていない場合もあるように思います。子どもたちの自発的な参加・参画を増やすためには、学校運営協議会などにおいて関係者間で目的を再確認し、子どもや保護者にしっかりと周知したり、行事内容を工夫したりしていただくことなども一つの有効な手段ではないかと考えます。市としましても、引き続き、学校運営協議会の活性化などを通して、コミュニティ・スクールの推進に努めてまいります。
意見7
(意見6関連)
校長は一生懸命取りまとめをしていると思う。コミュニティ・スクールの担当教員も、校長の強い思いを受けて頑張っているが、自治会の中でその思いが分散されていると感じることがある。行事の参加率にも、計画の半分くらいの参加があれば十分だと割り切ってしまうような状況にもある。
回答7
(地域教育課 地域教育担当)
対応の内容
学校と地域のつなぎ役として、地域コーディネーターを配置していますので、自治会の中で悩みがありましたら相談してください。必要に応じて学校でも共有いたします。
意見8
コミュニティバスの最終便は午後5時から6時ぐらいだが、大野城市のコミュニティバスのように午後9時頃でも運行させることはできないか。
回答8
(都市計画課 計画担当)
対応の内容
現在、コミュニティバスは最終便がバスセンターを午後6時50分に出発し、午後7時30分前後に戻ってくるようになっています。
過去に試験的に時間の調整を行ったことがありますが、その時間帯の利用者が少なかったため現状の便数となっています。
なお、朝は始発が午前8時30分ですが、通勤・通学の渋滞時間と重なっており、道路が時間帯により一方通行となっている場所もあるため、大野城市のコミュニティバスよりも遅い時間帯となっています。
その後の対応状況
大野城市のコミュニティバスは、主に路線バスが通っていない箇所で、通勤・通学を目的とした利用者のために運行されていますが、春日市のコミュニティバスは、主に公共・公益施設へのアクセスを確保することを目的に運行しています。
意見9
小学校から児童に対し、外で遊ぶ際は夏場は午後6時に、冬場は午後5時に帰宅するよう指導されているようだが、時計を持っていない子どももいるため、時間が分からないことがあると思う。
昔は地域で帰宅を促す音楽が流れていたが、何かしら子どもたちに知らせるものを流すことはできないか。
回答9
(地域教育課 地域教育担当)
対応の内容
過去の経緯を確認した上で回答いたします。
その後の対応状況
帰宅チャイムは、昭和60年頃、子どもの安全を目的として、小学校(8校)に整備し、平成21年度まで活用していましたが、現在は廃止しています。経緯としては、弱まってきている子どもの自立心や自己判断力の育成という教育目標の具現化にあります。指示待ちの子どもが増えているという憂慮すべき現状を踏まえたとき、自ら考え行動できる子どもの育成は、重要な教育課題となっていました。帰宅チャイムという機器、音源によって、子どもの行動を誘導するという考え方は、子どもの自立心の育成という教育課題に相反します。むしろ、各学校などに設置されている時計を見たり、天候などで日々刻々と変化する夕暮れ時に応じ、子どもが自ら帰宅時間を判断したりすることによって、適切な行動が習慣付くように誘導することが大切だと判断しました。このため、学校運営協議会などで説明した上で帰宅チャイムを廃止しました。
意見10
クリーン作戦により紅葉ヶ丘第3公園の清掃を行った1週間後くらいに業者による清掃が行われたことがある。
清掃時期の調整はどのようにされているのか分かれば教えてほしい。
回答10
(都市計画課 公園担当)
対応の内容
公園の低木の剪定は年2回、除草はもう少し多く行っており、実施時期については委託先の業者が決めています。しかし、クリーン作戦の前に業者の清掃が入ることで、地域の方の負担も軽減されると考えられますので、うまく調整ができないか検討いたします。
その後の対応状況
当該公園の除草は専門業者に年4回委託しており、その年の下草の生育状況に応じて適切に対応するようお願いしています。
また、シルバー人材センターに月1回の清掃と月2回のごみの回収、また、クリーン作戦後にもごみの回収をお願いしています。
