31_天神山地区 出前トーク要約記録(令和6年度)
ページID:1015349 更新日 令和7年1月7日
※ 報告書原文をそのまま掲載しています。
意見1
市は現在、天神山水城跡を整備し、広場をつくろうとしているが、反対である。
過去には2度、火の不始末による出火があった。また、東屋が整備された際は、そこでシンナーを吸う若者が自宅前をふらふらと通り、恐怖を感じた。自宅前に10数本の桜が植えられ、うれしく感じたが、枝が伸びて小枝や葉が家に落ちてくるようになり、すぐに掃除せざるを得ない状態となった。
これらのような問題により、50数年の間、周りの住民はストレスを受けてきた。ようやく静かに生活できるようになったにも関わらず、広場をつくってしまうと昼も夜も人が多く集まるようになり、不安の中で生活をせざるを得なくなってしまう。
回答1
(文化財課 整備活用担当)
対応の内容
天神山水城跡の整備は、多くの人に文化的価値の高い特別史跡を見て知っていただくとともに、地域の皆さんに円満に活用していただくことを目的としています。このため、これまでのような閉鎖的ではない方法として、広場を整備することにしています。
史跡の周りにお住まいの方々が、これまでのことで不安を感じられているかと思われますが、自治会とも協議しながら皆さんが安心できるよう整備してまいりますので、ご理解ください。
その後の対応状況
令和6年11月12日に、自治会長同席の下、発言者と面会し、広場整備に伴う要望を伺いました。要望への対応や整備後の広場利用のルールについて、引き続きご理解を求めていくとともに、自治会と協議をしながら進めてまいります。
意見2
(意見1関連)
午後5時以降には広場に入らないようにするなどのルールをつくってほしいと提案したところ、市からは何かあったら警察に通報してパトロールをしてもらうよう説明を受けた。
しかし、過去も史跡周囲はパトロールするが、中に入って上まで登るようなことはなかったため、解決とはならない。午後5時までという時間制限を設けることについては歩み寄ってもらいたい。
回答2
(文化財課 整備活用担当)
対応の内容
近隣住民の皆さんのご意見をしっかりと聞かせていただき、適切な利用方法について自治会と協議してまいります。
その後の対応状況
(回答1参照)
意見3
(意見1、2関連)
春日中央通りの渋滞を避けるため、公民館側の細い道を裏道として通り抜ける車が多く、広場ができると、そこで遊ぶ子どもの飛び出しによる事故の危険性が高い。
また、以前消防車が御幸ヶ丘交差点から天神山水城跡の方に入ってきた際、史跡周辺の道が狭く、曲がり角で切り返しができずに右往左往していた。道路の幅を広げないと、火災が発生した際の消火活動が遅れてしまう。
これらのような危険性も踏まえ、天神山水城跡の利用価値を高めるような整備をしてほしい。
回答3
(文化財課 整備活用担当)
対応の内容
安全面・防災面など総合的に検討して整備しなければならないと考えておりますので、今後もさまざまなご意見をお寄せください。
なお、史跡周辺の道路を広げることはできませんが、曲がり角については、広場と道路の間に、障害になるような構築物をできる限り設置しないことで、大型車両が通行できるような整備方法を検討しています。
意見4
公民館の事務員をしているが、令和6年4月から9月にかけて、地域住民から自宅敷地内で子ねこが生まれたという相談が何件もあった。ボランティアに9匹保護してもらい、市の助成金を利用して母ねこの避妊手術もしてもらったが、ノミ・ダニの駆除や術後の抗生剤の費用が約5,000円、堕胎費用が1匹につき1,000円かかり、全額をボランティアが負担していた。これらの費用も助成対象としてもらえないか。
回答4
(環境課 環境推進担当・生活環境担当)
対応の内容
市では、「春日市環境保全活動事業補助金制度」を設けており、環境保全やその啓発を目的として活動する団体(5人以上)に対して、年額10万円を上限として補助金を支給しています。令和6年度から飼い主のいないねこの保護活動も支給対象としましたので、この制度の活用もご検討ください。
その後の対応状況
現在の活動状況をお尋ねし、春日市環境保全活動事業補助金制度の説明を行い、地域での保護猫活動について令和6年度から補助金を活用をするための申請書を受理しました。
意見5
天神山地区から白水大池公園西の交差点に向かう道路が、朝に大渋滞となっている。星見ヶ丘の方から通学する子どもたちが横断歩道を利用する間、車が左折できないことが大きな理由である。このため、信号機を歩車分離型に変更することはできないか。
回答5
(道路管理課 道路管理担当)
対応の内容
歩車分離を含め、ご指摘の交差点の渋滞対策について、春日警察署と協議いたします。
その後の対応状況
警察との協議の結果、当該交差点の市道と県道の両路線の渋滞が慢性化していますので、歩車分離信号に変更すると、渋滞をさらに悪化させることとなるため、歩車分離信号への変更は難しいとのことです。
なお、当該交差点の渋滞対策として、警察が状況を見ながら信号サイクルの調整を行っています。
意見6
令和6年の夏、白水大池公園の池に小魚が多く浮いていた時期があった。猛暑が連日続いたため酸欠になったことも考えられるが、池の水自体が汚染されているのではないかとも思った。上水にも使用されていると聞いているので、浄化の状況について尋ねたい。
