03_泉地区 出前トーク要約記録(令和5年度)

ページ番号1012684  更新日 令和5年8月9日

※ 報告書原文をそのまま掲載しています。

意見1

「春日市は職員数が全国で一番少ない」ということを市の実績として紹介されているのを目にしたとき、違和感があった。

実際に、ある職員は、やるべき仕事があったにも関わらず、「忙しくてできなかった」と自治会長会の中で発言していた。

また、市に電話で問い合わせたときに「担当者が不在で回答できない」と返事をされることも非常に多い。

このように、十分に職員の数を確保していないことにより、結果として市民サービスが低下してしまう恐れがあるのではないだろうか。

さらに、これだけの人口を抱える中で、今後もさまざまな大型事業を実施していくのであれば、それに見合うように職員の数はある程度増やしていく必要があるものと考える。

なお、人件費を抑えるために会計年度任用職員を雇用しているようだが、正職員と会計年度任用職員では責任も立場も全く異なるものがあると思う。責任持って市民に対して行動していく上で、正規職員を増やしていくよう考えてほしい。

回答1

(人事課 人事担当)

令和5年度の春日市の職員数は、正規職員400人、会計年度任用職員が常勤・予算ベースで384.1人で、人口当たりの職員数が全国的にも少ない自治体となっています。

職員から、多忙で仕事が遅れているという声があったとのことですが、大変申し訳なく思います。

なお、春日市の職員数が少ないのは、主に次の4点が理由です。

  • 市域がコンパクトであるため行政効率が高い。
  • 民間委託や指定管理者制度導入を進めてきた。
  • 上水道や消防、ごみ処理、火葬などの業務を近隣自治体と一部事務組合で運営するなど、広域行政を進めてきた。
  • 職場のOA化に早期から着手してきた。

このような取組の結果、現在のような職員数で業務を実施している状況です。

従って、過酷な労働環境になっているということもありませんので、ご理解いただきますようお願いします。

意見2

指定管理者の指定期間について、「最長で何年間まで」などの定めがあるのか。

回答2

(経営企画課 企画担当)

対応の内容

指定管理者制度とは、指定管理者に施設の利用許可なども含めた包括的な管理運営を任せることで、民間事業者等の能力やノウハウを活用し住民サービスの向上や施設管理の効率化を推進するものです。

指定管理者の指定期間は永続的なものではなく、5年を超えない範囲を標準としています。また、定期的に業務実績評価を行い、指定を更新(再指定)すべきか、公募すべきかの判断を行っているところです(最大2回まで再指定可能)。

意見3

春日市は、火葬場が筑紫野市大字山家まで行かなくてはならない。

那珂川市など、もっと近くにも火葬場があるにも関わらず、わざわざ遠くまで行かなくてはならないことに疑問を感じる。

もう少し近くに設置することはできないのか。

回答3

(環境課 生活環境担当)

対応の内容

葬儀の後に筑慈苑まで行き、帰ってくるという往復の時間まで考えると不便さを感じている方もいらっしゃることと思います。

もともと、春日市内にも火葬場はありましたが、施設が老朽化して建て替えが必要となった際に、地元の同意を得ることが難しく、同じ場所に建て替えることができませんでした。

その後も、当時の那珂川町や福岡市などと一緒に施設を共用できないか模索しましたが、なかなか上手にパートナーを見つけることができませんでした。

このような中、筑紫野市に一部事務組合として広域行政で運営ができるという話が浮上し、現在のように筑慈苑を利用することとなりました。

地元の了承を得ることが特に難しい施設であり、このような経緯があって現在の運用となっております。

その後の対応

単独で火葬場を設置するためには、場所を確保することが大きな課題となります。

また、現在の5市町(筑紫野市、春日市、大野城市、太宰府市、朝倉郡筑前町)による筑慈苑の運営は、単独設置または那珂川市との2市による運営(共用)に比べて、運営経費などの観点で効率的であると考えています。

意見4

市から健康診査の案内通知が届いた。これを読むと、74歳までの人は市の補助があるが、75歳以降はそれがなくなるという内容であった。75歳以上の補助がない理由はなぜか。

回答4

(国保医療課 医療担当、健康課 健康づくり担当)

