22_下白水南地区 出前トーク要約記録(令和4年度)

ページ番号1010971  更新日 令和4年10月14日

※ 報告書原文をそのまま掲載しています。

意見1

県道那珂川宇美線の促進期成会の会員をしている。

地域の皆さんに、市から当路線に関して説明をお願いしたい。

回答1

(道路管理課 街路担当)

那珂川宇美線については、泉入口交差点から那珂川市境までの約500mが未整備となっています。

市としては、令和4年度中に約80%の用地取得を目指し、用地買収を進めています。

工事は県が可能な箇所から随時実施しているところです。

最終的な完了時期は令和5年度末を見込んでいますが、少し延長する可能性もあると思っています。

県から具体的な情報が来ましたら、地元の皆さんにお知らせします。

意見2

県道長浜太宰府線の整備の進捗状況と通行可能となる時期について知りたい。

回答2

(道路管理課 街路担当)

県道長浜太宰府線については、未整備となっている路線が約1.9kmあります。

これは県事業でありますが、用地取得については市が委託を受けており、現在、福岡市境から春日市側へ約420mの区間について用地買収を行っているところです。

残り約1.5kmは事業化の目途が立っていませんが、県に対して一刻も早く実現するよう度々要望しているところです。

なお、当事業を促進するため、春日市の負担金を基金として確保しています。

意見3

(意見1関連)

泉入口交差点は、用地買収が完了して道路ができており、ガードレールで幅員を狭めている状況である。

当交差点は狭いため、救急車が通過できずに迂回している光景を見た。

また、過去には死亡事故も起きている。

このため、先行して交差点だけでも拡張することはできないだろうか。

回答3

(道路管理課 街路担当)

泉入口交差点だけでも先行して改良できないか、県と協議します。

回答3の経過・補足

(道路管理課 街路担当)

泉入口交差点の早期拡張について、那珂県土整備事務所と協議を行いましたが、当該交差点改良工事区間内の用地買収が難航しており、交差点改良工事に着手できない状況とのことでした。

意見4

春日市は、筑紫地区の他の4市と比べてインパクトのあるポイントがないと思う。

例えば、那珂川市は安徳台遺跡があり、太宰府市では太宰府天満宮がある。

白水大池公園や春日公園とは別に、何かもう1つインパクトのあるものがあれば、と考えている。

回答4

(秘書広報課 広報広聴担当)

春日市が自慢できるポイントとして、次の4点があると思います。

  • 約2000年前の奴国の中心地であり、「漢委奴国王」の金印の持ち主である奴国の王の墓があるのではないか、とされており、それを研究している奴国の丘歴史資料館を設置していること。
  • 江戸時代に整備された18の溜め池があること。これらの溜め池は、当時の農業技術の粋を集めて造られたとされ、溜池と溜池が下でつながっていたり、水位調整が出来るようにしていたりと工夫がされています。
  • 県下でも特に大きい総合スポーツセンター(体育館)があること。
  • 下白水南地区の周辺では、日拝塚古墳があること。

意見5

下白水南5丁目の道路は、非常に狭隘な道となっているが、小学生の通学路になっている。

車の離合もぎりぎりなところを、スピードを出して通行する車両もあるため、危険だと感じている。

以前には事故も発生している。

当道路を一方通行にするなど、安全確保に向けて検討してほしい。

回答5

(道路管理課 道路管理担当)

一方通行の規制は警察が管轄しており、規制を行うには、沿線に住む住民のほぼ100%の同意が必要だと言われます。

また、一方通行を行うことで、一部の車両は不便になることもあります。

一方通行以外の対策でできることがないかも含めて検討し、改めて自治会と協議したいと思います。

回答5の経過・補足

(道路管理課 道路管理担当)

令和4年9月22日、規制の実施は沿線住民の方々への不利益も考えられるため、地元で意見のとりまとめを行い、規制を行う方向で話がまとまれば要望書を市に提出いただくよう、自治会に説明しました。

意見6

私は歴史が好きで、春日市の文化財について勉強してきた。

多くの遺跡や埋蔵文化財が発掘されており、春日市は文化のまちだと実感しているが、現状は文化財に関する資料、資料館、奴国サミットなどのイベントなどが個別にある印象で、全体のつながりが弱いと感じている。

