22_大谷地区 出前トーク要約記録(令和5年度)

ページ番号1013456  更新日 令和5年11月6日

※ 報告書原文をそのまま掲載しています。

意見1

この付近は、市の都市計画で第一種中高層住居専用地域に指定され、建ぺい率が60%、容積率150%、15メートル高度地区となっている。

この設定に妥当性はあるのだろうか。

少なくとも飛行機の着陸には全く問題ないと思う。設定の合理的な理由を教えてほしい。

回答1

対応の内容

(都市計画課 計画担当)

設定した経緯として、急速に増加していく市の人口に対し、給水人口やごみ処理の対応可能な量を超えないように人口を抑制することを目的としていました。

現在、市では高さ規制の見直しを検討しているところです。

見直しが決定した場合には、市民の皆さんにも広くお知らせします。

意見2

私の住むマンションは、建築当時は市の告示に合致したものとなっていたが、平成11年に市が出した告示により、既存不適格建築物となった。

これにより、建て替え時には建ぺい率や高度などを新たな基準(告示)に合わせる必要があり、今と同じ大きさで建て替えることができなくなっている。

市の告示は後出しなのだから、以前と同じ大きさでの建て替えを認めてほしい。

回答2

対応の内容

(都市計画課 計画担当)

(回答1参照)

意見3

市から、市中央部に建設する新たな複合施設に関連して、「周囲の雑木林部分をそのまま残すことは難しく、造成する必要がある。」という説明があった。

私としては、そもそも当地は高辻D・F遺跡と呼ばれる弥生時代の遺跡であることから、「雑木林」という名称で呼ぶこと自体が不適切ではないかと思う。

当地は市の貴重な文化財であるため、造成という選択肢は、市文化財課が示す「保存(文化財の保全)を原則とする」という保存優位の考え方に反しているのではないか。

市の文化財行政との整合性が取れているのか、確認したい。

また、2000年も残る市の財産を壊す、という判断には疑問が残る。壊してしまっては取り返しがつかず、悔いが残る形になってしまうのではないか。

回答3

(経営企画課 企画担当、文化財課 調査保存担当)

対応の内容

説明の中にあった「雑木林部分をそのまま残すことは難しい」という説明は、「難しいから壊す」という意味ではありません。

ご指摘の遺跡を含め、市内の文化財はどれも市民の重要な財産であり、文化財の保護を行っているところですが、市として、迫りくる高齢化に対応していくための施設整備も進めていく必要があります。

コミュニティバスセンターがある市中央部に建設する複合施設には、社会福祉協議会やナギの木苑など、さまざまな福祉施設等が入る予定です。

市では、雑木林部分を“自然に親しみながらくつろげる空間”としていきたいと考えているところです。

いただいたご意見も踏まえて、具体的にどのように文化財と調和した整備をしていくか、引き続き検討していきたいと思います。

その後の対応

高辻D・F遺跡も含めて、文化財保護法で周知の埋蔵文化財包蔵地とされる遺跡は、現在春日市内では151カ所確認されています。

市としても、遺跡は後世に残すべき貴重な財産と考えておりますが、人々が社会生活を行うためには、これらのすべての遺跡を保存することは不可能であると考えます。

このため、同法では、土木・建築工事等により、遺跡が破壊される場合には発掘調査を行って、遺跡の緻密な実測や写真撮影等による記録保存を行うこと、発掘調査で出土した遺物は保管し、最終的には報告書を刊行することとされております。

一方、市内にある特に重要な遺跡である、国特別史跡水城跡(大土居・天神山)、国史跡須玖岡本遺跡や日拝塚古墳などは、保存整備され、歴史公園などとして、市民の皆さんにご利用いただいているところです。

本件につきましても、まずは、発掘調査が必要となりますが、その結果、過去に例のないような重要な発見があれば、新たに国の史跡等として指定され、遺跡を保存していく可能性もあります。

意見4

(意見3関連)

今後、保存調査をした後は、最終的に遺跡を崩して緑地にしていくということか。

現状のまま残す予定はないということでいいか。

複合施設の必要性は否定しないが、文化財との両立ができないことをもったいないと感じる。

回答4

(経営企画課 企画担当、文化財課 調査保存担当)

対応の内容

雑木林部分についてはどうしても造成していく必要があります。

ただし、地元説明等でも自然に親しむ環境を求める声が多いことが分かりましたので、それを踏まえた整備をしていきたいと思います。

また、遺跡の重要性も認識しているところであり、市民の皆さんに誇りに思ってもらえるよう、残す箇所と活用する箇所を検討していきます。

その後の対応

(回答3参照)

意見5

福岡市では、独居高齢者等の安否確認として、毎朝電話がかかってくるサービスを実施していると聞いた。

また、このサービスは元気な人でも受けることができるとのことである。

春日市でも同様の取組を検討しているのか、聞きたい。

回答5

(高齢課 高齢者支援担当)

対応の内容

春日市では、「誰でも」ではなく、一人暮らしで疾病等がある高齢者等を対象に、1日1回定期的に安否確認などを行い、連絡が取れない場合や通報に応じて、救急搬送の手配を行ったり、利用者の状況を確認するために訪問を行い、相談対応も行う「みまもりコール事業」があります。

この他、年齢や健康状態などの条件を満たしている人を対象として、何かあったときにボタンを押すとコールセンターにつながる「おたすけコール事業」という取組も行っています。

