70_六中サミット要約記録(令和6年度)
ページID:1015177 更新日 令和6年10月21日
※ 報告書原文をそのまま掲載しています。
意見1
春日市が今一番力を入れていることは何か。また、それらについて中学生が手伝えることはあるか。
回答1
(地域づくり課 協働推進担当、地域教育課 地域教育担当)
対応の内容
春日市は自治会を核として、市民と行政が一緒になって協働のまちづくりを行ってきました。また、学校・家庭・地域で子どもを育てるコミュニティ・スクールを行い、地域の皆さんには、学校だけでは学べない地域の文化や歴史、地域活動の重要性を子どもたちに教えていただき、春日市は盛り上がってきました。
地域活動を通して助け合ったり、連携を深めたりすることは、人間関係を築いていく上で重要なことだと考えており、市としても地域の皆さんと一緒に取り組む姿勢をこれからも一番大切にしていきたいと考えています。
これから迎える超少子高齢社会の問題は、高齢者を支える人が減ってきていることです。このような社会を誰もが安心して生きていくためには、今まで春日市が行ってきた取り組みをさらに充実させ、地域で助け合う社会をつくることが大切だと考えています。今後も積極的に地域行事に参加していただければと思います。
その後の対応状況
中学生の皆さんには、ぜひ地域の一員として、地域活動に力を貸していただきたいと考えています。
この夏も多くの自治会で夏祭りが行われました。その中で、地域の中学生や卒業生が祭りの準備や運営に携わり、活躍していました。自治会の方々も、そのような行動にとても感謝されています。
これから秋祭りが行われる地域もあります。まずは、参加してみて、地域を知り、そこから、参加だけでなく、地域の一員としてさまざまな行事に関わっていただきたいと思います。
意見2
小・中学校の水泳の授業で、総合スポーツセンターにある温水プールを利用できないか。
水泳の授業は生徒一人当たり年間数時間程度であるにも関わらず、プールの維持費や老朽化によるメンテナンス費には多額のお金が必要である。
また、スポーツセンターの温水プールは室内にあるため、天候に左右されず、熱中症などの心配もない。
移動時にコミュニティバスやよいを利用することで、小・中学生がコミュニティバスやよいを身近に感じ、日常でも利用するきっかけになるのではないか。
回答2
(教育総務課 教育総務担当・施設計画担当、学校教育課 学校教育担当)
対応の内容
現在、大谷小学校では、総合スポーツセンターにある温水プールでプールの休館日を活用して、水泳の授業を行っています。これは、同校のプールの老朽化に伴い、学校のプールの建て替えや改修をするのか、それとも小学校から徒歩で行ける総合スポーツセンターの温水プールを利用するのか、経費のことも含めて検討した結果、対応を決定したものです。
温水プールは、たくさんの市民の方に利用していただいているので、市内全6中学校が利用するのは難しいですが、学校のプールの老朽化は進むので、今後について検討する必要があります。
また、各中学校から温水プールまでは距離がありますので、移動時間を考慮し、授業時間や移動手段についても検討する必要があります。
教職員の働き方改革など、さまざまな課題も踏まえながら検討します。
意見3
SDGsの達成期限である2030年が近づいている。春日市でさらにSDGsに取り組んでいくためには、食について取り組むことがよいのではないか考えている。好き嫌いの改善や食品ロス、環境のために市ではどのようなことに取り組めると考えているか。
回答3
(環境課 ごみ減量担当)
対応の内容
春日市のごみの大部分は紙ごみと生ごみとなっています。
食については、食品ロス(生ごみ)を削減するために、無駄なものは買わない、生ごみは水分を絞って出す、残さないなどさまざまな方法があります。
ごみの処理時は、ごみを燃やすことで大気中にCO2(二酸化炭素)や灰が発生します。これらが環境に負荷を掛けるため、市では市報や市ウェブサイトなどで、ごみの量を減らすように呼び掛けています。
市の環境課では、家庭で使い切れない余った食料を提供していただき、事業者に配布するフードドライブという取り組みも行っているのでぜひ利用してください。
意見4
体育館に冷房を設置できないか。部活で体育館を利用しているが、暑さが原因で倒れたり、集中できず休んだりしている人がいる。地震が発生したときは、体育館は避難所にもなると思う。安全のためにも設置してほしい。
回答4
(教育総務課 教育総務担当・施設計画担当)
対応の内容
