12_上白水地区 出前トーク要約記録(令和6年度)
ページID:1015121 更新日 令和6年9月30日
※ 報告書原文をそのまま掲載しています。
意見1
令和5年に整備された上白水公園はグラウンドの水はけもよく、とても良い公園だが、高齢者にとってはトイレが無いことが不安だ。トイレを設置してもらうことはできないか。
回答1
(都市計画課 公園担当)
対応の内容
上白水公園のような街区公園には、市内5カ所にトイレを設置していますが、設置条件として、清掃などの管理を自治会が行う必要があります。
この条件が整えば、設置について前向きに検討いたします。
(自治会長)
この件については、地区のシニアクラブから要望があり、自治会の中で話し合いをしましたが、防犯上の問題があり、また、常に清潔にしておくためには自治会では手に負えません。このため、近くのコンビニや薬局などのトイレを使っていただいており、公園内のトイレの設置はお断りしている状況です。
意見2
(意見1関連)
自治会長から、コンビニや薬局などのトイレを使ってもらっていると発言があったが、そのようなことを可能とするよう協定書などを交わしているのか。
トイレだけを利用する目的で店舗に入ると建造物不法侵入罪に当たり、使用料を請求される場合があると、ある弁護士が話していた。
今の世の中は訴訟社会の傾向が強いため、トラブルにならないように備えておくべきだと考える。
回答2
対応の内容
(自治会長)
協定書はありません。
シニアクラブの会員に対しては、店舗のトイレを利用する際は、許可を得るため店員に一声掛けるよう伝えています。
意見3
出前トークは、市長をはじめ、市の幹部職員に直接質問できる素晴らしい機会だと思っている。
しかし、私は40歳だが、同世代の人の中には、なかなか参加ができない人が多くいると思う。
すべての市民が参加できる機会をつくることは難しいと思われるため、市政に対する声を広く聞くためにはパブリックコメントが有効な手段と考える。
そこで、パブリックコメントを募集する際は、市のLINE(ライン)により案内してほしい。また、可能であれば、パブリックコメントを行うスケジュールも提示してもらいたい。
回答3
(秘書広報課 広報広聴担当、経営企画課 企画担当)
対応の内容
行政の運営に当たっては、市民の皆さんの考えや意見が大切です。
出前トークについては、全35地区で開催していますが、ご指摘のとおり、その日に来ることが難しい方もおられます。そのような場合は、市域全体を対象にした「全体トーク」も開催していますので、ぜひお越しください。
また、パブリックコメントなど、市民の皆さんからの声を聴かせていただく際は、市報やウェブサイトの他、LINEなども活用して情報を発信しているところですが、これからも広報の手段や機会を広げていきたいと考えています。
(自治会長)
上白水地区自治会では、自治会のウェブサイトを作成していますので、ぜひご覧ください。
その後の対応状況
ますます複雑・多様化していく市民ニーズや地域課題に的確に対応していくためには、これからも、市民と行政が力をあわせて「協働のまちづくり」に取り組んでいくことが必要であると考えます。この「協働のまちづくり」の基本になるのは市民と行政との信頼関係です。
春日市では平成13年から800回を超える出前トーク「市長と語る」を通して、市長をはじめ市の幹部職員が、市民の皆さまから市政への提案や要望、相談など、さまざまな意見や情報に耳を傾け、課題の解決につなげてきました。
パブリックコメントは、行政がすでに取り組んでいる個々の計画や制度についての意見を求めるものであり、その充実も必要とは考えていますが、出前トークでは市民生活に身近なことから市政全般にわたることまで、市が未だ検討していないことも含めてさまざまな考えや意見をいただいております。
行政はそれに対し、次のように対応しています。
- すぐにできることは即対応する。
- 時間を要することは、その理由と実施時期を説明する。
- 現状では困難なことについては、十分に説明し理解を求めていく。
このような対応により、「市民が行政に対して意見を言えば、行政は正面から受け止め、確実に対応する」という信頼関係の構築にもつながっています。
この信頼関係の土壌の上に、「自分たちの地域は自分たちで良くしよう」、「地域の子どもは地域で育てよう」という自治会を中心とする地域の皆さまの取組がなされているものと考えています。
