DREAM6 春日市民生委員児童委員連合協議会会長 石橋 壯児(いしばし そうじ)さん

ページ番号1005019  更新日 令和元年12月23日

DREAM6 地域と行政の架け橋 春日市民生委員児童委員連合協議会 会長 石橋 壯児(いしばし そうじ)さん

地域の中で、住民の立場に立ち、ボランティアとして福祉相談に応じる「民生委員・児童委員」。昭和の時代から30年以上民生委員・児童委員(以下、「民生委員」という)を務め、現在は春日市民生委員児童委員連合協議会会長を担う石橋 壯児(いしばし そうじ)さん。「地域のために、みんなのために」と精力的に活動してきたその背景にはどんな思いがあったのか。また、実現に向けて取り組んでいる夢について聞きました。

写真:石橋会長

民生委員になったきっかけは。

41歳のとき、自治会長(当時は区長)に頼まれて自治会の役員をすることになり、その後、民生委員の活動を紹介されたことがきっかけです。はじめは定例会議に参加することがメインでしたが、介護保険制度の導入などにより、少しずつ民生委員活動も忙しくなっていきました。

民生委員の活動について教えてください。

高齢者や障がいのある人、子育て世代の人などの身近な相談役として活動しています。何か困り事があったときに行政とのつなぎ役になる、と言ったら分かりやすいでしょうか。

例えば、定期的に家庭を訪問したり、公民館で行われるサロンに出席したりして、困っていることはないか尋ねたり、相談を受けたりしています。普段から地域の皆さんと関係づくりをしていれば、何かあったときには連絡してもらえるようになり、より支援ができるのではないかと思っています。

しかし、地域の皆さんから相談事が出てきても、独りで判断はできません。適切な判断をするためにも、民生委員のみんなで定例会に相談事を持ち寄り、一緒に解決の方法を考えています。

民生委員の仕事は難しいと思われがちですが、最初からうまく務められる人なんていません。春日市は、他の地域よりも辞めずに任期を継続する民生委員が多いのですが、それはみんなで一緒に考えるということを大事にしているからだと思います。

民生委員としての活動のやりがいは。

支援した人が幸せになることが一番のやりがいです。以前、担当していた人が生活保護の申請をすることになり、その手続きをサポートしました。一度は生活保護を受給することとなりましたが、行政からの支援もあり、数カ月後には自立することができました。その際、本人からお礼を言われましたが、感謝されたことよりも、その人が自立できたことがとても嬉しく、印象に残っています。

30年以上民生委員の活動をしていますが、長く続ける原動力は。

小学2年生の時に筑後川などが氾濫するという水害が発生し、被災しました。なんとか生活を維持しようと家族で耐えていましたが、半年後には引っ越しを余儀なくされました。事業を営んでいた父も会社をたたみ、新たな場所で別の仕事を始めることとなりました。今でも災害が発生するたびに、その時の経験を思い出します。だからこそ、自分と同じ経験を人にはさせたくないという思いがずっと続いているのかもしれません。

また、高校生の時に青森県で大火災が発生し、生徒同士で募金活動などの支援を行っていました。しかし、もっと大きな支援ができないかと複数の学校の有志が集まって、レコードコンサートを開催し、その入場料を全額被災地に寄付しようと考えました。高校生グループで、レコード店を回って協力をお願いするなど、企業や大人を巻き込み、佐賀県の体育館で実施することができました。2,000枚のチケットを売り切り、当日は来場者で賑わったことを今でも覚えています。この時の経験が、50年以上経った今でも自分の原動力になっていると思います。

これまでに苦労したことは。

最近は個人情報の保護が厳しく、地域の人が誰も近所の家庭の中の状況を知らないということが起きています。福祉活動には周囲の「気づき」も必要ですが、それが薄れてきた上に、実際に当事者とつながることが難しくなってきているのには、苦労していますね。電話番号を教え合うというのもできなくなってきているので、気軽に相談・連絡するという手段が途絶えてきていることには頭を抱えています。春日市は昔から福祉が進んでいるので、みんなが同じ方向を向いて、行政とも連携が取れていると思いますが。

リーダーとして必要なことは。

組織をまとめる身として気を付けているのは、ワンマンにならないようにすることです。そのためにも、「どうですか?」と各人に意見を聞くことを意識しています。

私は筑紫薬剤師会でも会長を務めて、薬剤師という職業の団体の長になったのですが、その際も、1人でも批判があったら辞めますと最初に宣言しました。みんなのためになっていなかったら意味がないので。

これから実現したい夢は。

児童虐待を減らすことです。虐待は親が無自覚のうちに起こってしまうこともあるので、周囲の大人が子どもの変化に気付いてあげなければならないのです。毎年5月5日の「こどもの日」から11日までの1週間が児童福祉週間なのですが、その期間に、社会福祉協議会や公共施設、民生委員の自宅などでこいのぼりを揚げて、地域みんなで子どもたちを見守っているんだということを目に見える形で表現していこうと企画しています。こいのぼりと一緒に「こどもの笑顔は地域の宝」というスローガンを書いたのぼり旗も立てる予定です。こういう取り組みをやることで、みんなの意識が変わるんじゃないかなと思います。

市民の皆さんへメッセージを。

地域みんなで支え合っていくためには「参加」が重要です。何でもいいのですが、例えば町内の運動会などの催しにも出てほしいんです。参加すれば誰かと話す。話せば人間関係ができる。そうすることで困ったことや心配事があれば、お互いに声を掛けられるようになると思います。自分には関係ないと思わずに、少しでも地域と接点を持ってもらいたいです。そのためにも、私たちも民生委員の活動のPRをしっかり行っていかなければならないと感じています。民生委員自体にも興味を持ってもらい、地域と行政のパイプ役を増やしていきたいですね。

プロフィール

昭和61年に春日市民生委員・児童委員に委嘱され、以来30年以上活動に取り組む。平成19年から現職。筑紫薬剤師会会長も4期8年務めた。

夢サポート

(1)みんなの夢をサポート まずは身近なボランティア活動から始めたいという人へ

かすがボランティアセンターは、「ボランティアをして欲しい!」という人と「ボランティアをしたい!」という人をつないでいます。ボランティア講座の開催、ボランティア団体の支援、活動紹介なども行っています。

 

(2)石橋さんの夢をみんなでサポート こいのぼり募集中

皆さんの家庭で眠っているこいのぼりはありませんか。譲ってくれる人は、令和2年3月31日(火曜日)までに次へ連絡してください。

※ 4メートル以内のこいのぼりを募集しています。

連絡先

かすがボランティアセンター

〒816-0851 春日市昇町3-101

電話:092-501-1136

ファクス:092-581-7258

民生委員・児童委員による福祉相談

各地区の委員が身近な相談相手として活動しています。

問い合わせ先

春日市 福祉支援課 地域福祉担当

電話:092-558-1224

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