25_昇町地区 出前トーク要約記録(令和6年度)
ページID:1015259 更新日 令和6年11月15日
※ 報告書原文をそのまま掲載しています。
意見1
過去の出前トークで、陸上自衛隊福岡駐屯地を他の場所に移転してもらうことはできないかという質問に対し、国有地であるため市では対応できないと回答されていた。
過去に移転についての議論をしたことはあるのか、また、今後議論する考えはあるか尋ねたい。
回答1
(総務課 総務担当、安全安心課 防犯防災担当・危機管理担当)
対応の内容
自衛隊の駐屯地は、国の平和と安全を守るための重要な役割を担う国直轄の施設であり、一自治体が移転することを要請する立場にはないと考えます。
春日市としては、自衛隊の施設があることで、毎年の防災訓練への参加・協力など、さまざまな面で地域に貢献いただいておりますので、ご理解をお願いします。
意見2
県道31号線の一部の区間は、中央線変移(リバーシブルレーン)となっているが、これは平成2年の「とびうめ国体」の開催に合わせ、暫定的に実施されたものだと聞いている。
しかし、その後34年が経過して、いまだにそのままとなっており、慢性的な渋滞が引き起こされており、改善することはできないのか。
また、令和5年度の出前トークでの同じ意見に対し、寺田池から須玖を結ぶ道路の新設に向けて注力する旨回答されているが、あと何年くらいで開通できるのか。
回答2
(道路管理課 道路建設担当)
対応の内容
ご意見の中にありました新設する道路は、現在、県が整備を進めている長浜太宰府線という都市計画道路です。
県の試算によると、県道31号線の拡幅整備をするよりも、長浜太宰府線を開通させる方が、施工上早く、かつ、経費的にも安価に抑えられます。このため、市が負担する必要がある費用についても準備し、可能な限り早く完成できるよう、県に要請しているところです。
進捗状況については、未整備区間が約1.9kmあり、そのうち、北側の福岡市との市境から須玖南3丁目までの420mの須玖北工区は、現在、市が用地交渉を行っており、令和5年度末時点では約58%の買収を完了しています。事業期間は令和6年度末までの予定でしたが、事業の遅れにより、令和11年度まで延伸されています。また、その南側の須玖南3丁目から須玖南6丁目までの720mの須玖南工区については、令和6年度中に事業認可を取得し、事業が着手されることになりました。事業期間は、令和15年度までの予定です。令和6年度は、その準備のための路線測量が実施される予定であり、令和6年8月4日には、地元の須玖南地区で地元説明会が開催されました。
なお、須玖南工区の事業開始については、市報かすが令和6年10月15日号の裏表紙にも掲載しますので、ご一読ください。
意見3
塾に通っている子どもたちの保護者からの要望ではないかと思うが、春日市では学校で宿題を出さないとする動きがあると聞いている。
保護者の声については、どうしても経済的に豊かな家庭からの声を吸い上げてしまう傾向にあるように感じるが、厳しい状況に置かれている子どもたちの学力保障をどのように行っていくのか、考えを聞きたい。
また、不登校対策に関しては、学びの場は学校だけでなく、いろいろな学び方があると思うので、その点も含めて考えてもらいたい。
回答3
(学校教育課 学校教育担当)
対応の内容
児童生徒は、学校の授業が途中で分からなくなっても学年は上がっていくため、勉強の積み残しが生まれることで、不登校の大きな原因にもなります。このため、令和6年から「履修主義」に「習得主義」を加味させようと、「自由進度学習(児童生徒自身で学習計画を立てて学習を進める方法)」を取り入れました。この一環として、学校の宿題は、プリントをいくつか準備するなどして、児童生徒の特性や能力に応じたものや量を自ら選択させることとしています。その上で、理解が十分でないと思われる児童生徒を教師が把握し、授業時間の中でしっかりと教えていくことで、学力を保障することとしています。