個別に対応が必要な場合には、都市計画課公園担当に相談してください。
意見11
今回(令和6年11月6日)の出前トークの開催数が通算812回目であると聞いた。市長が平成11年に就任後、20年以上にわたり、このような取り組みを続けている自治体は春日市の他にないと思う。PRの意味をこめて、出前トークの成り立ちなどを聞かせてほしい。
回答11
(秘書広報課 広報広聴担当・秘書担当)
対応の内容
出前トークは平成13年度から開始しました。当時は人口が急増している時代で、毎年、転入と転出を合わせて2万人近くの人が入れ替わるような状況で、高齢化率が約10.3%と、若くて元気があるまちでした。しかし、反面、人の連帯感や横のつながりが乏しく、この状況を解消するため、まずは行政をもっと身近に感じてもらおうと考えて始めたのが、この「出前トーク」です。
最初の2年くらいは苦情とお叱りばかりでした。それでも粘り強く続けていくうちに、「職員の動きがよくなった」、「職員の対応がよい」という声を聞くようになりました。出前トーク終了後に各部の部長自らが率先して現場を見に行ったり、持ち帰った案件を調べたりすることで、組織全体の活性化につながったものと考えられます。
また、皆さんとの意見交換を重ねる中で、「自治会でやるべきことは自分たちでやっていこう」という声が少しずつ出てくるようになりました。
そして、毎年出前トークを続けてきたことで印象的なことは、平成18年度に家庭用ごみ袋を有料化した際、近隣市では大きな混乱を起こしましたが、春日市ではスムーズに移行することができたことです。出前トークの場などでしっかりと向き合って意見交換をすることにより信頼関係が醸成された表れだと感じています。
これらのように、出前トークの開催により多くの収穫を得ることができ、市民の皆さんにも行政を信頼していただく機会につながっていると考えています。
意見12
白水大池公園の大土居側の駐車場はいつも満車となっている。整備はどのように考えているのか。
回答12
(都市計画課 公園担当)
対応の内容
現在、白水大池公園の再整備を計画しており、白水郵便局の県道をはさんで向かい側の正面駐車場については、駐車台数を増やすことを検討しています。詳細が決まり次第、公表いたします。
意見13
「地域でできることは、行政ではなく地域にしてもらう」という姿勢について、自治会離れが進む中、非常に難しいと感じている。
自治会離れについて対策を講じてもらいたい。
回答13
(地域づくり課 協働推進担当)
対応の内容
自治会の加入者が減ると顔の見える関係が薄くなり、地域全体の防犯面が弱くなるなど、さまざまな問題があり、市も大きな課題として捉えています。
その中で、取り組みの一つとして、転入者に対して地域の活動を紹介するチラシを作成しています。このチラシは自治会への加入申込書も兼ねており、自治会に直接持参するほか、個人情報の取り扱いの同意を得ることができれば市で預かり自治会に渡すこともできます。
また、令和6年度から自治会連合会と協力して始めた春PASS(はるパス)事業では、自治会加入世帯が協力店で特典を受けることができるという取り組みにより、自治会への加入促進を図っています。
今後もさまざまな取り組みを進めてまいります。
その後の対応状況
日々の自治会運営、地域活動、また自治会への加入促進にご尽力いただき、ありがとうございます。
市は、自治会の必要性やさまざまな取り組みを伝えながら、自治会活動へ興味関心を持っていただくことで自治会加入促進を図っており、次のような取り組みも行っています。
- 自治会活動を掲載した「自治会ミニガイド」を公共施設に配置、市ウェブサイトに掲載。
- 自治会改革、各地区の取り組みを掲載した「協働のまちづくりの礎」を作成し、市ウェブサイトに掲載。
- 市報かすがに自治会の取り組み特集記事を年1回掲載。また、毎月1日号で「自治会通信」として自治会活動を紹介。
今後も、加入促進、加入継続につながるよう取り組んでまいります。
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