対応の内容

74歳までの方は市の健診の対象となり、市が補助をしています。

75歳以上になると後期高齢者医療の対象となり、福岡県後期高齢者医療広域連合が費用負担をすることとなっているため、区別して案内しているところです。

その後の対応

75歳以上の後期高齢者に対しては、福岡県後期高齢者医療広域連合から、500円で受診できる健診受診券が4月に送付されます。

この受診券で指定医療機関又は、市の集団検診会場で受診することができます。

また、新たに75歳に到達し後期高齢者医療となった方には、誕生月の10日頃に送付されます。

意見5

コミュニティバス「やよい」のバス停が公民館前に設置されているが、2時間に1本しか運行しておらず、利便性が悪い。

先日も、地域の高齢者がコミュニティバスに乗るためといって、公民館で40分もバスの到着を待っていた。

いくらコミュニティバスの無料化などを行っても、2時間に1本の運行では、市民が利便性を享受できないのではないだろうか。

特に泉地区は高齢者が多い地区であり、自動車免許を返納しなくてはらならないような人がたくさんいるような中で、市役所まで行く西鉄バス路線もない。

せめてコミュニティバスの運行ペースを1時間に1本くらいに増やしてもらうことはできないか。

回答5

(都市計画課 計画担当)

対応の内容

春日市のコミュニティバスは、大谷のバスセンターを出発し、周回運行をして同じバスセンターに戻る「循環バス」となっています。

また、時計回り、反時計回りを交互に運行しており、1周あたり約45分に加えて乗り継ぎや運転手の休憩を考慮し、1サイクルを1時間としています。

その後の対応

同一方向であれば約2時間に1本の運行となりますが、周回運行であるため行きの方向とは逆向きのバスを利用して目的地に行くことも可能であり、このことを考慮すると概ね1時間に1本の運行となっています。

意見6

(意見6関連)

バスの運転手の休憩の話をされていたが、西鉄バスであれば、運転手は1時間以上運転しており、そこまで頻繁に休憩を入れる必要はないと考える。

また、春日市のコミュニティバスは大谷を中心に運行しているが、泉地区から市役所に行こうとした場合、大谷で乗り換える必要があり、余計に時間がかかってしまう。

足腰が悪い人たちが、乗り換えのために1回降りて乗車しなおすことの不便さなどをどう解消するか、というのが市役所の仕事だと思う。

例えば徳洲会や市役所などの施設を経由しながら、市内を一周循環して運行する路線があると利便性が高まると思う。

回答6

(都市計画課 計画担当)

対応の内容

現在、西鉄春日原駅からJR博多南駅を結ぶ8本目の新路線を検討しています。

この8本目の路線の運行ルート上で、既存の7路線に加えて西鉄バスともスムーズに乗り換えができるように研究していきたいと思っています。

その後の対応

バスの運転手の労働時間につきましては、令和4年12月23日に「自動車運転者の労働時間等の改善のための基準(改善基準告示)」の一部が改正され、令和6年4月1日から同基準が適用されます。

これに伴い、バスの運転手の拘束時間等の制限が現状以上に厳しくなり、バスの運転手の休息については今後更に適切に確保していく必要があります。

また、バスセンターでの乗り換えにつきましては、一度降車し、再度バスに乗車する必要がありますが、コミュニティバスはユニバーサルデザインを取り入れており、乗車が困難な方や車椅子の方への対応として、乗降口にスロープを取り付けることとしています。

意見7

(意見6関連)

検討中の8本目の路線について、現在の検討内容では、西鉄春日原駅周辺の住民など、一部の住民にしか効果が見込めないものと思う。

やはり官公庁である春日市役所や春日警察署、医療機関である徳洲会病院を結ぶルートとするべきではないか。

回答7

(都市計画課 計画担当)

対応の内容

市としても、今後進展していく高齢化に向けて、コミュニティバスをより多くの人に利用していただきたいと考えているところであり、そのための施策の1つが70歳以上の無償化です。

また、路線の本数を増やすことでバスの利便性が高まることは認識していますが、現在、バスの運転手を確保することが非常に困難となっており、現行の7路線を維持するだけでも厳しい状況です。

それでも何とかもう1本、路線を増やすことができないか西鉄と協議をしています。

さらに、既存の路線と西鉄バスの接続を工夫することができないか、研究していきたいと考えています。

意見8

(意見7関連)

バスの運転手確保に苦心しているということであれば、70歳以上の運賃(100円)の無償化の施策をするよりも、その分を人件費の上乗せに回した方が結果として市民の利便性向上につながるのではないだろうか。

また、コミュニティバスを市民の足として確立していくことを目指しているとのことであるが、現行の運行状況では恥ずかしいと言われてしまうと思う。50年後を見据えて施策を進めているのであれば、バス路線

在り方や利便性の部分についてももう少し検討していく必要があると思う。

回答8

(都市計画課 計画担当)

対応の内容

(当日の回答なし)

その後の対応

バスの運転手の確保につきましては、70歳以上の運賃無料化実施の有無に関わらず、改善基準告示によりなお一層厳しくなってまいりますが、運行に必要な人員を確保するように今後も西鉄に働きかけを行っていきます。

