60_全体トーク要約記録(令和5年度)

ページ番号1013754  更新日 令和5年12月19日

※ 報告書原文をそのまま掲載しています。

意見1

JR春日駅の地下道(千春地下道)は自転車に乗ったまま侵入する人がおり、逆走や追い越しをしていて危ない。

スロープの中央部に手すりを付けて、上りと下りの人が接触することを物理的に阻止してほしい。

回答1

(道路管理課 道路管理担当)

対応の内容

千春地下道では自転車から降りて押すように案内していますが、守られない方がいるようです。

手すりを設置し、道幅を狭めることが可能か、現地を確認し、検討します。

その後の対応状況

千春地下道は、路面標示やコーナー部にポストコーンを設置して、通行部分を上りと下りに区分けしています。

スロープ直線部は、構造物による区分けを行っていないため、ポストコーン等の設置を検討します。

意見2

市商工会横の伯玄社は公園なのか緑地なのか分からない。名称を付けてほしい。

また、伯玄社遺跡の看板を設置しているが、その看板にお社が移動した距離が18メートルとあるが、正しくは、14メートルである。また、お社が移動した方角についても西とあるが、正しくは南西である。訂正してほしい。

伯玄社遺跡にてボランティアで清掃活動を行っているが、ペットのえさやフンが散乱している。市が設置したと思われる注意喚起の貼紙が剥がれている箇所がある。対策を講じてほしい。

回答2

(文化財課 整備活用担当、環境課 生活環境担当)

対応の内容

伯玄社は、重要な民俗文化財ですので、様々なご意見を踏まえ、その位置付けについて検討していきたいと考えています。

看板についても確認し、誤りがあれば訂正します。

えさやりをされている方がいると思われますが、動物愛護法によりやめさせることができないのが現状です。市としても引き続き注意喚起を行っていきます。

また、注意喚起の貼紙については現地を確認し、再度貼り直します。

その後の対応状況

伯玄社の看板の内容については、以前も発言者の方が奴国の丘歴史資料館に来館されて、同様のご指摘をされたことから、内容については正確であることをご説明し、ご理解をいただいているものと認識しておりました。

今回、あらためてご指摘をいただいたことから、令和5年11月14日に発言者の方に電話し、内容については誤りでないことから看板の訂正は行わないことをお伝えし、ご理解をいただきました。

猫への置きえさについては、発言者の方が令和5年10月25日に環境課にご相談されたことを受け、環境課と連携しながら注意喚起のポスター等の設置を行い、巡回の回数を増やすなどの対応を行っています。

現在のところ、巡回中は問題がない状況ですが、猫へのえさやり等をされているところを目撃した場合には、当地を管理する文化財課から相手方に適切な対応を求めてまいります。

意見3

市報かすが令和5年10月15日号の市の財政状況の記事(春日市の家計簿)で、以下2点について理由を教えてほしい。

  1. 令和4年度の市債発行額が9億7930万円だったのに対し、令和4年度の市の公債費(借金の返済額)が27億486万円と記載がある。その差額となる約17億2000万円の市債が減少すべきだと思うが、7ページの市債発行額と残高の推移の表にある、市債残高が約16億2000万円しか減少しておらず、17億2000万円と比較すると、約1億円の差が生じているのはなぜか。
  2. 基金残高が年々増加しているとのことだが、市債の発行額は9億7930万円と大きく、ローンするのは妥当だと思う。しかし、市債発行額の内訳を見ていると金額が小さいものがある。わざわざ市債を発行する理由を教えてほしい。

回答3

(財政課 財政担当)

対応の内容

  1. 差が生じていることについては、繰り上げ償還が含まれている可能性があります。こちらは持ち帰り、確認して回答いたします。
  2. 事業を実施するに当たっては、市が単費として支出するもの、国等から補助金や交付金が充てられるもの、市債として支出するものの3つがあります。その中で市債は、市の借金という形だけではなく、将来的に地方交付税として市に戻ってくるものがあります。市の財政運営に有利な状況を検証し、どういった形で支出するかを選定しています。わずかな部分であっても市債を発行することで、より有利に財政を運営ができると判断した場合は、市債を使いながら事業を推進しています。

その後の対応状況

市報かすが令和5年10月15日号に令和4年度決算(春日市の家計簿)をお示ししております。ご指摘のありました令和4年度末の「市債発行額と残高の推移」(7ページ)と歳入(4ページ)、歳出(5ページ)で示された「市債の発行額と返済額」との間に約1億円の差が生じている理由につきましては、次のとおりです。

歳出(5ページ)の公債費(借金の返済)27億486万円につきましては、市債元金の返済額約25億9800万円の他、償還金利子等の支出額約1億700万円が含まれたものです。このことから約1億円の差が生じているものです。

市債残高(7ページ)は、「令和3年度末残高」272.9億円-「元金償還」26億円+「市債発行」9.8億円=「令和4年度市債残高」256.7億円となります。

意見4

奴国の王都の文化財を市の全ての部局が十分に活用して、まちづくりを提案してほしい。奴国は日本の始まりであり、外交の基軸と考えている。さらに、当時の最先端の技術である青銅器の工房が集中していた。

