11_昇町地区 出前トーク要約記録(令和5年度)
ページ番号1012889 更新日 令和5年9月7日
※ 報告書原文をそのまま掲載しています。
意見1
県道31号線は、1990年の「とびうめ国体」の時に中央線変移の交通規制が行われるようになった。
しかしながら、これ以降約30年間手つかずとなり、渋滞解消に至っていない。
陸上自衛隊の移設ができないのであれば、陸上自衛隊の土地を一部使って道路を拡幅すれば、渋滞が解消できるのではないか。
回答1
(都市計画課 計画担当、道路管理課 道路建設担当、総務課 総務担当)
対応の内容
国の防衛施設である陸上自衛隊について、安全保障上の面から移設は困難と考えています。
また、県道31号線の道路拡幅には膨大な時間を要することが見込まれることから、これよりも早く渋滞解消につながる対策として、県が進めている長浜太宰府線の整備が挙げられます。
なお、長浜太宰府線の整備については、春日市からも早期完成を県に要望しているところです。
その後の対応
県道31号線(都市計画道路福岡筑紫野線)については、主に既設道路西側を買収して拡幅する計画となっており、陸上自衛隊側に道路を広げる予定はありません。
意見2
陸上自衛隊がある自治体には、国から基地交付金が交付されると聞いた。
春日市にも交付されていると聞いたが、仮に自衛隊が移設して企業などが入り、市税が入る場合をシミュレーションし、どちらが市にとっていいのか比較してはどうか。
回答2
(総務課 総務担当、財政課 財政担当)
対応の内容
春日市に交付される基地交付金は、年約220万円となっています。
交付額がこのように少ないのは、交付対象資産となる市内の全自衛隊施設が、弾薬などの危険物を扱っていないためです。
なお、民生安定助成事業として、公民館のような供用施設の建設や道路の整備などに対して、国から助成があります。
また、市内の自衛隊は、防災対策の面など、さまざまな形で地域に貢献されているところですので、税収だけで比較することは難しいと考えています。
意見3
コミュニティ・スクールに10年以上関わっている。これまでの関わりの中で、当施策の改善点や課題が多いと感じているが、市が認識している課題はあるか。
また、市では、中学生に対してコミュニティ・スクールに関するアンケートを実施したことはあるか。
アンケートの回答から課題が見えるならば、改善していく必要があると思う。
回答3
(地域教育課 地域教育担当)
対応の内容
これまで、中学生にコミュニティ・スクールに関するアンケートを実施したことはありません。大変貴重な提案をいただきましたので、早急に実施に向けて検討したいと思います。
現在、市が認識しているコミュニティ・スクールの課題は、教員のなり手不足、地域のなり手不足、高齢化などから、施策の持続性が難しくなっている点です。
一方で、コミュニティ・スクールの成果として、子どもたちの生きる力や市民性の変化を感じているところです。また、高校の先生に春日市出身の生徒の様子を尋ねると、他自治体の生徒と比べて、学級経営や行事に積極的に関わる姿勢が見られると聞いています。
その後の対応
コミュニティ・スクールの成果を検証する上で、当事者である子どもたちの意見を聞くことは重要であると考えております。
効果的なアンケートとなるよう手法等を検討し、令和5年度中に実施します。
なお、市では現在、コミュニティ・スクールの成果を検証するための取組として、子どもたちによる市民性の自己評価や教職員及び学校運営協議会委員によるコミュニティ・スクール進捗状況評価を全校で実施しています。
意見4
市では今後、地域の高齢者の利用も想定して、小・中学校の多目的ホールに空調設備を整備すると聞いた。
高齢者も利用するならば、便座が暖かいトイレの設置や、2階に多目的ホールがある校舎へのエレベーター設置など、さらなる整備が必要だと考える。
回答4
(教育総務課 施設計画担当、地域づくり課 協働推進担当)
対応の内容
自治会が実施する敬老会や総会を行うには、公民館の集会室が手狭になっている現状があります。
そこで、より広い会場を提供するため、小・中学校の多目的ホールに空調設備を整備し、これらの行事に利用できるよう考えているところです。
多目的ホールを自治会行事に使うためには、さらに机やイスなどの備品が必要になると考えています。
なお、現在のところトイレの改修を行う予定はありません。
いただいたご意見も参考にしつつ、地域の皆さんが利用しやすい施設となるよう検討していきます。
その後の対応
2階以上に多目的ホールがある校舎は、春日小学校、春日東小学校、日の出小学校の3校ですが、いずれの校舎もエレベーターを設置済みです。
意見5
アンビシャス活動で夏休み期間中に学校を訪れた際、女子トイレが混んでいた。
