15_サン・ビオ地区 出前トーク要約記録(令和6年度)
ページID:1015125 更新日 令和6年10月2日
※ 報告書原文をそのまま掲載しています。
意見1
子どもが外で遊ばないという新聞記事を見た。コロナ禍(か)の影響もあるだろうが、社会性を身に付けるためには、外で遊ぶことが大切だと思っている。
大人である私たちがそのことを認識する必要があるのではないか。
回答1
(教育総務課 教育総務担当、学校教育課 学校保健担当、地域教育課 地域教育担当)
対応の内容
ご意見のとおり、子どもたちが外で遊ぶということは、友だち同士や先輩・後輩とルールを共有しながら社会性を身に付けていくことができる側面があると認識しています。
しかし、現在は小学校入学前からスマートフォンやゲーム機を買い与えられ、外でみんなで遊ぶよりも、家の中で一人で過ごす子どもが増えています。
また、日本の教育は同年齢で学校生活を続けるため、異年齢の子どもと交流する機会が少なく、共働き世帯も増えていることから、一人で過ごさざるを得ないという状況にもなっています。
根本的な解決策を見いだせない状況ですが、天候が良い時は、可能な限り外で遊ぶことを推奨してまいります。
意見2
中学校のパソコン部に所属しているが、令和6年5月9日に、ウインドウズのパソコンが全て市に回収されたことで、現在は個人に配布されているタブレット(クロームブック)を使用して活動を続けている。
しかし、ワードやエクセル、パワーポイントを使うことができず、搭載されている似た機能では、これまでのような作品を思うように作れず、部員が10人退部した。新入生が5人入部してくれたが、既に2人が退部し、私たちの学年で廃部になるのではないかと心配している。
パソコン部用のパソコンを設置してもらいたい。
回答2
(教育総務課 施設計画担当)
対応の内容
国が推進するGIGA(ギガ)スクール構想の下、春日市でも児童生徒がタブレット端末を一人一台利用できるよう環境を整備し、それまで授業で活用していたデスクトップ型のパソコンはレンタル契約が終わるタイミングで全て撤去しました。
ご意見のとおり、配布しているタブレット端末(Chromebook(クロームブック))に搭載されているGoogle(グーグル)スライドやGoogleドキュメントといったワードやエクセル、パワーポイントに似た機能では便利さが劣るものと考えられますが、複数人で同時に編集できるという利点はあります。
また、現在、動画やスライドなどの作成を無料でできるcanva(キャンバ)のようなツールが出てきています。活用できるツールについては、情報を収集、整理しながら、随時各学校に情報提供いたします。
意見3
体育館にエアコンを設置してもらいたい。特に、夏は熱中症対策のために必要不可欠だと思う。
回答3
(教育総務課 施設計画担当)
対応の内容
小・中学校の体育館にエアコンを設置するための国の補助事業がありますが、次の2つの課題があります。
- 建物の外壁などに断熱材を入れる必要があり、エアコンを設置する以上に費用がかかる可能性がある。
- 老朽化が進んでいる体育館は建て替えないと補助を受けることができない。
このような国の補助事業の内容を詳細に分析しながら慎重に検討する必要があります。
なお、春日市の小・中学校には、他市町村にはない「多目的ホール」があります。この多目的ホールにエアコンを導入しましたので、まずはその積極的な活用を進めていくとともに、活用状況やエネルギー使用量などの費用対効果を検証し、小・中学校の体育館の設備を研究してまりいます。
意見4
中学校の時制が変更となり、部活動の時間が短くなった。変更前のように部活動の時間を十分に取ることができるようにしてほしい。
回答4
(学校教育課 学校教育担当・学校保健担当)
対応の内容
現在、教員の働き方改革が求められています。文部科学省のガイドラインでは、教員の超過勤務時間の上限は、年間360時間以内とされていますが、令和5年度の春日市の中学校教員の超過勤務時間は年間600時間と、上限を大きく超えました。
年間の授業時間数は決められているため、教員の超過勤務を抑えつつ、ご意見のように部活動の時間を確保するための方法としては、朝自習の時間を無くし、時制を繰り上げることが考えられます。また、県内の他自治体では夏休みを25日と短くし、その分、1日当たりの授業時間数を短縮したという例もあります。
なお、現在、部活動の地域移行も求められており、春日市では平日はこれまで通りの部活動を行い、休日は教員の兼職兼業と地域の指導者の導入により実施することを検討しています。
意見5
市長が誇る春日市の魅力は何か。
回答5
(地域づくり課 協働推進担当、秘書広報課 秘書担当・広報広聴担当)
対応の内容
