27_ちくし台地区 出前トーク要約記録(令和5年度)

ページ番号1013649  更新日 令和5年12月4日

※ 報告書原文をそのまま掲載しています。

意見1

自治会行事で春日南小学校の体育館を利用する際、前日の夜9~10時にスポーツセンターに体育館の鍵を受け取りに来るよう案内を受けた。

この運用は令和4年も令和5年も同様であったが、もう少し柔軟な対応ができないだろうか。

また、前に利用者(団体)がいた場合、その利用が終わるのを待ってから鍵を貸し出していることに不便さを感じている。

回答1

(文化スポーツ課 スポーツ担当)

対応の内容

ご迷惑をおかけしました。

今後、利用状況に応じて鍵を複数ご用意するなど、対応を指定管理者と検討します。

その後の対応状況

利用者(団体等)の利便性の向上を図るため、鍵の複製を準備するなど、運用の変更も含めて、改善に向けた準備を進めてまいります。

意見2

認知症などによって行方不明となった高齢者など、地域で発生した福祉に関する問題や自治会内の協議内容について、市ではどのように把握しているのか。

また、地域の困り事を解決するために形となった政策などがあれば、教えてほしい。

(自治会長)

行政には小さい問題だと認識されても、地域にとっては大きい問題となることもある。

細やかな情報共有についても考えてほしい。

回答2

(高齢課 高齢者支援担当、秘書広報課 広報広聴担当)

対応の内容

自治会から市に報告が来た場合、全て課長級や部長級まで報告を行います。また、内容に応じて市長まで報告することもあります。

市では、市民や地域の困り事を解決するためにさまざまな事業を実施しているところです。

例えば行方不明となっている高齢者への対応としては総合情報メールを配信しています。その他にも、令和5年度は地域からの声を受けて、市内75歳以上の高齢者すべての方に詐欺防止のハガキを送付する事業などを実施しました。

春日市ほど、地域の小さな課題の把握に努めている自治体は他にないと思います。

その代表的な取組として、市民が直接市長まで意見を言うことができる出前トークを実施しています。

出前トークに限らず、日ごろから積極的に地域の困り事などをお聞かせいただければと思います。

意見3

令和4年度の出前トークで、紅葉ヶ丘交差点にある桜の木を撤去して道路の拡張ができないか要望したところ、交差点改良工事を行っていただけることとなった。

市民の声が行政にきちんと届いていると実感した。お礼を申し上げたい。

回答3

(道路管理課 道路管理担当)

対応の内容

(お礼のため回答なし)

意見4

紅葉ヶ丘交差点から接続する道路はカーブが多い。

また、付近の歩道は狭い上に、歩道の真ん中に電柱が立っており、車いすが通行できない。歩行者も、すれ違うときには一方が車道に出る必要があるなど、大変危険な状況である。

このような中コミュニティバスのバス停なども立っていて障害物だらけの印象である。

ついては、歩道の拡幅を実施するとともに、自転車専用レーンを設置し歩行者と通行帯を分離するなど、歩行者が安心して通行できる道路にしてほしい。

回答4

(道路管理課 道路管理担当 道路建設担当、経営企画課 企画担当)

対応の内容

当該箇所は、市中央部の複合施設の整備と併せて道路拡幅を計画しています。

また、この工事に伴い道路の形状も直線になるよう検討しています。

自転車専用レーンの設置など、交通安全に配慮した道路整備についても積極的に検討していきます。

意見5

(意見3関連)

春日市のいいところは水と緑が多いところだと思う。

しかしながら、紅葉ヶ丘交差点の桜の木は、桜が開花する頃には多くの人が楽しみにしていた。伐採されたことで悲しい思いをしている。

このような中、白水大池公園内にカフェを設置する予定とのことだが、自然を壊すくらいであれば園内のカフェは不要であり、子どもたちは自然の中で遊んでほしいと思っている。