これだけ誇れるものがある文化のまちとして、市民への一体的なPRが不足しているのではないだろうか。

春日市の奴国の王都としての資料は、大変価値があると思う。

私は世界遺産登録を目指して活動しているが、市としても特に若い人に向けてPRし、春日市に愛着を持ってもらいたいと思う。

例えば、遺跡の掲示を工夫したり、コミュニティバスやよいに「奴国ルート」を設置したりするなど、検討していただきたい。

回答6

(文化財課 整備活用担当)

福岡大学の名誉教授である武末純一氏に、奴国の丘歴史資料館の名誉館長をお願いし、世界遺産登録を目指していこうと動きだしたところです。

奴国以外にも、市内にある小水城が、国宝級に当たる特別史跡に指定されています。

こういったことを、定期的に市民の皆さんにお知らせしていきたいと思っています。

また、魏志倭人伝に出てくる国々(「クニ」)であったとされる自治体と連携して、交流の歴史をもっとつなげていくような取り組みを、武末名誉館長を中心に進めています。

さらに、現在、岡本地区では遺跡保護するため、市が土地を買い上げて保存しているところですが、空き地のような状態になっていますので、甕棺墓、高床式倉庫をはじめとした当時の生活様式を復元することなどを検討しているところです。

回答6の経過・補足

(文化財課 整備活用担当)

日頃から「奴国の丘サポーター」として春日市の市の貴重な文化財のPRにご尽力を賜り、心から感謝申し上げます。

いただきましたご意見も参考にしながら、今後も引き続き「奴国の丘サポーター」の皆さんと一緒に「奴国の王都」春日市を大いに盛り上げる取り組みを進めてまいります。

引き続き、ご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

意見7

(意見6関連)

岡本エリアの文化財が凄いものだということは理解できる。

しかしながら、周囲に住宅が立ちこんでしまっているため、史跡地が一見して分かりづらいのではないかと思う。

那珂川市は裂田の溝(さくたのうなで)など一体的に整備された名所があるため、テレビで放映される頻度が多い印象があるが、春日市は飲食店以外が放映されることは滅多にないように感じる。

また、墓地として利用されていた下白水大塚古墳は整備されておらず、市は時々草刈りをするだけで墓石が転がったままである。

岡本エリアも大事だと思うが、岡本で辺り一帯を見える形で整備するのは現実的ではないと思うので、先に下白水大塚古墳の整備を進めてはどうか。

回答7

(文化財課 整備活用担当、秘書広報課 広報広聴担当)

春日市には多くの魅力がありますが、文化財をはじめとしてPRがうまくいっていないというご指摘だと思います。

これまで文化財は「保存」に力を入れていましたが、市制50周年を機に、今後の50年を見据え、これからは「活用」の視点を持って取り組んでいくよう考えています。

また、文化財ではないですが、春日市の施策や事業は、文部科学省や総務省など国の機関から注目されているところで、新聞では多数紹介されているところです。

回答7の経過・補足

(文化財課 整備活用担当・秘書広報課 広報広聴担当)

古代中国の歴史書などに登場する「奴国」。

その王墓が発見された「須玖岡本遺跡」は、全国的にも注目を集める発見が今も相次いでいます。

令和3年度は同遺跡で発掘された「奴国のおもり須玖権」が、多くのマスコミに取り上げられました。

引き続き、同遺跡での発掘調査を進める一方、同遺跡内にある国指定の史跡地を地元の皆さんや来訪者の方にご利用いただけるような史跡公園として整備できるよう検討してまいります。

また、下白水北3丁目にある下白水大塚古墳は、周辺の宅地化が進む中、市内に現存する数少ない前方後円墳として保存を図るため、平成5年に市が史跡の指定を行いました。

このため、敷地は民有地ですが、市が無償でお借りして、草刈りなどの維持管理を行っているところです。

現在、古墳内に立ち入るなどの公開は行っておりませんが、同古墳を紹介する看板を道路沿いに設置して、来訪者に紹介しております。

同古墳につきましては、十分な調査がされていないことから、先ずは、発掘調査などを行って、古墳の範囲や詳細など、その価値を明らかにしていく必要があります。

意見8

春日西小学校の東側の道路、下白水南4丁目交差点から東側の校門までの区間は、車道がかなりへこんでおり、雨天時には水が溜まっている。

このへこみは車のわだちによるものだが、雨天時には通学している児童に車の水が跳ねており、びしょびしょになってしまった児童もいる。

以前排水を改善するため穴を開けていただいたが、改善されていないので対策をお願いしたい。

回答8

(道路管理課 道路管理担当 道路建設担当)