一言で言えば、立派な方が多くいらっしゃることです。春日市には全35自治会がありますが、どこの自治会でも地区の事業を行う際は、その地域の皆さんの多くの声を聴き、楽しく有意義な活動となるよう努力されています。
現在、インターネットやSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)などの普及により、他人に対して平気で誹謗(ひぼう)中傷をし、それが表に出る時代となっているため、さまざまな人の意見を取りまとめることは非常に難しくなっています。しかし、それを実行する度量がある方が多くいらっしゃることが春日市の魅力だと感じています。
意見6
超高齢社会が進んでいるということは分かるが、現役で働いている世代の人は増えているのか。
回答6
(経営企画課 企画担当)
対応の内容
現役世代の人口は減少しています。分数で例えると、分子として支えられる高齢者が増加し、分母として支える現役世代の人が減少している状況です。
意見7
コミュニティ・スクールの取り組みは素晴らしいと思っているが、小・中学校の教員や地域住民に負担がかかり、無理をしているのではないか。
回答7
(地域教育課 地域教育担当)
対応の内容
コミュニティ・スクールは、この春日北中ブロックの小・中学校を起点に、全市へ広がっていき、地域の応援態勢があって、現在20年目を迎えています。
市の教育方針としては、小学生には地域の方にたくさんかわいがってもらい、中学生になったら地域の行事などに積極的に参画することを促すことで、コミュニティ・スクールで育った子どもたちに、将来、地域を支える人材になってもらえるよう取り組みを進めています。
また、少子化が進んでいる中、子ども同士で遊ぶことも減り、一人で過ごす時間が多くなっていることから、人として大事なものが育たないのではないかと危惧しています。このため、できる限り地域の皆さんに、学校で学べないような地域の歴史や文化、取り組みなどを教えていただくことを通して、子どもたちの豊かな成長につながるものと考えています。
その後の対応状況
子どもたちと関わっていいただいている方の中には、やりがいを感じている方も多く、大変ありがたく思っております。
一方で、コミュニティ・スクールの取組において教職員や地域の方々に協力をお願いする点があるのは事実です。このため、市では負担軽減のため、全ての小・中学校に地域コーディネーターを配置しています。地域コーディネーターには、連絡調整、情報発信、ボランティアの確保などの役割を担っていただいており、教職員および地域の双方から「助かっている」と、高い評価をいただいています。
また、今後も無理なく持続できるコミュニティ・スクールとするためには、負担が大きいと認識されている取組があれば、特定の関係者に負担が集中することのないよう、学校運営協議会で学校・家庭・地域の役割分担などに関する協議を丁寧に行っていただくことが重要であると考えています。引き続き、学校および学校運営協議会と認識を共有するよう努めてまいります。
意見8
令和6年7月に開催されたスポーツフェスタのカローリング大会で、サン・ビオ自治会所属のチームが優勝した。
令和5年10月に開催されたスポーツフェスタでも、グラウンド・ゴルフ大会で優勝し、カローリング大会では準優勝した。
優秀成績者として飲食物などの商品をもらったが、参加者同士で喜びを形として残すため、消耗品ではなく、表彰状を授与してもらえないか。
回答8
(文化スポーツ課 スポーツ担当)
対応の内容
スポーツフェスタの景品は、市内のさまざまな協賛企業から提供された飲食物や飲食券などとしているため、後に残らないものが多い状況です。
今後、表彰状の授与などについても検討いたします。
その後の対応状況
スポーツフェスタは、主に市民の皆さんの交流を目的として開催しており、上位入賞者に協賛商品の授与という形で表彰してまいりました。
しかしながら、参加される方にとって、順位を競うこと、また上位入賞者にはそれが形として残ることも大切であることから、表彰状を授与する方針について、実行委員会での了承を得た上で、令和7年度以降対応してまいります。
意見9
配布資料の中に、「健康長寿ダイアリー」という冊子がある。この冊子には、フレイル予防のことや健康寿命、脳活のことなどが掲載されている。高齢者の健康に役立つ情報であるため、参加者の皆さんは一度読んでもらいたい。
回答9
(高齢課 高齢者支援担当、健康課 健康づくり担当、国保医療課 医療担当)
対応の内容
当日の回答なし。
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経営企画課 企画担当
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