できるだけ自然を壊さず、先人が残してきたものを後世に残してほしい。

回答5

(道路管理課 道路管理担当、都市計画課 公園担当、経営企画課 企画担当)

対応の内容

市では可能な限り緑を残すよう考えています。

このような中、紅葉ヶ丘交差点の桜の木については、移植することも検討していました。しかしながら、健全度調査の結果、中身が空洞になっていたり腐っていたりしたため、「倒伏、幹折れなどの可能性が高いもの」と判断され撤去することとなりました。

なお、市が自然を残そうとしている例として、市中央部の整備に伴い、雑木林部分を造成する必要がありますが、新たに植樹するなど、木陰でくつろぎ自然に親しめる環境になるよう検討しています。

その後の対応状況

白水大池公園内のカフェ設置については、利用者から、同公園の利便性を向上させるために飲食店等の施設を設置して欲しいという要望が多く寄せられたので、周辺にカフェなどの店舗があまりない同公園の北側エリアに民間の活力を導入してカフェなどの店舗を設置したいと考えております。

また、カフェなどの店舗を設置するだけでなく、白水池や四季折々の樹木などの自然環境を楽しめるように北側エリアを活用していきたいと考えております。

意見6

春日貯水池の周囲は木が茂っている。夏場は庭先まで枝が伸びてくるので、毎年、春日那珂川水道企業団に剪定を依頼している。

樹木の管理をどこが行っているのか同企業団に聞いたところ福岡県だと言われ、県に尋ねると春日市であると言われた。

同企業団の社屋がある周囲だけは綺麗に剪定されていて、理由を尋ねると「災害対策だから」と言われたが、ちくし台5丁目の周囲は放置されているように感じる。

また、周囲には池の周囲に立ち入ることができる入口もないため、同企業団の職員もどなたかの家の庭などを通って入っているようである。この点からも樹木の適正な管理が必要だと思う。

しかしながら、同企業団の職員は「内部で協議はするが、国(財務支局)に伝えることは困難だろう」とのことだった。

回答6

(都市計画課 公園担当)

当日の対応

春日貯水池については、池内の水は春日那珂川水道企業団が管理し、池そのものは国(財務支局)が所有しています。

大雨時等の対策として法面を工事しているのは同企業団であり、法面部分の樹木等についても同企業団が管理していますので、溜池保全地区を適正に管理するように同企業団に申し入れを行います。

その後の対応状況

令和5年11月2日に春日那珂川水道企業団に事情を確認しました。

土地の所有者は国(財務支局)となっていますが、管理者は同企業団であるとのことです。

ついては、周辺住民の方から樹木の剪定依頼があれば同企業団で適切に対応するとのことです。

意見7

春日市にコミュニティ・スクールが導入されて15年以上が経過する。

ここ数年はコロナ禍などによるものなのか、運動会が午前中だけになって地域が参加する機会が減るなど、学校と地域の溝が広がっているように感じる。

また、自治会としてもコミュニティ・スクールに制度疲労があるように感じている。

コミュニティ・スクールの導入時点での課題、現在の課題、今後の目標を聞きたい。

回答7

(地域教育課 地域教育担当)

対応の内容

「子どもたちの成長のためには、学校だけでは限界があり、家庭や地域の力も必要である」という考えでコミュニティ・スクールをスタートしました。

制度導入当初の課題は、小学校にも中学校にも同様の支援が必要なため、地域が多忙となっているというものでした。

そこで、小学校と中学校で、子どもたちの地域との関わり方(スタンス)を変えることとしました。小学生の間は温かい支援を受け「地域に育ててもらっている」と感じてもらうことで、中学生になってからの「これまで支えてもらった分、地域の役に立つように」との意識の醸成と積極的な地域貢献につなげるようにしています。

