全体トーク(障がい者対象) 出前トーク要約記録(令和元年度)

ページ番号1004365  更新日 令和元年11月15日

意見1

夫と子どもが障がい者で、4人世帯だが、現在の住居は手狭で、家賃も高い。夫も80歳を超え、経済的な負担が大きい。市営住宅の部屋が空いていると聞いたが、入居するにはどうしたらよいか。また、障がい者に対して、入居に関する優遇措置はあるのか。

回答1

(高齢課 高齢者支援担当)

現在、市営住宅は計画的に建て替えを行っており、建替予定の市営住宅入居者の一部移転先として空室を確保しています。建替工事に伴う入居者の移転先が確定次第、速やかに入居者募集を開始する予定です。市営住宅の入居者募集は、応募者登録を行い、抽選を行います。抽選番号は応募された1世帯に1つ割り振りますが、入居者または同居者に、身体障害者手帳を所持し、4級以上の障がいがある方や重度または中程度の知的障がい者(療育手帳Bの軽度は除く)などに該当する人がいる場合は、抽選番号を3つ割り振る優遇措置をしています。県営住宅への入居も、倍率が高く、難しいことが予想されますので、家賃が安い所の紹介などができるかどうか、情報収集いたします。

意見1の経過・補足

(管財課 管財担当、福祉支援課 障がい担当)

居住支援に関する情報収集を行い、令和元年7月10日に発言者の自宅を訪問し、説明しました。また、福岡県の指定を受け、住まいに関する相談や支援を行う「居住支援法人」に連絡し、発言者が同法人に相談できるよう調整しました。

意見2

難病により、全面介助が必要な寝たきりの子を在宅介護しているが、在宅支援の使いづらさを感じたり、親亡き後や親が病気になった時の受け皿がないことに不安を感じている。春日市からの障がい児者対象のアンケートでは、重症心身障がい児者の答える箇所が少ない。重症心身障がい児者の現状を知ってもらうため、重症心身障がい者対象のアンケートを実施してほしい。アンケートの原案は考えているので、送付など、春日市に協力してもらえないか。

回答2

(福祉支援課 障がい担当)

障がいにもさまざまな分野があり、障がいの種別ごとにアンケートを実施するのは、難しいと考えます。すでに案を作成されているとのことなので、見せていただき、検討いたします。

意見2の経過・補足

(福祉支援課 障がい担当)

障がい児(者)親の会メンバーとの協議日程を調整中です。令和元年8月中に協議の場を設定し、アンケート案を踏まえ、検討、協議を行う予定です。

意見3

子どもは人工呼吸器を使用しており、災害時の避難も、人手がなければ困難であり、自助努力のみでは限界がある。医療機器を使用している場合は、一晩の停電でも命に係わる。春日市は、重症心身障がい児者への家庭への災害時対策はどのように準備しているのか。発電施設がある病院へ行くことが必要だが、個人では難しいため、春日市で病院と事前に交渉してもらえないか。

回答3

(福祉支援課 障がい担当)

第一時避難所は公民館となっています。春日市職員を配置し、受け入れ態勢が整ってから、適切な福祉避難所に案内します。発電施設のある病院なども把握しておりますので、情報提供などを行っていきたいと思います。また、年末に行っている防災運動会の中で、重度心身障がい児者を対象としたメニューができるか検討したいと思います。

意見4

障がいのある人が地域で生きていくための基幹センターや地域生活支援拠点事業については、手をつなぐ育成会の会員と、はるかぜを設立するなどの活動をしてきたが、社会福祉法人や事業所だけでは難しい。行政と事業所と当事者団体と一緒に考えていきたい。

回答4

(福祉支援課 障がい担当)

情報交換しながら、連携して、良いものを作っていきたいと考えています。

意見5

障がいがある人は、子どもに興味があって校庭を見ているだけでも不審者扱いされ、通報される。アプローチされたことが理解できず、暴れることもある。防犯対策についても、障がいがある人についての理解を深めることを考えながら行ってほしい。