今後、少子高齢化で起こりうる多くの課題解決に市民一丸となって立ち向かうためのシビックプライド醸成に活用できるのではないか。

50周年式典で、市内の中学生が「市から世界を変えていける」と力強く夢を語っていた。子どもたちの夢を応援するため、奴国王金印授与から2000周年である34年後の2057年の祝賀に向けた政策周期やPDCAサイクルの実現をお願いしたい。

具体的には第6次総合計画の後期基本計画を6年間にすることで、2032年総合計画と市政10年、金印10年の周期が5年ごとになり、基本計画と同期し、市民、議会、行政の意思決定の強化ができるのではないか。

京都では遷都1200年祭に世界遺産登録、三重県の伊勢神宮では20年ごとの式年遷宮の際、市街地や道路などのまちづくりを地域一丸となって取り組んでいるようである。

市においてもソフト面、ハード面だけでなく市民のライフプランも含めて、全ての計画の実現に活用できるのではないか。

回答4

(文化財課 整備活用担当 調査保存担当、経営企画課 企画担当)

対応の内容

春日市の埋蔵文化財については、4~5年前に日本最古の土製の鋳型が見つかる等、貴重な文化財がまだ眠っている状況だと感じています。

現在、遺跡の発掘調査については、建物等の建設・土木工事に伴う記録保存として行われ、私たちは遺跡の存在を知ることができます。

特に、須玖岡本遺跡の調査には時間がかかり、2000年前の歴史を数カ年で解明することは困難であることをご理解いただければと思います。

世界遺産を目指すためには、『魏志倭人伝』に記されたクニが所在する、対馬、壱岐、唐津、伊都等、他の地域との連携が必要です。このため、春日市だけで世界遺産を目指すことは難しいと考えています。

市としては、慎重に時間をかけながら発掘調査を進め、まずは国の特別史跡化を目指しています。

また、シビックプライドを高めるためにも、奴国の王都について引き続き、市報や奴国の丘フェスタ等でPRしていきたいと思います。

意見5

(意見4関連)

市中央部複合施設の構想について、市から世界を変える視点で見ると、課題が山積している。

現状の第一版のプランでは、奴国の王都春日の中心地のシンボルとしてのメッセージ性が弱い配置計画やプランである。

ソフト面でも福祉分野のみの地域共生社会が中心で、まちづくり全てが関わる市民活動のシステム構築には至っていないと思う。

場合によっては、構想を1年延期する必要があるのではないか。

奴国の時代のように市が世界を変え、全国をリードする基盤を作ってほしい。

回答5

(経営企画課 企画担当)

対応の内容

市中央部複合施設は、まずはこれから先の50年、超少子高齢化を迎え、地域共生社会の中で支え合いながら、生き生きといつまでも安心して暮らしていける拠点にしていくことが第一だと考えています。

社会福祉センターを核にして、老人福祉センター(ナギの木苑)、男女共同参画・消費生活センター、いきいきルーム、市役所の出張所を一つに集めることが基本であると考えており、市民活動の拠点となっているスポーツ、文化、消費生活を組み合わせて複合施設を作るため、福祉だけでなく広がりのあるものになってくると思います。

さらにぶどうの庭等、関係団体と連携することで、よりふさわしい施設になると考えています。

ご提案をいただき、より良いものにしていきたいと思っています。

意見6

関係者は奴国について理解しているが、一般の人は知らない。

きちんとPRしてほしい。

回答6

(文化財課 整備活用担当)

対応の内容

(回答4参照)

意見7

JR春日駅と西鉄春日原駅に観光案内板と、市のマスコットキャラクターかすがくんとあすかちゃんの顔はめパネルを設置してほしい。

また、市は奴国の中心地であるにも関わらず、そのシンボルとなる建造物がない。上散田池のところに防犯用に柵を設けて、竪穴式住居等を作ってはどうか。

回答7

(秘書広報課 広報広聴担当、経営企画課 企画担当、文化財課 整備活用担当 調査保存担当)

対応の内容

西鉄春日原駅は現在改築中ですので、ご意見を参考にしながら、奴国や弥生時代の文化財などのPRの手法の1つとして参考とさせていただきます。

また、奴国のシンボルとなる建造物について、須玖岡本遺跡全体の整備を計画しており、将来的には当時の生活様式が分かる物を設置したいと思っています。

国指定の史跡となりますので、設置には国との相談が必要となりますが、設置場所についても今後工夫し、市民が誇りを持てる場所にしていきます。

その他にも、奴国の丘歴史公園以外の歴史ある遺跡も整備し、広く誇りを持てる場所としていきたいと考えています。

奴国の丘歴史資料館の1階研修室のカーテンは開けると良い景色が広がっており、奴国の丘歴史公園ではツインドームの中に発掘当時の状態を露出展示しています。また、その横には竪穴式住居跡を展示しています。このようなものも、もっと知っていただけるようPRに力を入れていきます。