意見4
ふれあい文化センターの友の会に入会すると、さまざまな講演のチケットを割引で購入できるなどの特典がある。
以前は、1,500円の年会費を払うと、ふれぶんシネマ倶楽部で上映される映画の無料券が5枚くらいもらえたが、ある年から廃止された。できれば再開してほしい。
また、ふれあい文化センター内のプリマカフェの飲食費も会員割引制度を設けてもらえないか。
回答4
(文化スポーツ課 文化担当)
対応の内容
現在、ふれあい文化センターは指定管理者が運営をしており、さまざまな理由により廃止したものと捉えていますが、指定管理者との協議の場で、ご要望についてお伝えし、魅力ある会員向けサービスについて検討してまいります。
また、プリマカフェについては、市中央部の複合施設の整備を進める中で改修・拡張する計画としていますので、友の会の会員の方や多くの施設利用者が利用していただけるよう考えてまいります。
意見5
放課後児童クラブで働いているが、昔と比べて、落ち着きのない子どもや暴力的な子どもが増えているように感じる。不登校の児童生徒も増えていると聞く。
核家族化や共働き世帯が増えていることで、家族と触れ合う時間が少なくなり、孤独感や寂しさがあるのではないかと考えている。
そこで、地区のサロンやカフェ、アンビシャス広場などにやって来る高齢者や地域の人たちが集まり、子どもを預かることができるような施設を、自治会が地域の中につくることができないか。
回答5
(学校教育課 学校教育担当、地域づくり課 協働推進担当)
対応の内容
幼児期に自己肯定感が低下すると、孤独感からイライラして落ち着かず、行動をコントロールすることができなくなる傾向が高まるといわれています。発達障がいのある子どもが増えていることも関連性があると考えられます。
このため、現在、幼児期教育と児童期教育を円滑に接続できるよう、保育所、幼稚園、小学校が協力して取り組みを進める「幼保小連携」を進めています。
保育所や幼稚園では、幼児教育指針を定め、発達段階に応じた子どもの像を、保育士や幼稚園教諭全員が共通理解するための会合を年2回開催しています。また、就学時に必要な資質や能力を明らかにした「アプローチカリキュラム」を作成した上で、指導を行っています。
そして、小学校では、入学時は15分授業を続け、3週目から20分と徐々に増やし、7月ぐらいに通常の45分として、少しずつコントロールしていく「スタートプログラム」を実践しています。
今後もさまざまな仮説を検証し、効果的な方策を立ててまいります。
(自治会長)
上白水地区では、七夕まつりや餅つき、クリスマス会などの行事を開催して、子どもたちと地域住民の交流を行っています。このような機会を増やしていけるよう努力します。
意見6
(意見5関連)
他市町村で「冒険の森」という子どもの遊びの場を主催している。そこでは不登校の子どもたちが集まり、遊んでいるが、先ほどの意見の中で出た暴力的な子どもはおらず、このような場が春日市でも必要と思っている。
自治会ではなく、行政の長が主導して子どもの居場所や遊びの場を地域につくっていくべきだと考える。
回答6
(学校教育課 学校教育担当、地域づくり課 協働推進担当、子育て支援課 子育て支援担当)
対応の内容
春日市では、地域の特性を生かし、地域独特の取り組みをすることを尊重しているため、行政の長だからという理由で地域を主導することはありません。
なお、教育行政においては、子どもの学びと育ちを保障するセーフティネットづくりを柱にしており、次の3つの目標としています。
- 個の特性に応じた柔軟でしなやかな学びの場
- 発達段階に応じた伸びやかで育成的な指導の場
- 小 ・ 中学校教育にかかるシステムの平準化と幼保小の連携
これらのことも、ご意見のような居場所や遊びの場に抱合していると考えておりますので、今後、広げてまいります。
その後の対応状況
春日市は、市内に4館の児童センターを設置しており、その数は、福岡市と筑紫地区の中では最も多く、県内でも3番目となっています。
児童センターは、満18歳までの子どもを対象としており、子どもたちの遊びの場や居場所として利用されています。
意見7
上白水市営住宅が建設中だが、入居開始時期と入居条件を教えてほしい。
回答7
(管財課 管財担当)
対応の内容
上白水市営住宅は令和6年度に完成しますが、元々住んでいた方に先に入居していただくため、現段階では、追加の募集は行っていません。