これまで市内の小・中学校の教室には計画的にエアコンを設置してきました。令和5年には、市内小・中学校にある全ての多目的ホールにエアコンを設置し、自治会や高齢者、学校開放事業などにも活用いただけるようになりました。また、地震が発生したときの避難所として、多目的ホールを利用することも考えられます。
一方で、体育館にエアコンを設置する場合は、全校一斉に設置しなければ不平等になります。このため、どのような方法があるのかを検討しています。
意見5
放課後に学校で勉強をする場所がない。あっても週に1度だけ図書室が開放されるのみである。
市には市民図書館や公民館があるが、そこには土日に開放してくれる自習室はない。
コミュニティ・スクールの3本柱である学校と地域に自習室を作って、勉強しやすい環境を作ってほしい。
回答5
(教育総務課 教育総務担当、地域づくり課 協働推進担当)
対応の内容
教職員の働き方改革や放課後の部活動などのあり方も踏まえて校長先生と相談したいと思います。
学校以外にも公民館で勉強する手段もあると思いますので、公民館の利用についても検討します。
市民図書館については、以前自習をする人のために開放していましたが、読書を目的に利用している人から図書館が利用できないとの声が強くありました。市でも検討をしましたが、現在は自習をする人には開放を断念している状況です。
その後の対応状況
各地区公民館は、限られた部屋数の中で地域のさまざまな活動が行われる共有の場であるため、自治会に相談する必要があります。学校運営協議会で提案することも一つの方法だと考えられます。
また、放課後に学校で勉強する場所がないとの意見ですので、まずは生徒会活動として、校長など先生たちと協議、議論する方法もあると思います。
意見6
六中サミットは、他の学校の取り組みを聞けたり、他の中学校の生徒と交流ができたりするのでとてもいい機会だと思うが、生徒会役員だけでこの機会をとどめてしまうのはもったいないと感じている。
中学校同士の絆を深め、団結力を高めるため、市内6中学校で学校対抗スポーツフェスティバルを開催してはどうか。人数が多ければ学年ごとや、夏休みに自由参加型で実施してもいいと思う。
回答6
(教育総務課 教育総務担当)
対応の内容
市内6中学校が交流する機会はないので、とてもいい提案だと思います。検討します。
その後の対応状況
各中学校が一致団結し、交流機会が増えるなど、さまざまな相乗効果を期待できるものと考えられます。
しかし、学校対抗スポーツフェスティバルを実現するためには、実施会場の借り受け、大会準備、実施時期、実施における人員配置など多くの課題があります。実現するためには、校長会をはじめ関係各所と協議を重ねる必要があると考えています。
一方で、春日市では毎年9月から11月にかけて「スポーツフェスタ」を開催しています。自治会交流種目としてカローリング、グラウンド・ゴルフ、走ろう大会など、さまざまなイベントを開催しています。このような機会を活用し、各中学校で参加することも可能です。多くの皆さんの参加をお待ちしています。
意見7
休みの人の給食の残飯が全て廃棄されるようになっている。食品ロスにつながるので、全生徒が休みの人の給食を食べられるようにしてほしい。
回答7
(教育総務課 教育総務担当)
対応の内容
残すよりも誰かが食べた方が残食を減らすことにつながり、悪いことではないと思います。学校がそのような取り扱いをしているのは何らかの意図があるかもしませんので、確認します。
その後の対応状況
食品ロスをなくすことは大切な視点です。
しかし、学校に確認したところ、現状としては、食品ロスよりも「食物アレルギー」に注意を要しており、選択制弁当給食を含めて、家庭から持参する弁当でも、おかずの交換などはしないように留意しているとのことです。ご理解をお願いします。
意見8
コミュニティバスやよいは、市内を巡回しているが、それよりも1直線で運行したほうが利用しやすいと思う。
また、利用したい時間にバスが来ないので、本数を増やしてほしい。
回答8
(都市計画課 計画担当)
対応の内容
現在、コミュニティバスやよいの路線は市内に7路線あり、バスの運転士の休憩も含め、1周1時間で運行しています。
それぞれの路線は、公共施設や病院などを時計回りと反時計回りで巡回しています。どの地区からも大谷にあるバスセンターで乗り継ぎができるように運行しているので、1直線での運行は困難です。
現在、西鉄春日原駅から、大谷にあるバスセンターを経由し、JR博多南駅をつなぐ8路線目を検討しています。