現在の課題は、中学校区ごとにコミュニティ・スクールの取組の格差が一部見られることであり、この点については、学校へ繰り返し指導を行っています。

今後の目標としては、コミュニティ・スクールという強固な基盤を支えとし、その上に子どもたちの学びや育ちを保証するセーフティネットを築いていくことを考えています。

その後の対応状況

ここ数年、新型コロナウイルスの影響により、会議の時間短縮を図った結果、学校運営協議会が学校主導に偏り、学校、家庭、地域の三者による対話の量が減少傾向にあると認識しています。このことが、ご指摘のような学校と地域の意識の乖離につながっているのではないかと考えます。

コミュニティ・スクールの良さは、「三者の力が相乗し、子どもの教育が充実すること」にあります。また、同時に、「子どもが地域に関わることによる地域の活性化」も達成ができ、学校、家庭、地域それぞれに得るところがある、双方向の関係が構築されることとなります。

子どもも大人も、関係者が代替わりしていく中にあって、この成果を継続し、コミュニティ・スクールという基盤を維持していくためには、学校、家庭、地域の三者が丁寧に対話を続けていくことが求められます。

意見8

(意見7関連)

学校の教職員の働き方改革を進めていく中で、行事の在り方、教職員の関わり方等が変化している。

これに伴い、学校への地域の関わり方等の課題も変化して来ており、また、今後も変化していくと考えるがどうか。

回答8

(地域教育課 地域教育担当)

対応の内容

御指摘のとおり課題が変化していく中にあって、学校運営協議会における熟議の量や質に不足がある部分もあろうかと思います。

協議、説明等が適切になされるよう、引き続き学校への指導を行ってまいります。

その後の対応状況

現在、市教育委員会から学校に対しては、「学校運営協議会における熟議の全校実施及び学校運営への的確な反映」を依頼しています。

学校、家庭、地域の三者が、「子どもの育ち」と「地域の活性化」のために、目標と課題を共有し、役割と責任をどのように分担するのかについて、適切に協議がなされるよう、学校運営協議会のさらなる充実を図ってまいります。

意見9

市が、こども医療費の18歳までの無料化を決定したことについて、そのことで追加発生する市の負担は相当なものだと思う。

ついては、どのようなプロセスでこの施策を決定したのかお聞きしたい。

回答9

(国保医療課 医療担当)

対応の内容

約15年前ごろ、子どもや重度障がい者、ひとり親家庭の医療費に係る県の補助が3分の2から2分の1に変更されました。

このことにより、県内の自治体で負担が増えることから医療費への対応にバラつきが生じることとなりました。

このような中、近年では国が子どもへの政策を強化してきたこともあり、市としては新型コロナ関連の交付金の使途を子育て支援策に重点的に充てるなどしてきました。

このような流れの中、急速に進む少子化に対応するため、さらに子どもを育てやすい環境を整備するとともに、ファミリー層の春日市への移住検討の動機にもつながるのではないかと、内部協議の上でこども医療費の施策を決定したところです。

意見10

自治会役員の担い手が枯渇している。

新聞報道では、高校生から自治会長をしている20歳の青年がいるとの記事を目にした。

春日市における、自治会の今後のあり方や、それを踏まえた施策などがあれば教えてほしい。

回答10

(地域づくり課 協働推進担当)

対応の内容

市内の自治会は、どこも会長や役員のなり手が不足している状況です。

このような中、近年では現役で仕事をしながら自治会長をされる地区も出てきました。

また、中学生が自治会行事に参加する機会も増えています。

行政としても、このような動きに対して少しでも協力していきたいと考えています。

その後の対応状況

各地区では、小中学生が地域行事に参加する機会を多く設けていただいているおかげで、子どもたちの地域への興味関心が高まり、若い世代が自主的に地域活動に参画する姿が現れてきています。

その一つとして、市報の令和5年11月1日号及び12月1日号の連載「自治会通信」では、地域で活動する高校生を紹介しています。

今後も、市報やSNS等を活用し、若い世代の自治会活動への関心が高まるよう努めてまいります。

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