また、子どもたちの学びについては、市では、「エデュケーションかすが」を掲げ、「個の特性に応じた柔軟でしなやかな学びの場」、「発達段階に応じた伸びやかで育成的な指導の場」、「小 ・ 中学校教育にかかるシステムの平準化と幼保小の連携」の3点を基に、「子どもの学びと育ちを保障するセーフティーネットづくり」を教育目標とし、多様な学びのあり方を進めています。その中で、春日市では、令和5年度から令和9年度までの「不登校等総合対策5カ年計画パート3」として、スクールソーシャルワーカーの増員や就学前からの幼児教育指針の打ち立て、特別支援教育の強化などにより、インクルーシブ教育を実践してまいります。
意見4
出前トークの市からの出席者を見ると、部長級職員9人のうち女性職員が2人しかいないことについて、残念に思う。
回答4
(総務課 人事担当)
対応の内容
春日市の職員のうち、女性職員は部長級で22.2%、課長級で30%弱、係長では35%となっています。
市では、春日市特定事業主行動計画を策定しており、管理的地位にある職員に占める女性の割合を、令和7年度までに30パーセント以上とすることを目標としています。一足飛びにはなかなか進みませんが、歩みを止めずに進めていきたいと考えています。
なお、近年の職員採用試験の受験者や採用者は、女性の方が多い年もあり、性別に関わらず、優秀な職員を採用しているところです。
意見5
市役所で戸籍関係書類の交付を受けた際、戸籍には元号のみが記載され、住民票には西暦が併記されていたことに統一感がないと感じた。
また、弟と弟の妻と一緒に市役所に行った際、窓口で弟の妻に対して「長男さんのお嫁さんですか」と尋ねられたことについて、「長男」や「長女」など、「長」を付けて呼ぶことや「嫁」という言葉を使う古い慣習がいつまで続くのだろうかと感じた。
回答5
(市民課 受付戸籍担当)
対応の内容
当日の回答なし。
その後の対応状況
戸籍の記載は、年月日については和暦(元号)で、婚姻事項などの身分事項において外国人の生年月日を表す際は西暦で表記します。住民票の記載も、戸籍や在留カードの記載に倣い、外国人の生年月日や在留期間満了日については西暦表記、それ以外の年月日は和暦で表記します。どちらも法律などで定められています。
窓口での確認においては、年齢や国籍など、さまざまな属性の方に対し分かりやすい言葉遣いを心掛けています。その中でご指摘のような説明の方がお客様に伝わりやすい場合もあります。ご理解をお願いします。
意見6
コミュニティバスに、お年寄りの方がカートを持って乗っている姿をよく見るが、ステップが高いため、乗り降りが大変そうである。先日は、家族が持参した木の箱で踏み台をつくって乗車している姿も見た。
もう少しステップを低くすることはできないか。
回答6
(都市計画課 計画担当)
対応の内容
コミュニティバスの運行は、西鉄バスに委託しており、現在の車両についてはしばらく使い続ける予定であるため、早急に車両自体を改良することは難しい状況です。
乗降時の不便さについては、車両の改良を伴わない何らかの形で改善できないか、西鉄バスと協議して検討します。
その後の対応状況
運転手に声をかけていただければ、運行に支障がない範囲で乗降の手助けをすることが可能です。
また、現在の車両は乗降口の開口幅や乗り降りの段差に配慮したノンステップバスを採用しています。
意見7
教員免許を持っていない地域コーディネーター(地域学校協働活動推進員)などの学校従事者に、テストの採点などの手伝いをしてもらうことで、教職員の人手不足を解消することができるのではないかと思うが、どうか。
回答7
(地域教育課 地域教育担当、教育総務課 教育総務担当)
対応の内容
現在、県の補助事業を活用し、教員免許を必要としない「教員業務支援員」を、各小中学校に1人ずつ配置しています。「教員業務支援員」は、学校行事の準備補助や授業の準備などを担い、学校現場からは、とても助かっており、人員の増員や継続した配置を望む声は届いています。今後、国の動向を注視しながら、配置してまいります。