その他の市営住宅については、毎年6月に、空き状況により募集を行っており、市報などでお知らせをします。
入居条件については、所得や家族構成などで異なりますので、詳しくは募集要項をご覧ください。
その後の対応状況
上白水市営住宅は36戸整備していますが、もともと住んでいた方が14世帯入居されますので、令和7年度は22戸募集を行う予定です。
意見8
大人も子どもも、近年、活字離れが進んでいるため、読書の推進が必要ではないかと思う。
那珂川市の図書館では、自分が借りた本の記録を機械で記帳できる読書通帳というものがある。春日市でも導入できないか。
回答8
(文化スポーツ課 文化担当)
対応の内容
図書の貸し出し記録を管理できる読書通帳を導入するためには、すべての図書にICタグを取り付ける必要があります。
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、人を介さないようにするため、那珂川市図書館では導入を決断したのではないかと考えますが、春日市の図書館の蔵書数は他市と比較してかなり多くあり、導入経費として3,000~4,000万円が必要となる見込みです。
また、棄損などした図書の更新も月1,000冊程度行っており、ICタグの付け替えも必要になります。
読書推進のために良い取り組みだと考えますが、費用対効果を踏まえ、今後の課題とさせていただきます。
その後の対応状況
ご意見を参考にさせていただきつつ、今後も市民の読書推進のためにより良い取り組みを検討いたします。
意見9
春日西中学校校区の地域は、JR博多南駅から博多駅まで新幹線を利用することで8~9分くらいで往来でき、利便性が高く、住みやすい街である。
令和5年10月には、春日西多目的広場公園がオープンし、敷地内には新幹線の見える丘も整備された。とても素晴らしい公園だと思う。
令和5年度の出前トークで、市から、今後、JR博多南駅から同公園までの歩道をストリートプリント(アスファルトが柔らかい状態で型押しし、色を付け、レンガやタイルに見えるように施す舗装方法)とすることを検討していると説明されたが、ぜひ、多くの人が公園に行ってみたいと感じてもらえるような導線を整備してもらいたい。
また、日拝塚古墳や天神山水城跡、大土居水城跡という国指定の史跡が多く、ウトグチ瓦窯跡もある。このような文化財が存在していることをもっとアピールするため、JR博多南駅を降りた人の目に留まるような総合案内板を設置してみてはどうか。
回答9
(経営企画課 企画担当、都市計画課 公園担当)
対応の内容
春日新50年プランは、市中央部の整備をはじめ、東西南北のエリアごとの活性化により、春日市全体を発展させていくことを見据えています。
上白水地区がある西エリアについては、博多駅からの交通の利便性を前面に打ち出し、博多南駅周辺を中心に活性化させる取り組みを進めます。その一環として、まず始めに春日西多目的広場と新幹線の見える丘を整備しました。今後、春日中央通りまで歩道を整備していく計画としています。
この西エリアが博多南駅の東地区だと感じていただけるような取り組みを進めてまいります。
(文化財課 整備活用担当)
令和5年度に整備した上白水公園の中には、自治会からもアイデアをいただき、文化財の案内看板を設置しました。今後、文化財課が管理する看板の更新や新規に設置する際に、周辺の文化財も併せて紹介できる方法を検討します。
まずは、令和6年度に整備する国特別史跡天神山水城跡(仮)南側土塁広場への設置を検討します。
意見10
夏休みに日拝塚古墳の敷地内で子どもたちのラジオ体操をしているが、草が生い茂っているため、草刈りをしてもらえないか。
回答10
(文化財課 整備活用担当)
対応の内容
日拝塚古墳は国の史跡でありますが、市の文化財管理の部分であれば、市で草刈りを行いますので、現地の確認をいたします。
その後の対応状況
日拝塚古墳は市で管理しております。ご迷惑をおかけして申し訳ありません。
また、ラジオ体操の会場として、ご活用いただきありがとうございます。
令和6年7月24日に現地を確認し、翌日25日に会場となっている箇所の除草を行いました。今後は、夏休み前までに対応いたします。
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