その後の対応状況

新しい春日原駅正面入口両端の柱部分については、須玖岡本遺跡群から出土したガラス勾玉を連想させるようなタイルを使用しています。

このように、春日市の玄関口の1つである春日原駅を可能な限り積極的に活用し、市の魅力の1つである“奴国”のPRに努めてまいります。

意見8

全国的に電気料が上がっており、市民も事業者も大変な思いをしていると思う。

スポーツセンターには温水プール等もあり、電気代は高く、大変だと思う。

電気料の値上がり時、指定管理者とはどのように対処するように申し合わせているのか。

回答8

(経営企画課 企画担当、文化スポーツ課 スポーツ担当)

対応の内容

指定管理者との契約に、急激な物価上昇時のリスク等、様々な申し合わせをしています。

今回の値上がりの状況については補填する必要があるのか検討している段階です。

その後の対応状況

物価変動のリスクは、指定管理者との協定書によるリスク分担に基づき、原則として指定管理者が負うものと整理しておりますが、今回のような急激な物価変動につきましては、これまでの収支状況等も含め総合的に勘案し、補填等の可否を判断してまいります。

意見9

市には特産品がない。しかし市内には、有名なお菓子屋さんも多いと思う。それらを特産品として活用してはどうか。

また、市のマスコットキャラクターかすがくんやあすかちゃんのキーホルダー、コミュニティバスのミニカーを作ってはどうか。

回答9

(地域づくり課 商工農政担当、経営企画課 企画担当、秘書広報課 広報広聴担当)

対応の内容

ふるさと納税の視点で見ると、特産品に当たるものが市にはなかなかありません。

JR西日本と市内のお菓子屋さんとでコラボ商品を開発し、ドクターイエロー(点検用新幹線車両)をモチーフにしたお菓子を販売しています。

今後はふるさと納税の返礼品として提供したいと思っています。

市にはおいしいお菓子屋さんが多くあるため、もっと知っていただけるよう市内外へのPRに取り組んでいきたいと思います。

グッズについても、いただいたご意見を参考にしながら研究したいと思います。

その後の対応状況

「ある特定の地域で産出され、その地域でしか作れない産品」が「特産品」といわれ、その種類は食品や郷土料理、工芸品、衣服、装飾品など多岐にわたります。

一般的には、地域の気候・風土に関係するものや歴史的な経緯があることが特産品の共通点です。

市としては、現在のところ「特産品」に該当する商品は把握できていませんが、「土産品」としては、さまざまな商品が地域にお住まいの皆さまに愛されているものと認識しています。

特定の事業者の広告・宣伝を市が直接的に実施することは困難ですが、今後も市商工会との連携やふるさと納税返礼品のPRなどを通して、積極的に市内事業者の支援に努めてまいります。

かつて春日市では、コミュニティバスやよいの利用者100万人突破を記念し、バスのデザインを使用したチョロQ(ミニカー)を約5,500個制作しましたが、その販売には大変苦慮したところです。

このことから、商品の企画・開発に当たっては、市民にとって十分に需要があるか、商品自体の魅力が高いかなど、市場調査を十分に行う必要があるものと考えています。

意見10

春日市民図書館はレファレンス(調べ物の手伝いをするサービス)はしないのか。

本を探しているとき、タイトルが分からず相談したところ、「レファレンスはしない」と言われた。以前は国立図書館まで連絡して調べてくれた。

また、指定管理者による運営に代わってから、調べものコーナーの職員は1時間おきに変わり、専門の人ではない印象を受けている。

回答10

(文化スポーツ課 文化担当)

対応の内容

レファレンスは行っていますが、現状を踏まえて確認します。

その後の対応状況

レファレンスは日々行っています。タイトルが分からない場合は、作者名、内容等を聞き取り、できる限りお答えしています。

指定管理者による運営に代わってから、調べものカウンターの職員は1~2時間おきに交代しています。これは、スタッフ全員が貸出・返却、配架等、様々な場面で利用者と接することにより、より良いサービスが提供できると考えるためです。

調べものカウンターに固定のスタッフはいませんが、レファレンスの責任者はおりますので、その場で回答できない相談については、調査を継続し、回答しています。

意見11

(意見10関連)

春日市の民俗関連の図書は、半分閉架になっているので、開架図書にしてほしい。

棚のスペースが狭いのであれば広いスペースに移してほしい。

難しいのであれば、開架となっている資料やDVD等を探すのが大変であるため、開架図書等のリストを掲示してほしい。

回答11

(文化スポーツ課 文化担当)

対応の内容

民俗資料は半分提示し、半分書庫に保管しています。

情報については端末で調べることは可能ですが、リストの作成については図書館と検討させていただきます。

その後の対応状況

市民図書館は、開架に余裕のあるスペースがなく、民俗資料に限らず、全資料の57%が閉架となっています。また、民俗資料は貴重な本も多く、破損や紛失から守る意味もあり、閉架が多くなっています。

紙のリストに関しては、民俗資料だけでも数百枚となり、検索ツールとしての利用は困難と考えています。

さらに、資料は受入、貸出・返却等、日々更新しているため、紙のリストで常に正確な情報を維持することも困難です。

館内の検索機や、市民図書館のウェブサイトから閉架も含めて、全資料の検索が可能で、所蔵状態も分かりますので、是非ご利用ください。

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