DREAM32 ポケモンワールドチャンピオンシップス2023 ワールドチャンピオン 海老澤 昊空(えびさわ そら)さん
ページ番号1013147 更新日 令和5年10月31日
家族でつかんだ世界王者
1996年に発売された人気ゲームソフトで、アニメやカードゲームなども展開されるなど、今なお世界的な人気を誇る「ポケットモンスター(以下、ポケモン)」。
2023年8月、世界中の選ばれしプレーヤーが熱戦を繰り広げる世界大会「ポケモンワールドチャンピオンシップス」が日本で初開催され、同大会のゲーム部門ジュニアの部で、日本人初のチャンピオンに輝いた海老澤さん。
世界チャンピオンになるまでの過程や、今後の夢について聞きました。
ゲームが好きな姉兄の影響
保育園の時に、兄に勧められて始めました。ポケモンを始めたのは、小学3年生の時。当時発売された新作のポケモンを兄と対戦する中で、どんどんはまっていきました。自分には姉と兄がいるんですが、2人とも大のポケモン好きで。2人の話に自分も入っていくことが多かったですね。ここまでゲームにはまっていったのは、姉と兄の影響が大きかったと思います。
日によりますが、だいたい1時間ほどです。ゲーム以外の時間は、兄と話をしたり、お気に入りのYouTube(ユーチューブ)の配信を見たりしてポケモンの研究をしています。
もちろん他のプレーヤーとの対戦が好きです。対戦は相手との駆け引きが重要になってくるのですが、その駆け引きがとても楽しくて、自分の読みが当たって勝ったときはうれしいですね。
それと、兄と一緒に対戦の考察をすることやポケモンのキャラクターを分析することが好きです。
日頃から兄と研究して、それをオンライン対戦で実践することで、試合の勘や分析力が身に付いて、今回の大会に生きたのだと思います。
対戦に勝利する上で大事なことの一つに、キャラクターのメンバー構成があります。ポケモンのキャラクターにはさまざまなタイプや技などがあり、戦い方に合わせた構成が重要になります。
実は、今大会では、兄がメンバーの初期構成を考えてくれました。それを基に、ネット対戦で試行錯誤をしていきながら、今回の大会のメンバーを選びました。
研ぎ澄まされていった勝負勘
予選と決勝トーナメント(準決勝)で同じイタリア人選手と対戦したのですが、予選では敗れたその選手に、準決勝で駆け引きの末、勝利したことです。敗れた予選の反省から「相手は深読みをする傾向があるから、あえて違う手法で戦ってみよう」と、相手の性格や行動を読み切って勝利でした。
決勝戦でも相手の二手三手先を読んだ行動が的中して優勝できたのですが、これもその前のイタリア人選手との再戦があったからこそできたことだと思います。
何事にも落ち着いて対応できるようになりました。
実は、大会の中で、持参した機材が使えないトラブルがありました。スタッフの方がどうにか動くようにしてくれて大会に参加できたのですが、その影響で開始時間が1時間ほど遅れてしまいました。
普段は、トラブルがあると緊張したり焦ったりしてしまうのですが、この時はなぜか平気でした。この大会に出場したことで、自分が成長できた部分だと思います。
今回の優勝で、トレーナー名(※1)の「Shadow(シャドウ)」が知れ渡ってしまいました(笑)。今後は世界中の対戦相手が自分を研究してくると思いますが、負けないように頑張ります。勝ち続けるためにも、運任せではなく、どのように戦えば勝利の確率を高めることができるのかを考えて次の対戦に臨みたいです。
※1 ゲームの中で使用する名前のこと。
連覇を目指して
シニアの部で優勝することです。この大会のゲーム部門は、年齢別にジュニア(12歳以下)、シニア(13~16歳)、マスター(17歳以上)の3部門に分かれています。自分が今回ジュニアの部で優勝したことで、シニアの部の世界大会への出場資格を得たので、そこで優勝して連覇したいです。
プロフィール
海老澤 昊空(えびさわ そら)
春日東中学校1年生。小学1年生から硬式テニスを習い、中学校ではソフトテニス部に所属。トレーナー名の「Shadow」は兄の考案。好きなポケモンは、ミュウ。
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