その後の対応

みまもりコールの対象者は在宅の65歳以上の一人暮らしの高齢者や障がい者で、疾病等があり、要介護、要支援等の人が対象です。利用料金は、介護保険料の段階によって、500円または1,000円となります。

過去、利用者によっては毎日定時に電話があることで、出かけづらい、煩わしい等の理由で止めた方もいらっしゃいます。

福岡市では、介護保険被保険者で、65歳以上の一人暮らしの高齢者を対象に、無料で同様のサービスを実施しているようです。 

 

意見6

ナギの木苑は、南部清掃工場で発生する余熱を利用して浴場の湯を沸かすという構想で設置されたものだった。

今のナギの木苑の浴場は大きいものではないので、同じ場所で浴場部分を拡大して設置し、高齢者に限らず誰でも利用できる施設とした方がいいのではないか。

浴場をわざわざ大谷に移設する必要はないと思う。

回答6

(経営企画課 企画担当、環境課 環境推進担当、高齢課 高齢者支援担当)

対応の内容

ナギの木苑の入浴施設については、平成6年度に、南部工場の余熱利用から、ガス給湯に切り替えており、現在は余熱利用を行っていません。

大谷地区への移設にあたり、給湯をガスとするのか電気とするかは検討しているところです。

また、浴場の広さについては、現在のナギの木苑よりも大きくする予定で考えています。

ナギの木苑は市の南部にあり、自家用車で来られる方が多いため、高齢である利用者の事故の危険性が懸念されています。コミュニティバスセンターがあり、市内全域からアクセスしやすい市中央部に移設することで、より安全に来所していただけるようになります。

意見7

ふれあい通り沿いにあった大きなイチョウの木は、交通事故で2回ほど車両がぶつかっており、3年ほど前に伐採されてしまった。

この周囲では過去には、2度ほど車が歩道を走ってポールや標識を倒した事故があっている。

すぐ手前の歩道に設置されているガードレールには車が接触した形跡があり、事故の危険性が高いことが分かる。

ここは通学路にもなっていることから、イチョウの木が伐採された後、何らかの歩行者の安全対策を行う必要があると思う。

(自治会長)

市には、道路の形状が曲がっていることや、今後複合施設の設置に伴う交通量増加を見越した対策を検討してほしい。

回答7

(道路管理課 道路管理担当)

対応の内容

ご指摘の場所については、速度規制を警察に何度か相談していましたが、困難であるとの回答でした。

今後、同様に樹木を植えるのか、ガードレールを設置するのか、持ち帰り検討していきたいと思います。

意見8

市中央部の複合施設の設置に伴う自家用車のアクセスによる渋滞対策として、大谷小学校を臨時駐車場とすることが説明された。

今でも、総合スポーツセンターやふれあい文化センターでイベントがある度に大谷小学校が臨時駐車場とされており、大谷小学校の校庭の利用機会が減少している。

また、校庭の周辺部だけではなく中央部にも駐車している状況が散見されることから、以前は水はけが非常に良い校庭で、試合も多く開催されていたが、水はけが悪くなっている状況である。

市には、このような事実についてご理解いただくとともに、これに対する排水対策等の整備間隔の短縮を検討してほしい。

回答8

(経営企画課 企画担当、文化スポーツ課 文化担当 スポーツ担当)

対応の内容

複合施設の整備に併せて、新たな駐車場の整備も検討しています。

また、大谷小学校の校庭については、今後も大型イベント時等には駐車場として利用することが見込まれています。

ご指摘いただきました校庭内の駐車場所につきましては、利用団体に対し校庭の中央部に駐車することがないよう、注意喚起いたします。

他の小中学校と比べて校庭のコンディションが悪くなりやすい、ということについては、持ち帰り対応を検討したいと思います。

できる限り、子どもたちの日ごろの活動や社会体育などの利用に支障が出ないようにしていきたいと思います。

その後の対応

大谷小学校の校庭を、文化・スポーツ団体等が臨時駐車場として利用する場合、事前に駐車場所など駐車場の利用について説明を行っています。

指定外の場所に駐車することなどにより、校庭の状態が悪化することがないよう、校庭利用について関係所管課や指定管理者から利用者に対し、引き続き注意喚起してまいります。

意見9

(意見8関連)
 そもそも市の説明では、高齢社会に対応するため、コミュニティバスの利用を促進していくということではなかったか。
 そうであるならば、駐車場はむしろ減らしていくべきではないか。

回答9

(経営企画課 企画担当、都市計画課 計画担当)

対応の内容

市としてはコミュニティバスをさらに活用してほしいと考えていますが、自家用車の利用も想定する必要があると考えています。

また、ふれあい文化センターや総合スポーツセンターは、市外からのアクセス等も非常に多いことも考慮する必要があるものと考えます。

その後の対応

複合施設の駐車場については、施設の特性から高齢者や障がいのある人が多く来場されることが想定されますので、それらの方々の駐車場を一定数確保する必要があるものと考えています。

既存のスポーツセンターとふれあい文化センターの駐車場は、イベントが開催される土曜日・日曜日、祝日は、台数が足りないことがあります。平日は空きも多い状況であること、またコミュニティバスの利用者増に向けた取組を計画していることも踏まえ、必要な駐車場台数の整備を行ってまいります。

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