02_千歳町地区 出前トーク要約記録(令和6年度)
ページID:1014854 更新日 令和6年7月18日
※ 報告書原文をそのまま掲載しています。
意見1
福岡市や大野城市の公共施設には給水機が設置されている。
春日市の公共施設にも給水機があれば、市民が自分の水筒を持ってくることで、ペットボトルや空き缶などのごみが減ると思う。設置について検討してほしい。
回答1
(環境課 ごみ減量担当・環境推進担当、経営企画課 企画担当)
対応の内容
暑熱対策も含めていろいろと考えていく必要があると思われますので、持ち帰り、検討します。
その後の対応状況
春日市においても、一部の公共施設に給水機を設置しています。
給水機設置については、ペットボトルなどの削減の手段になる側面もあるかと思いますが、設置にあたっては、機器の衛生管理や費用対効果などの課題を、施設ごとに個別に検証する必要があり、現時点で、追加設置する予定はありません。
意見2
数カ月前に新聞やテレビで市町村の人口動向が取り上げられていたが、春日市は筑紫地区の中でも今後予測される人口の減少率が高いと報道されていた。
このことについてどのように認識しているか聞きたい。
回答2
(経営企画課 企画担当、都市計画課 計画担当)
令和4年度に実施した人口増減の分析調査の結果によると、春日市に実際に住んでいる方からは、住みよさを非常に高く評価していただいていますが、一方で、春日市に新たに住みたいという人に障壁となっている要因もおおむね分かりました。
一つは、春日市は周りの市と比べて、建物の高さ規制を厳しく設定しています。これは、人口急増に伴う環境悪化を防ぐため、平成8年に建物の高さの抑制を強化したことによるものです。そのため、それまで高かった建物も同じ高さでは建て替えができなくなりました。現在、日本全国で人口減少の局面に立っている中で、この規制により高いマンションが建てられず、規制が緩い近隣市に人が移っている状況です。そのような中、市では令和4年から、春日新50年プランの一つとして、高さ規制の緩和を目指しているところです。
もう一つは、市では昔から住環境を良くするため、光町大土居線の南側などを第1種低層住居専用地域としています。この地域では敷地の面積が165平方メートル以上でないと建物を建てられないという決まりがあります。特に若い人は地価が高い中で広い土地を買うことができない状況です。
規制の緩和をすることで春日市に住みやすくなる一方で、住環境が悪化するのではないかという意見もあると思われます。住環境を保ちながら若い人にも住んでもらえるように研究を続けます。
また、分析の中では子育て支援に関して最も関心が高い項目として、子ども医療費の無料化が上がっていることを踏まえ、市では令和6年10月から高校生世代までの医療費無料化を実施することにしました。これから先の50年を見据えた新50年プランとしてさまざまな対策を打っていますので、都市計画上の見直しも含めて効果が出てくるものと考えています。
意見3
住民の高齢化が進み、千歳町には空き家が多くあるように思う。空き家は環境上や防犯上の問題があるため、その対策が重要である。数日前の新聞にも空き家対策特別措置法に関する記事が掲載されていた。
市では、どのような取り組みをしているのか、あるいは、独自の対策があれば教えてもらいたい。
回答3
(安全安心課 防犯防災担当)
令和3年に実施した実態調査では、市内の建物1万7,143棟のうち、402棟(約2.3%)が空き家または空き家となっている可能性がある建物でした。
住宅需要の高い春日市内で、対策が必要な空き家となる背景には、相続問題など、さまざまな事情がありますので、まずは所有者・管理者に定期的に連絡を取り、適切な管理をお願いしています。
また、相談窓口も設け、希望者にはシルバー人材センターなどを紹介するなどして、適正管理のための支援をしています。
なお、特に状態が悪い特定空き家と言われる家屋も市内には数件あります。特定空き家については、そうなってしまったさまざまなご事情があるため、持ち主などから聞き取りを行うなどしながら、市として適切に対応していきたいと考えています。
意見4
高齢化が進むと、生涯学習も大切になると思う。私も伝統芸能の詩吟をしているが、仲間集めをしようと思ってもなかなか思うように集まらず苦労している。
春日市文化協会にも所属しているが、協会の財政も苦しいようで、市の助成金を増やしてほしいと要望しているが、なかなかそこまで行き届かないと聞いている。そのあたりの話を聞かせてもらい、参考にしたい。
回答4
(文化スポーツ課 文化担当)
対応の内容
ふれあい文化センターでは、ふれあい文化サークルなど、いろいろな学習の機会を提供しています。また、図書館もありますので、興味関心のあるものについて調べることもできます。
文化協会事業の芸術祭や秋の文化祭などは市も協力して行っていますが、今後は単独で実施していた事業を、他の事業と同時に開催するなどして、文化活動や生涯学習の活動をしている人を見てもらったり紹介したりする取り組みを広げていこうと考えています。
また、ふれあい文化センターのみでなく、範囲を市域全体に広げ、他のいろいろな施設と協力して文化協会の活動を広く市民の皆さんに知ってもらうような取り組みも進めていきたいと思います。
その後の対応
日頃から文化協会の会員の皆さんには、さまざまな場面で市の文化事業にご協力いただき、ありがとうございます。
詩吟については、会員が減って厳しい状況であると聞いています。今後の対応について文化協会と協議していきます。
意見5
公民館前の道路だが、非常に交通事故が多い。平成23年から平成24年までに6件の交通事故が起きたことを機に、当時の自治会から市に対して、ゾーン30(車の最高速度を30キロ規制にするもの)にするとともに、車の進入の数を減らすなどといった生活道路に関する対策を提案した。しかし、市からは、それでは駄目だということで、センターラインを無くして1車線にしてはどうかと提案したが、まだできないと言われたそうだ。
平成26年から令和5年までに、さらに11件の交通事故が起きている。それを受けて交差点に塗装してドライバーに対して注意喚起をするという対策を行っている。しかし、事故が絶えないという住民からの声が寄せられている。あらためて市に対して1車線にしてほしいことと、併せて道路の片側に2メートルのグリーンベルトを設けてほしいと要望したが、回答がない。その後の経緯を知りたい。
回答5
(道路管理課 道路管理担当)
対応の状況
当該道路の交通事故を減らすことについては、従前から警察とも何度か協議を行っています。
この道路は外側線といって両端に白線が引かれ、路側帯の幅が約1メートルずつ、片側1車線が3メートルで全幅が8メートルという構成になっています。そのような中で道路の中央線を消すことで、交互通行にはなりますが、道路幅員の構成を変えたらどうかという提案を令和5年にいただきました。このことを受けて、令和5年に春日警察署に対して中央線を消してはどうかと相談をし、その結果を待っている状況です。路側帯にグリーンベルトを塗ることも含めて、再度確認を取ります。
その後の対応
当該道路の中央線抹消については、警察に相談していますが、コミュニティバスやよいが通る路線であることや中央線抹消による車両スピードの上昇などが考えられ、実施には至っていません。再度警察に確認しています。
結果については報告します。
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