なお、公共事業には、福祉の思いが根底にあります。春日市ほど市内を網羅して巡回しているコミュニティバスはなく、移動が困難な方のために、1回当たり100円で運行していますが、実際には500円の経費がかかっています。100円で乗れるのは、市民の皆さんの税金のおかげです。バス導入時は、便利になったとの声をたくさんいただきました。
できるだけたくさん利用いただくことで、運賃の収益が上がり、バスの路線を増やすことにもつながるかもしれません。
意見9
(意見6関連)
小学生の頃、総合スポーツセンターで長縄跳び大会があったが、現在は行われていない。一生懸命縄を跳んで一致団結できた。
中学校の体育会でも競技種目に長縄跳びがあり、団結することができた。
市内6中学校対抗で長縄跳び大会をしてみてはどうか。
回答9
(学校教育課 学校保健担当、教育総務課 教育総務担当)
対応の内容
令和元年まで小学校で長縄跳び大会を開催していました。体力テストで跳躍力が落ちているということで、春日市スポーツフェスタ実行委員会や校長会、各学校で相談した結果、長縄跳びをすることとなりました。それが発展して、各中学校では体育会の競技種目に大縄が取り入れられています。
良い提案をしていただいたと思います。実現に向けて校長会で協議します。
その後の対応状況
中学生の長縄跳び大会を実現するためには、会場までの引率は必要ないと思われますが、実施会場の借り受け、大会準備、審判、実施時の人員配置など多くの課題があります。
実現するためには、校長会をはじめ関係各所と協議を重ねる必要があると考えています。
意見10
市のごみ出しは日暮れからだが、近所に早めにごみを出す人がいる。そのため、カラスなどがごみをあさり、ごみが散乱していることがある。
他県に住んでいたときは、近所にごみステーションがあって、ごみが散乱することがなかった。各地区にステーションを設置してほしい。
回答10
(環境課 ごみ減量担当)
対応の内容
市では、戸別に夜間収集をしています。ステーション方式にすると、ごみ収集車が作業をするために長時間停車することになり、近隣住民の睡眠を妨害してしまいます。
また、高齢者や障がいのある人など、ステーションまでごみを運ぶことが難しい人がいます。そういう方のためにも戸別回収を行っています。
日暮れからごみを出すように市報などで広報に努めていますが、それでもごみの散乱を見つけたり、早く出している人がいれば、市で対応策などを検討しますので、環境課に連絡をお願いします。
その後の対応状況
春日市では、以前はステーション方式でのごみ収集を行っていましたが、マナー違反が発生していました。
ステーション方式ではマナー違反の原因者を特定しづらく、行動の改善につながり難い面があります。
一方、戸別収集ではマナー違反の原因者を特定しやすいため、違反の抑制につながりやすいといった良い面があります。
意見11
春日北中学校の前にある横断歩道に信号がないところがあって、小さな子どもや高齢者が利用するときに危険と感じるときがある。信号機を設置してほしい。
回答11
(道路管理課 道路管理担当)
対応の内容
信号機の設置は警察が管轄となっています。信号機設置には条件がありますので、場所を確認して、警察と協議します。
その後の対応状況
押しボタン信号機設置要望箇所について、次の3カ所を確認しました。
- 精華女子短大前の横断歩道
- 1.から西側に約80メートルの横断歩道
- 日の出児童遊園前の横断歩道
春日警察署との協議の結果、押しボタン信号機は単路部にしか設置できず、いずれも三差路または四差路の交差点のため設置できないとのことでした。
その理由として、いずれの交差点も押しボタン信号機を設置した場合、主道路側の車が赤信号で停車している時、従道路側の車が勢いよく出てきてしまい、横断歩道を渡っている歩行者との事故を誘発してしまう恐れがあるため、設置は困難という回答でした。
また、3.については、日の出町公民館前の信号機から、設置基準の150メートル未満であるため、設置は困難とのことでした。
なお、定周期信号機の設置については、主道路および従道路ともに中央線があることが前提であり、2.および3.は、従道路側に中央線がないため設置できないとのことです。1.については、主道路および従道路ともに中央線がありますが、博多区南八幡アンダーパス側からの車両が、道路高低差の影響で視距の確保が取れず危険なため、設置は困難とのことでした。
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