DREAM12 かすが市民懇話会副会長 園田 美結(そのだ みゆう)さん

ページ番号1006215  更新日 令和2年6月27日

地域の人を支えたい

幼いころから人を支える仕事がしたいと思い、現在は大学で社会福祉を専門に学んでいる園田さん。夢の実現のために勇気を出して参加したかすが市民懇話会では、さまざまな世代や立場の人との意見交換を行っています。大学生になり、より広い視点で社会を見るようになったからこそ感じた春日市の魅力や、将来について話を聞きました。

写真:紹介

苦手意識を克服したいとチャレンジ

かすが市民懇話会ではどんなことをしているのですか

市民懇話会とは、春日市の住民が30人ほど集まって、春日市の良いところや課題、将来などについて話し合っていく場です。1年間で6回ほど開催しています。毎回テーマがあるのですが、第1回目に何について話したいか会員にアンケートをとってテーマを決めています。会員は、春日市に居住しているか、通勤・通学する18歳以上の人で、公共団体などからの推薦の人と、公募の人がいます。任期は2年間です。会社員や定年退職した人、大学生など、幅広い年代の人が参加しています。

なぜ懇話会に参加しようと思ったのですか

大学2年生の夏に、春日市の社会福祉協議会に実習に行くことが決まっていました。社会福祉の中でも地域福祉を学んでいく中で、自分のまちについても知らないといけないなと思っていたころ、大学の先生から懇話会のことを教えてもらい、ちょうど会員の募集時期だったので勇気を出して応募してみました。

もともと人と話すことが得意ではなかったので、最初は不安でした。今でも人前で話すのは苦手なのですが、社会福祉士になるのが夢だったので、コミュニケーションの苦手意識を克服するためのチャンスだと思って、一歩踏み出しました。

懇話会で印象に残っていることはありますか

普段の生活の中では他の年代の人と接することが少ないので、他の会員の意見がとても新鮮で面白く感じられます。西鉄春日原駅周辺整備事業がテーマのときは、春日原駅周辺が変わるにあたり、施設やスペースをどう活用するかについて意見を出し合いました。私や同世代の人が、薬院駅の線路下のライブハウスのように、電車の音を気にしなくてよい活用方法もあるというアイデアを出したところ、他の会員から「そういう発想はなかった」と言ってもらえました。

困っている人がいたら放っておけない

将来は福祉の仕事に就きたいのですか

今、社会福祉士と精神保健福祉士の資格を取得するために勉強中です。社会福祉士は児童福祉、高齢福祉、障がい福祉、医療福祉、地域福祉などに専門分野が分かれていて、たとえば児童相談所、乳児院、養護施設などそれぞれの職場で仕事内容は変わってきます。私は地域福祉を学んでいるので、地域にいる精神障がいを持った人を支える仕事をしたいと思っています。

社会福祉士を目指したきっかけは

小学生のころは幼稚園の先生になりたかったのですが、人見知りで引っ込み思案だったので、向いていないだろうなと思っていました。人前で何かをするということが苦手で。

中学生になると福祉に興味を持って、福祉について学べる高校に行こうかと思っていました。当時はまだ漠然としていたので、結局は普通高校に行ったのですが、大学進学に向けて学校や学部を決めるとなったとき、やっぱり福祉に対しての興味が変わらなかったので、今大学で学んでいます。

昔から人の世話をするのが好きで、困っている人を放っておけなかったです。小学生の時に特別支援学級に友達がいて、その友達のそばにいたり、気分が悪いときに背中をさすったりしていたら、先生から「ありがとう」と言ってもらえたことがあって。今思うと、この言葉が大きかったのかもしれません。

春日市のどんなところが好きですか

人と人との距離が近いところが好きです。登下校の見守りをしている地域の人が声を掛けてくれたり、学校で料理などいろんなことを教えてくれたり、そんな環境で育ってきたので、それが当たり前だと思っていました。でも、それは当たり前ではなく、協働のまちづくりのおかげなんだと、福祉を学んで初めて気付きました。

また、懇話会に参加したことで、自分が知らなかった昔の春日の姿や大人の視点から見た春日市の良さなども知ることができました。子育てしやすい環境だなと感じるので、将来、結婚して出産した場合も、春日市に住み続けたいですね。

写真:懇話会の様子

最後に、懇話会で1年間活動した感想をお願いします

応募には勇気が要りましたが、実際に参加してみると会議という堅苦しい感じではなく、近所に住んでいる人たちと話しているような感覚です。世代が違っても、私と同じように春日市で暮らしている人たちばかりなので、共通点が多くて毎回話が盛り上がります。

私は、地域福祉を学んでいて夢を実現させたいという理由で参加しましたが、そのような明確な理由がなくても、春日市が好きな人なら意欲的に活動できると思います。

副会長を私がしていることで、若い世代の参加者が増えてくれると嬉しいですね。

(取材日:3月25日)

写真:大学の友人と

プロフィール

春日南中学校出身。筑紫女学園大学人間科学部4年生。趣味は小学2年生から始めたダンスで、現在も大学のダンスサークルで活動している。

夢サポート かすが市民懇話会

毎回打ち解けた雰囲気の中で、会員や市長と意見交換をしています。市民目線でのまちづくりに対する意見を春日市に提案してみませんか。

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