また、春日市のコミュニティバスは、全路線バスセンターを始点・終点として、市内を偏りなく巡ることをコンセプトの1つとして運行しており、その性質上、目的地に到着するまでに時間を要する場合があります。

意見9

(意見5関連)

私は車を所有しておらず、移動にはコミュニティバスを利用することが多い。

特に図書館に行くときは、大谷に着いたら、戻りのバスは2時間後にしかないため、2時間図書館で時間を過ごすか、諦めて歩いて帰る必要がある。

行動が2時間置きにしかできないというのは非常に不便だと感じている。

せめて1時間置きに戻りの便があるように見直してもらえるとありがたい。

回答9

(都市計画課 計画担当)

対応の内容

(当日の回答なし)

その後の対応

春日市のコミュニティバスは時計回り、反時計回りを交互に運行しています。

同一方向であれば約2時間に1本の運行となりますが、周回運行であるため逆向きのバスを利用して目的地に行くことが可能です。

このことから概ね1時間に1本の運行となっています。

意見10

(意見1関連)

先ほど職員数の意見があったが、私は、春日市の職員は、質の差が大き過ぎると感じている。

職場で教育がされているような職員の応対を受けることもあるが、一方で、いちいち職場の人に尋ねたり、仕事に対する責任感や気構えのようなものが伝わってこないような対応をする職員も一定数いる。

当然、個人で能力差は生じるものとは思うが、組織として職員への教育や研修をどのように実施しているのか、お尋ねしたい。

回答10

(人事課 人事担当)

対応の内容

職員の対応が十分でなかったようで、申し訳ございませんでした。

ご承知のとおり、職員は数年おきに異動があり、加えてさまざまな制度の新設・追加や複雑化に伴い、間違った対応をしないようにと、確認しながら応対をすることもあります。

結果として、まわりくどいと感じさせてしまうこともあるかと思いますが、ご理解いただければと思います。

また、研修は、入庁後、新規採用職員研修を実施し、その後も職階ごとに実施しています。

さらに、税務、徴収等の職種ごとに、専門性を高める研修を受講させています。

ただし、今回ご指摘いただいたような「心構え」の部分は、研修を受講するだけで一朝一夕に身につくものではないと考えています。このような部分については、OJTや管理職面談等を通して、徐々に成長させていくよう努めてまいります。

意見11

泉入口交差点から泉地区へ右折する車両が滞留することが多い。さらに、この交差点には右折信号がないため、赤信号でも右折車両が無理やり進入している状況である。

このため、歩行者との接触のリスクが高く、特に子どもが渡る場合にはかなり危険であるため、那珂川宇美線が完成するときには、この信号が右折矢印信号となることを期待している。

回答11

(道路管理課 道路管理担当、道路建設担当)

対応の内容

那珂川宇美線は当初、工事期間が令和5年度末を予定としていましたが、現在も用地買収が完全に終わっておらず、令和4年度末で約83.5%に留まっています。令和5年度末には、約96%まで用地買収ができる見込みですが、それでも100%には達しません。

さらに、用地買収後に道路整備を進めていくことを考慮した場合、福岡県からは、整備の完了予定時期が令和9年3月末になると報告を受けています。

また、道路自体が工事中ということで、泉入口の交差点も、現状の形が完成形ではありません。交差点工事は県、信号機設置は警察と、それぞれ管轄が異なりますので、春日市としても関係機関としっかり協議していきたいと思います。

その後の対応

事業主体である那珂県土整備事務所に確認したところ、現時点で右折信号の設置が決定しているわけではなく、今後、警察と協議するとのことでした。

意見12

(意見11関連)

右折信号の設置が道路完成後となるのであれば、それまでの間は信号を時差式にすれば解決できないだろうか。

先の意見は、子どもをはじめとする歩行者の安全確保には不可欠な意見だったと思うので、せひ検討してほしい。

回答12

(道路管理課 道路管理担当)

対応の内容

春日警察署と協議したところ、時差式信号の設置は三叉路にしかできず、泉入口交差点のような十字路には設置できないとのことでした。これは福岡県警の中で統一した考え方となっているようです。

このような運用としている理由について確認するとともに、今回いただいたご意見を市民の声として警察にも伝えていきたいと思います。

その後の対応

十字路交差点の時差式信号には、右折車をスムーズに促すことで、渋滞緩和の効果もあることから、これまで多くの交差点で設置されてきましたが、新規での時差式信号が設置できない理由について警察に確認したところ、「右折のタイミングが分かりづらいことにより、対向車と衝突してしまうといった事故が多発しているため、新規の設置を行っていない。」とのことでした。

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