50_障がい者トーク要約記録(令和5年度)

ページ番号1012685  更新日 令和5年8月9日

※ 報告書原文をそのまま掲載しています。

意見1

特別支援教育を受けている小学生の子どもがいる。小学校入学前に就学相談の中で検査を受けたが、その結果を書面でもらうことができなかった。

しかしながら、就学後に活用する「サポートノート」には、検査等の記載が必要であり、その都度電話して確認するなど、不便さを感じている。

市からは、『就学相談時の検査の結果は「レインボー相談室」につながっている』という説明を受けたが、結局保護者が報告しなければならないのであれば、つながっているとは言えないと思う。

「保護者なのになぜもらえないのか」、「他の自治体ではもらえているのに」と、周囲の保護者も同様の不満を抱えている状態である。

また、本件についてはこれまで市役所やいきいきプラザに問い合わせてきたが、回答をもらうことができなかった。

回答1

(子育て支援課 発達支援担当)

対応の内容

各学校では、発達段階における躓き(つまずき)や困り事など、子ども一人一人のニーズを把握し、適切に対応していくために、「個別の支援計画」を作成しています。

また、この計画は、学校だけでつくるものではなく、当然ご家庭との連携も重要だと認識しています。

この連携において、双方の情報共有が十分に出来ていなかったものと思います。

なぜ検査結果を口頭のみで伝えるようにしているのか、その経緯等について確認し、後日回答します。

その後の対応

就学相談の検査結果について、2年前までは口頭のみでの説明をしていたことを確認しました。

子どもたちの支援に当たり、家庭と学校等との連携や情報共有は重要であるため、現在、検査結果は書面と口頭での説明をするように変更しています。

今後も引き続き、保護者の方との情報共有に努めてまいります。

意見2

障がい児を対象とする福祉サービスに携わり、10年以上になる。

令和5年4月に、市から新1年生になる子の保護者に対し「通常学級に通っている子は放課後等デイサービスが利用できない」という案内があった。

当然、保護者の皆さんは慌てて市に問い合わせ、最終的には「従前通り、診断書があれば通常学級でも放課後デイサービスが利用できる」こととなったようだ。

しかしながら、今後もこの運用が続けてもらえるのか、今も不安を抱えたままの保護者の声をたくさん聞いている。

回答2

(子育て支援課 発達支援担当、福祉支援課 障がい福祉担当)

対応の内容

本件については職員が誤った説明をしてしまったことを確認しています。

対象となる保護者にも個別に説明し、ご理解いただいているようですが、この誤った情報が保護者の間で広まってしまっているということで、ご不安やご心配をお掛けし、申し訳ございませんでした。

今後、再発防止に努めていきたいと思います。

意見3

家から近い場所に小学校があっても、校区の仕組み上、家から2キロも離れた場所にある別の小学校まで通わせなければいけない。

さらに、不登校の子がいる保護者から、他の学校であれば通学できるかもしれないが、市から「いじめが原因でなければ、校区をまたいで変更することはできない」と言われている状況もある。

このような課題があることを市に知ってほしい。

回答3

(学校教育課 学校教育担当)

対応の内容

春日市は全校でコミュニティ・スクールを導入しているため、学校と自治会が連動した校区を編成する必要があることから、ご指摘のように家から遠い学校に通学することもあります。

また、市内の不登校児童・生徒数は年々増加傾向となっています。通学していない日数が30日を超えた場合を「不登校」と定義されており、現在、市内の小・中学校合わせて約700人となっています。

なお、学習指導要領上、次の子どもは「不登校」ではないとしています。

  • オンライン学習をしている児童生徒
  • スマイルルーム(各中学校に設置している適応指導教室)に通う生徒
  • マイスクール(教育支援センターが運営する、登校できない状態にある児童生徒が通う教室)に通う児童生徒

ぜひ、不登校の子には、このような選択肢も検討していただきたいと思っています。

意見4

毎朝、光町交差点で子どもの通学の見守り活動をしている。

同交差点で、歩道上の「止まれ」の表示や注意喚起のイラストなどの路面標示が消えかけている。

これは、光町交差点だけの問題ではなく、春日市全体で同様の状況が見られると思っている。

子どもだけでなく、大人も安心して道路を通行することができるよう、これらの路面標示について、早急に点検し対応してほしい。

回答4

(道路管理課 道路管理担当)