降雨時に現地を確認し、対策について検討します。

回答8の経過・補足

(道路管理課 道路管理担当 道路建設担当)

令和4年9月1日に現場確認したところ、舗装にわだちがあり、水たまりができていました。

解消のためには、部分的ではなく路線全体の舗装のやり直しを行う必要があります。

舗装工事の時期については、市全体の工事の優先度を図りながら検討します。

意見9

公民館の事務所が手狭であり、来客時の応接をするスペースもない状況である。

表側に余剰スペースがあるので、部屋を2坪程度拡張できないか市に相談したが、「公民館の面積は決まっており、規制の範囲内としているため、これ以上広げることはできない」と回答された。

改修に必要なお金を自治会で出してもいいと考えているが、市として柔軟に対応することは出来ないのか。

回答9

(地域づくり課 協働推進・文化振興担当)

公共施設の長寿命化を目的として、公民館の大規模改修を進めています。

改修時には、世帯数に応じて公民館の面積の規模を定めさせていただいているところです。

以前市が回答したとされる規制が、このことを指しているのか、建築基準法に関する規制なのか確認し、検討したいと思います。

回答8の経過・補足

(地域づくり課 協働推進・文化振興担当)

市からの説明は、春日市地区公民館等設置条例に定める設置基準に基づいて回答させていただいています。

下白水南地区コミュニティ供用施設は、既に地区の世帯数が1,001世帯を超える地区として、設置条例で規定する「建築延べ床面積500平方メートル」を上限として建築されておりますので、増築はできません。

大規模改修時に増築することはできませんが、事務所の配置等は、建物の安全性の確認や他の諸室との調整ができれば、改修も可能です。

大規模改修を行う際には、自治会ともしっかりと協議をさせていただきますので、その際にご要望ください。

意見10

春日市は街路樹が貧弱になっていると思う。

特に、白水大池公園は年に何回か剪定をされているが、単純にカットしているだけで、時間が来たらまた葉が生える、を繰り返している。

ツゲの木も枯れてしまっている。

もう少し樹木を「育てる」観点で、肥料を与えてきれいな葉を出すなど、検討できないだろうか。

回答10

(都市計画課 公園担当)

白水大池公園は市が管理しており、園内の樹木はシルバー人材センターが剪定を行っています。

専門の造園業者の意見を取り入れながら、樹木の管理により力を入れていきたいと思います。

意見11

県道那珂川宇美線の下白水交差点から県道板付牛頸筑紫野線までの間の歩道は広く、きれいに整備されているが、街路樹がない。

景観を良くするため、四季を感じられるように樹木を設置していただくことはできないだろうか。

回答11

(道路管理課 道路管理担当)

当道路を管轄している那珂県土整備事務所からは、維持管理が大変となるため街路樹を設置していないと回答をいただいています。

街路樹を植えた場合に沿線にお住まいの方々が落ち葉の散乱などの影響を受けないか、自治会の中で意見を調整していただいた上で、自治会として街路樹の設置を要望される場合には、要望書を提出していただき、それを市から県に進達させていただきます。

意見12

全国的に、地中に埋設している水道管が老朽化し、漏水などが危惧されると聞く。

先日、自宅の前も水道管が漏水し、緊急的に工事が行われた。

春日市においては、水道管の老朽化の度合いをエリアごとに把握し再整備するなど、計画的な管理をしているのだろうか。

それとも、漏水したら修理する、の繰り返しとなっているのだろうか。

また、改修計画があるのであれば、下白水南地区の改修時期を教えてほしい。

回答12

(経営企画課 企画担当)

水道管は春日那珂川水道企業団が管理していますので、確認し後日報告します。

回答12の経過・補足

(経営企画課 企画担当)

春日那珂川水道企業団に確認したところ、令和5年から16年まで今後12年間における水道管の改修計画があり、埋設管の種類に応じ、埋設後40年~60年を経過するものについて改修が進められるとのことです。

下白水南地区に埋設されている水道管についても、埋設時期が古いものから順次、改修が進められると確認しています。

なお、改修後に埋設される水道管の目標耐用年数は、配管の種類によりますが40年~80年と設定されています。

水道設備の維持管理などで気になることや不具合がある場合には、春日那珂川水道企業団(092-571-7003)までご連絡ください。

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