なお、地域コーディネーターは、地域の人材を学校のカリキュラムなどに紹介するなど、学校と地域や保護者とのつなぎ役として従事していますが、ご提案いただいたような視点も含め検討いたします。
その後の対応状況
春日市では、地域コーディネーターをコミュニティ・スクールの推進のために配置しており、コーディネート(ボランティア募集や外部講師との連絡調整)などを行っていただいています。例えば、既に多くの学校では、学習用プリントの丸付けボランティアの募集などを地域コーディネーターが行っていますので、このような形の支援については、遠慮なく地域コーディネーターにご相談ください。
意見8
知人が自宅の庭で子ねこが生まれたため、困って市に相談した際、親切に対応してもらったが、最終的には市では殺処分も引き取りもできず、何ら具体的な回答をしてもらえなかったそうだ。
結局、自分でいろいろ調べて、地域ねこの活動をしている団体を見つけ、引き取ってもらうことができたようだが、このような活動をしている団体などを数件でも教えてもらえたら良かったと思う。
回答8
(環境課 生活環境担当)
対応の内容
ねこは、愛護動物として法的に位置付けられていることから対応について難しいところがあり、環境課の職員には常々、相談をされた方や地域と一緒に考えるよう伝えています。市では、地域ねこの活動をしている団体も把握していますので、相談を受けた際に紹介できるようにしておく必要があったと考えます。ただし、活動をしている方が手一杯であったり、高齢になられていたりして負担を掛けてしまうこともありますので、そのような情報も併せてお伝えしながら、一緒に考えていけるようにいたします。
その後の対応状況
市では地域ねこの活動をしている団体は把握していますが、引き取りなどの活動までは把握しておりません。地域ねこの活動は手一杯である状態の可能性がありますので、引き取りができるかを確認する必要があります。現在、引き取りなどの情報を収集しているところです。ねこの件で困った場合は、まず市環境課にご相談ください。
意見9
セブンイレブン春日昇町1丁目辺りから弥生地区の県営竹の本団地の方面に向かう狭い道を、小中学校の登校時間にとても早いスピードで走行する車が多い。危険であるため、何らか対策を講じてもらえないか。
回答9
(道路管理課 道路管理担当)
対応の内容
ご指摘の道路は以前から車の通り抜けが多いとの声が寄せられており、通学路にもなっているため、現地調査の上、春日警察署と協議を行っています。
対策の方法が決まり次第、自治会長を通して報告いたします。
その後の対応状況
当該道路を通る車両の速度抑制対策として、グリーンベルトと路面標示の設置を検討しています。
意見10
3年くらい前に、昇町1丁目でアライグマが出没したため、市の環境課に通報したところ、自身で駆除するよう言われた。
また、最近はアナグマが出没しており、私も目撃した。繁殖すると怖いので、何とか市で対応してほしい。
回答10
(環境課 生活環境担当)
対応の内容
アライグマもアナグマも許可を受けた業者などでなければ捕獲や殺処分をすることができないため、ご自身で駆除していただくという案内については、何かしら説明が不足してうまくお伝えできなかったものと思われます。
なお、特定外来生物に指定されているアライグマは、令和6年度になって市内での出没数が非常に増えており、目に見えないところで繁殖を続けているものと考えられます。現在、市で駆除や処分の対応をしていますので、発見された場合は危険であるため近寄らず、市に通報してください。
その後の対応状況
アナグマは鳥獣保護法により市の職員では捕獲できません。
ただし、人や財産への被害がある場合は、市の許可を受けた業者による捕獲が可能です。家でのアナグマ被害があった場合は業者を紹介しますので市環境課にご相談ください。
なお、特に被害がなく目撃のみでの捕獲許可はしていません。
また、人への危害の危険性が高い状態であれば市や警察に通報してください。
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