対応の内容

日頃の見守り活動に大変感謝しています。

路面標示については、現地を確認し復旧したいと思います。

また、他の路面標示については、個別にご指摘をいただければ同様に対応したいと思います。

その後の対応

光町交差点の歩道に標示している「ここで止まってまちましょう」等の注意喚起標示が消えかけているため、今後、復旧します。

意見5

春日東小学校の放課後児童クラブは2つあり、そのうち1つのクラブ舎の子どもはクラブ舎の中にランドセルなどの荷物を置いてグラウンドでサッカーなどを楽しんでいるが、もう一方のクラブの方は、荷物を屋外に並べていた。

不思議に思い支援員に確認したところ、

  • 一方の学童は5時までが保育時間であり、5時を超えて屋内に荷物を置きたい場合には、有償なら引き受ける。
  • 屋外に置くランドセルの下にビニールシートを敷くことはしない。
  • 大雨でも屋内に入れることはない。
  • この対応に支援員として違和感はない。

との回答だった。

ランドセルは、子どもにも保護者にも大切なものである。以前、シルバー人材センターからの派遣で支援員をしていたときにはこのような運用をしていなかった。

回答5

(地域教育課 地域教育担当)

対応の内容

ご指摘の内容については、現時点で情報を持ち合わせていません。

同校の放課後児童クラブに状況を確認し、後日回答します。

その後の対応

放課後児童クラブ(以下、「学童」)在籍の児童が、校庭で行われるサッカー団体の活動に参加する際の対応について、学童を運営している指定管理者から、当時の発言の意図と併せて次のとおり確認しました。

学童の平日の開所時間は午後5時までです。その後、午後7時までは延長保育となり、午後6時以降については延長利用料が必要となります。

今回のケースは、児童がサッカー団体の活動に参加するのが、「学童の利用を終えた後」か「学童の延長保育を利用している途中」かによって対応に違いが生じたものです。

前者の場合の荷物の保管等については、本来はサッカー団体側で対応いただくことであると思われますが、学童側の配慮により、午後5時で閉鎖したクラブ舎前の簀の子部分を荷物置き場として提供しているものです。

後者の場合は、児童は「学童を中抜け(一時外出)中」の取扱いとなり、サッカー活動終了後は再び学童の延長保育を利用するため、クラブ舎内に荷物を置いたままとなっています。

学童の管理下となる延長保育を午後6時以降もご利用いただくには、追加で延長利用料をご負担いただく必要がありますが、支援員による説明が言葉足らずであったため「有償なら引き受ける」という趣旨で受け止められたものと存じます。

説明の意図が十分に伝わっておらず、申し訳ありません。

なお、前者の場合の荷物の保管等については、サッカー団体にも、配慮いただくようお願いしてまいります。

意見6

フルタイムで働きたいと思っているが、母子家庭のため、夏休み期間などは子どもを放課後児童クラブと放課後等デイサービスの両方に通わせる必要がある。

2つのサービスを利用すると金額的にも厳しいが、送り迎えの時間上、パートタイムでしか働くことができない。

もしフルタイムで働きたいなら、子どもに療育を受けさせることができない、という状況である。

朝と夕に1時間ずつしか預けないにもかかわらず、放課後児童クラブの料金は全額必要となっている状況について、市の方で何とかならないだろうか。

回答6

(福祉支援課 障がい福祉担当、地域教育課 地域教育担当)

対応の内容

近年、保護者の働き方にも変化が見られています。

また、放課後等デイサービスについても、その療育の内容には差異が生じているものと感じています。

いただいたご意見について、市としてどのような対応ができるのか検討してまいります。

その後の対応

放課後児童クラブの運営に必要となる経費は、開所することで必要となる固定的費用が中心であり、それらは日々の利用人数または個々の利用時間に応じて変動するものではありません。

また、不特定多数の利用者が時間単位で入れ替わるような施設でもないため、現在のところは日割や時間割の利用料金を設定することは難しいと考えております。

なお、福岡市や筑紫地区他市においても、春日市と同様の取扱いとなっております。

放課後児童クラブを利用する理由や形態は家庭によってさまざまですので、多様なご要望にきめ細かく対応できる料金設定については、他自治体の状況などを調査し、研究していきます。

意見7

市中央部に設置する複合施設に社会福祉協議会が入ると聞いた。

複合施設の設置に当たっては、団体連絡室も移転するようにお願いしたい。

回答7

(経営企画課 企画担当)