和式トイレを利用しない子どもが多く、洋式トイレに集中することが、トイレが混み合う原因となっているようだ。
今後、学校を地域行事に使うことを想定しているのであれば、この点も含めて検討すべきだと考える。
回答5
(教育総務課 施設計画担当)
対応の内容
市では、学校のトイレを改修する際、全ての便器を洋式トイレに変更することも視野に入れていました。
しかしながら、学校現場から、社会に出た際に和式トイレしかない状況にも対応できるよう、子どもの経験を目的として残してほしいという要望があったため、残すこととなった経緯があります。
今回いただいた意見の他、多目的ホールの利用には、さまざまな課題があります。これらの課題を検討していく中で、子どもも大人も使いやすいトイレ設備についても考えていきます。
その後の対応
小中学校のトイレの洋式化については、令和元年度に、児童生徒を対象としたトイレ利用のアンケート調査を実施し改修方針を検討した結果、和式トイレの使い方を学ぶ観点から必要最低限は残すこととしています。
また、女子については、半数弱が和式トイレが必要との回答があったため、各トイレの1箇所は和式とする方針で改修を行っています。概ね洋式トイレ3~4箇所に対して和式トイレ1箇所を設置しています。
意見6
今後、市中央部に社会福祉協議会やナギの木苑などが移転すると聞いた。
それぞれの施設について、跡地はどのように利用する予定となっているのか。
回答6
(経営企画課 企画担当)
対応の内容
跡地利用について、現時点では決定していません。
今後、施設の移転と合わせて検討していきます。
意見7
子どもが公園で安全に遊ぶためには、監視カメラでは犯罪の抑止にはならないと思う。
また、地域の力では、通りすがりに意識して子どもを見ることはできても、責任を持って見守り続けることは難しい。
そこで、子どもの安全を守るための見守りをする人を雇うことはできないか。
なお、70歳以上のコミュニティバス無料の施策は要らないので、その分は見守る人への謝金に充てることを提案したい。
回答7
(安全安心課 防犯防災担当、都市計画課 計画担当)
対応の内容
コミュニティバスの無料化を楽しみにしている人も多くいらっしゃるため、これを止めることは考えていません。
また、多額の費用を掛けて公園内の見守りをする人を雇用することは難しく、また、子どもの安全を守るには限界があると思います。
市としても、引き続き地域安全のために必要な防犯の取組を進めていきます。地域におかれても、様々な場面においてお住まいの皆さんの目で子どもたちを見守っていただければと考えています。
なお、市としては、監視カメラには犯罪の抑止効果があると考えているところです。
意見8
学校運営協議会の委員は費用弁償をもらっているが、実際に活動をしている実働部会の人はもらえていない。
そこで、実働部会の人にも費用弁償を支給してほしいと考えている。
なお、5年前にも同じ質問をさせてもらったが変わっていない。
ボランティアにも限界がきていると思っている。実働部会という存在が必要だと認識しているのであれば、その予算は市がきちんと確保する必要があると思う。
回答8
(地域教育課 地域教育担当)
対応の内容
保護者の皆さんには、できることを無理なくしていただきたいと考えています。
いただいたご意見については今後研究したいと思います。
その後の対応
春日市のコミュニティ・スクールは、各学校の自主性及び自律性を重視しており、その結果、実働推進組織の組織体制、活動内容等は学校ごとに異なるものとなっています。
コミュニティ・スクールも含めた「地域で子どもを育てる」活動は、多くの皆さんに支えられており、心より感謝しておりますが、大小様々なボランティア活動や協働活動が展開されている中にあって、どの活動を費用弁償の支給対象とするかについては、大変難しい問題であり、慎重に見定めていく必要があると考えております。
意見9
地域にある200台の防犯灯は、約10年かけて、徐々にLEDに切り替えている。
LEDに切り替えた防犯灯のうち、初期にしたものは耐用年数経過により電球が切れ始めている。
電球の切り替えには1台あたり約25,000円必要となるにも関わらず、市からの補助は1台当たり500円となっている。
補助額の見直しをしてほしい。
回答9
(安全安心課 防犯防災担当)
対応の内容
防犯灯へのLED導入については、電灯の設置は高額ですが、ランニングコスト(電気代)が低くなるため、トータルで見ると安くなっていると認識をしていたところです。
状況が変わってきているとご指摘をいただきましたので、補助額については、持ち帰り検討させていただきます。
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