回答5

(福祉支援課 障がい担当、学校教育課 学校教育担当)

春日市議会でも、ヘルプマークを付けてみてはどうかとの提案もありましたが、自分が障がい者であることを知らせることに抵抗がある人もいらっしゃいます。全人口の約1割の人は、何らかの障がい、または配慮が必要な状況にあります。障がい者が不審者扱いされるとのご指摘については、学校教育を含め、障がいについての理解を深めるための周知・啓発に努めてまいります。また、情報交換の場を設けるなどの検討をします。福祉ぱれっと館の交流スペースは、誰でも自由に入って来られる大切な場所です。入ってきた人を不審者と見ると、壁ができてしまうため、注意を払いながら対応してまいりますので、ご協力をお願いします。

意見5の経過・補足

(福祉支援課 障がい担当、学校教育課 学校教育担当)

教育現場では、小学校からの人権教育に加え、学校生活全体を通して、子どもたちが、障がいの有無にかかわらず、互いを認め合えるよう、さまざまな取り組みを推進しています。

意見6

春日市には、グループホームが3カ所で、うち2カ所は、利用が女性のみなどの制限があり、土日や長期休暇は自宅に帰る必要がある。また、終末期の見守りや重度の人は入居できないため、手をつなぐ育成会の仲間は利用しづらい。最後まで看取りができ、重度の方や男女も同じように利用できるグループホームを作ってほしい。

回答6

(福祉支援課 障がい担当)

春日市は、地価が高く、土地もないため、施設の確保が困難であり、また、人材確保や支援計画作成等の運用面での課題も想定されるため、春日市がグループホームを直接運営することは困難です。春日市では、必要に応じて、社会福祉法人やNPO法人への情報提供や、運営資金の助成も行っておりますが、設置が困難なことをご理解ください。

意見7

基幹相談支援センターと障がい者の地域拠点は、筑紫地区5市が共同で設置すると聞いているが、遠くまで出掛けて相談することは難しい。春日市独自で相談できる場所を作ってほしい。

回答7

(福祉支援課 障がい担当)

春日市は、直接嘱託職員を雇用し、相談に応じています。なお、春日市内での基幹相談支援体制の整備を検討中です。相談の受け入れ体制が整いましたら、障がい者団体などにも情報提供を行ってまいります。

意見8

若草住宅に居住している10人程度のグループでお茶会などを行っており、その活動資金の一部として、自分たちが使用した空き缶を収集、売却して資金調達していたが、住宅建替え後、収集した空き缶を置く場所がないので、ゴミ置場スペースを仕切り、空き缶置場を作ってほしい。

回答8

(管財課 管財担当)

持ち帰り、検討します。

意見8の経過・補足

(管財課 管財担当)

任意のグループに対して、住宅施設の使用は認めていませんが、この要望が若草住宅の住民の皆さんの総意としての要望であれば、検討することは出来ますので、皆さんで相談していただくよう、令和元年7月9日に発言者に伝えています。

意見9

散歩中に具合が悪くなった人を見かけ、119番通報したが、地名も分からず、近くに目印になるような物がない所だった。説明に苦慮していると、近くに電柱がないか聞かれた。電柱に番号があり、場所を特定できることを知らなかったので、皆さんにも知ってもらったらよいのではないか。

回答9

(安全安心課 消防防災担当、防犯安全担当)

消防関係は、携帯電話の位置情報で、場所を特定することができます。電柱には、九州電力とNTT番号のいずれか、または両方が付いています。電柱の他にも位置が特定できる手段がないか、消防本部にも確認し、市報などでお知らせするように検討いたします。

意見9の経過・補足

(安全安心課 消防防災担当、防犯安全担当)

情報提供いただき、ありがとうございました。通報の際には、慌てず、通信指令の指示に従ってください。位置の特定手段の周知について、消防本部と協議した結果、講習会などさまざまな機会を活用して周知を図ってまいります。

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