対応の内容

市中央部の複合施設整備については、社会福祉協議会をはじめ、さまざまな福祉関係団体の方々に意見をいただき、集約の参考にしているところです。

現時点では団体連絡室の設置をお約束することはできませんが、今回いただいたご意見も参考に、必要な施設を検討していきます。

意見8

(意見7関連)

複合施設には「ナギの木苑」も集約される予定と聞いた。

ナギの木苑の利用者は、車で施設まで移動し、そのまま長時間滞在する傾向があるが、駐車場は無料なのか、有料となるのか、お聞きしたい。

回答8

(経営企画課 企画担当)

対応の内容

今回の複合施設整備に当たり、駐車場を新たに整備するよう考えています。

利用料金は総合スポーツセンターやふれあい文化センターと合わせて無料とする予定です。

なお、駐車可能台数は、現在のナギの木苑の台数よりも少なくなる見込みですので、ぜひ移動にはコミュニティバスのご利用をお願いします。

意見9

光町3丁目と宝町との境界にある水路の上の道路は、アスファルトに多数ひびが入っている。

亀裂のため、車が通過する度にガタガタと音が出ている状態なので、現地を確認してほしい。

回答9

(道路管理課 道路管理担当)

対応の内容

ご指摘の道路は、元々水路があったところに蓋をかけた道路となっています。グレーチングの蓋の金属も古くなっており、こちらも含めて現地を確認します。

その後の対応

令和5年7月20日、発言者と現地を確認しました。

当該道路のガタガタ音は、車道に設置されている雨水幹線管理用桝と舗装との段差等により発生していたため、管理桝部の舗装を補修します。

また、舗装のひび割れが激しい箇所や雨水幹線グレーチング蓋のガタツキが確認されたため、併せて補修します。

なお、当該道路の舗装は、全体的にひび割れが発生しているため、計画的に舗装を改修します。

意見10

知的障がいがある子どもはスポーツを頑張っている。

今度、県民スポーツ大会があるが、保護者も年齢的に遠方まで送迎するのが難しいことがある。

健常者はバスで会場まで移動すると聞いている。

本大会に限らず、遠方にバスで移動する大会などがあれば、自分の子どもを同乗させてもらうことはできないだろうか。

回答10

(文化スポーツ課 スポーツ担当)

対応の内容

県民スポーツ大会について、市スポーツ協会がバスを確保して移動しているようです。

いただいたご意見について、市スポーツ協会と協議したいと思います。

その後の対応

県民スポーツ大会について、障がいがある人についても、市スポーツ協会が確保しているバスで移動できることを確認しました。

なお、バスによる選手の移動については、県民スポーツ大会への選手の派遣に限定したものとなっているとのことです。

意見11

介護ヘルパーをしている。多数の利用者から、介護タクシーが非常に高いという声を聞いている。市から受け取る福祉タクシー券でも足りない人もいるようだ。

同じ病院に行くため、同じ距離をタクシーで移動しても、タクシー会社によって料金が倍近く変わることがあるようだ。

また、わずかな時間で薬を受け取るだけでも、一度降りる場合には一度金額を精算することを求められることもあるようだ。

こうした状況に対し、市からタクシー会社に対して改善を求めることはできないだろうか。

回答11

(福祉支援課 障がい福祉担当、高齢課 指定指導担当)

対応の内容

タクシー料金については、道路運送法に基づき国土交通大臣の認可を得る必要があり、あまりにも高額な料金を設定することは難しいと思います。

ただし、介助サービスを希望する場合は、人材の確保が非常に難しいことや、サービスの内容によって、料金が高額化することも想定されます。

市が発行している福祉タクシー券を利用しているということから、まずは市と契約したタクシー会社に現状を確認します。

その後の対応

介護タクシーは、訪問介護の「通院のための乗車または降車の介助」として介護保険が利用可能な場合や、介護保険外で車椅子やストレッチャーで乗車可能なタクシー、運転手が昇降の介助を実施するものなどさまざまな種類が存在します。このため、通常のタクシー料金に加え、介助の費用が必要となり高額になります。

福祉タクシーは、介護タクシーと異なり、利用目的を限定せず、家族なども同乗できます。また、基本的には乗降の介助は行いませんが、介助を希望する場合は、介護保険外の介護タクシーと同じく、通常の運賃に加え、介助の費用が必要となります。

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