回答6
(都市計画課 公園担当)
対応の内容
白水池(白水大池公園内の池)は、牛頸川の支川からの取水と雨水による循環のみであり、ポンプ入水などによる浄化は行っていません。このため、十分な水の入れ替えができていないことにより、酸欠となって小魚が死んでしまった可能性も考えられます。
ご意見のとおり池の水は上水にも使用されているため、解決策がないか上水道を管理している春日那珂川水道企業団と協議し、検討いたします。
その後の対応状況
令和6年8月上旬に、白水池のワカサギが大量死し、水面に浮く事象が発生しました。その際に、溶存酸素などの水質検査も行いましたが水質に問題はありませんでした。
原因を調査したところ、ワカサギは水温が29度を超えると生存できない生態があり、当時の白水池の水温が33度と高温であったことが原因と考えられます。
意見7
天神山水城跡の整備について、10年前ぐらいに北側の樹木を切った後に、南側も伐採するという約束をしていたが、南側の樹木は一本も切られていない。担当課内での引き継ぎができていないのではないか。
また、土砂災害警戒区域として指定されているが、石垣を積んでもくれず、草止めをしているだけである。今後、指定が外れる予定はあるのか。
回答7
(文化財課 整備活用担当、安全安心課 危機管理担当)
対応の内容
樹木の伐採は、平成28年度から計画的に行っています。史跡の北側から南側に向かって伐採していますが、現在、南側には至っていません。具体的な時期は明言できませんが、いずれ南側の樹木も伐採いたします。
また、土砂災害警戒区域の指定は県により行われます。急傾斜地の指定を受ける基準は、高さが5メートル以上かつ傾斜が30度以上であり、現在、市内で16 箇所、60余りの地番が指定されています。県による現地の見回りはありますが、ご指摘の場所については指定を外すという話は聞いていません。
なお、国の特別史跡として指定されている場所であるため、市の判断で石積みなどの工事をすることはできません。
その後の対応状況
令和6年11月14日、26日に発言者と面会して詳しく要望を伺い、次のとおり対応について説明を行いました。
- 水城跡南側の計画的な樹木伐採については、2年後(令和8年度)を目途に実施します。なお、面会時に発言者から指摘を受けた支障木については、令和7年3月を目途に計画とは別に対応します。
- 側溝の清掃はこれまでと同様に、適宜対応します。
- 史跡地から発言者所有敷地への落葉の流出対策として、令和7年4月を目途に史跡地の転落防護柵にネットを設置します。
- 土砂災害警戒区域の指定については、ハザードマップを用いて改めて説明しました。
意見8
令和6年の文化祭を見て感じたが、出展されている作品数が非常に少なくなっている。
文化協会の会員が高齢化により多く退会しているが、若い人が入会しないため、活動が活性化していないと思われる。若い人が入会しない理由として経済状況が芳しくないこともあるようだ。
回答8
(文化スポーツ課 文化担当)
対応の内容
ご指摘のとおり、年々作品数が少なくなっていると感じています。若い人の入会が少ないことには、さまざまな要因が考えられますが、文化祭自体のあり方の見直しも必要だと考えます。
展示方法を工夫したり、体験コーナーを増やしたりするなどし、多くの方が文化に関心を持っていただけるよう考えてまいります。
意見9
文化祭に春日市消費者の会として消費生活展を展示していたが、「文化」とはなじまないという理由で、令和元年から出展できなくなった。
現在は、市役所ロビーで12月にパネル展を行っているが、関心を持ってくれる人が少ない。消費者問題をPRできるよう、市の力を貸してほしい。
回答9
(人権男女共同参画課 人権男女共同参画担当、文化スポーツ課 文化担当)
対応の内容
消費者問題は年々大きくなっている中、自らの身を守ることや地域で防犯に取り組むことの重要性が増しています。
会としての活動を活性化させるという課題などについても担当課と共有していますので、さまざまな場面でご協力いただき、啓発活動などに一緒に取り組んでいただきたいと思います。
意見10
白水大池公園にカフェをつくるという話を聞いたが、いつ頃にできるのか。
回答10
(都市計画課 公園担当)
対応の内容
白水大池公園正面駐車場付近でキッチンカーなどによる飲食物販売の実証実験を令和6年10月から開始し、令和7年3月まで行う予定としています。この結果を参考にした上で、カフェなどの飲食店を設置する取り組みを進めていく予定です。
なお、周辺道路は曜日にもよりますが渋滞が多く発生しているため、その対策も併せて講じてまいります。
意見11
天神山公園の四季のみちに、防犯カメラや照明を設置してから犯罪は減少しているように感じる。今後も事前に警察と情報共有して、防犯カメラなどの設置を積極的に検討してもらいたい。
回答11
(安全安心課 防犯防災担当)
対応の内容
地区内で防犯上心配な場所を教えていただいた際は、速やかに警察と情報共有し、自治会と一緒に対策などを考えてまいります。
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