DREAM34 2023年度ミス・ユニバース® ジャパン ファイナル トップ5 松本 美咲(まつもと みさき)さん
ページ番号1015325 更新日 令和6年12月9日
本当の美しさを伝えたい
国際的な大会であるミス・ユニバース®出場に向け、日本代表を選出する「ミス・ユニバース® ジャパン ファイナル」。2023年の大会に出場した松本さんは、4歳から始めたバレエを生かし、ファイナリストとなりました。華やかな舞台の裏には、数多くの挫折があったと、時折、目に涙を浮かべながら語った松本さん。涙の理由や、これからの夢などを聞きました。
バレエと歩んだ人生
幼稚園の頃、フリルが付いたレオタードを着た友人のお姉さんを見て、「私も着たい!」と一目惚れしたことがきっかけです。
踊り以外にも、バレエの歴史や技術を知れたり、美しい体を保てたりなど、たくさんの魅力があります。バレエの奥深さにのめり込み、舞台前は1日中練習するなど、バレエ漬けの日々でしたね。これからもずっとバレエを続けていこうと心に決めていました。
ハードな練習で心が折れそうになることもありましたが、結局は「バレエが好き」という気持ちだけで、約23年間、舞台に立ち続けました。
夢を見失ったその先に
ダンサーや指導者としての活動を広げたくて努力を続けたバレエでしたが、けがなどで、2022年にバレエから離れる決断をしました。夢を見失い、これまでやってきたことを全て否定し、人前に出るのが怖くなりました。
でもこのままではいけないと、新たな目標として、以前から興味があった「ミス・ユニバース® ジャパン ファイナル」で結果を残すという目標を立てました。
ドレスなどを着用したウォーキングや、スピーチ審査などがありました。いずれも初めから完璧である必要はなく、約半年続くレッスンでの努力の過程も評価の対象でした。
人前で話すことが苦手なので、特にスピーチは苦労しましたね。周りの人と比べて落ち込むこともありましたが、本を読んだり、ニュースを見たりして知識を身に付け、簡潔に分かりやすく伝える練習を何度もしました。
「やっぱりな」と思いました。なぜなら、このためにたくさん努力をしてきたから。元々、心配性で緊張しやすく、完璧主義な私は、緊張しないためにも、人一倍練習しました。そのため、本番は全く緊張しませんでした。
バレエで培ったパフォーマンス力のおかげだと思います。体幹以外にも、努力の仕方や目標の立て方が自然と身に付いていました。
あとは家族や友人などの支え。大会前日は、父から「あなたは銀河一美しいです。張り切っていきましょう」とメッセージをもらいました。
かけがえのない出会い
挫折によって嫌いになりかけたバレエでしたが、向き合い方を変えることで、新たな夢に出会えました。
また、大会では、さまざまな業種の出場者たちと出会い、バレエという枠から飛び出して、自分の中になかった新たな考えにたくさん触れることができました。いつしか応援し合える関係となり、今でも連絡を取り合っています。
健康的な美しさを、レッスンなどを通して発信していきたいです。本当の美しさは容姿だけではなく、食事や心など内側から生まれる美しさもあると考えています。
引き続き、大会などで結果を残して、より多くのことを説得力を持って伝えられる存在になりたいです。
目標や夢があることは、とても幸せなことだと思います。それだけで誇りに思ってほしいくらい。しかし、時には叶わないこともあるかもしれません。叶わなくても、今までやってきたことは自分の人生の軸となり、色となり、大きな支えとなってくれるはずです。今は、目の前にある目標に向かって全力で頑張ってください。
プロフィール
松本 美咲(まつもと みさき)
春日市出身。休日は父に教わったゴルフをしたり、自らの健康に配慮した料理を作ったりしている。普段から心掛けていることは、誰に対しても丁寧に接すること。
夢サポート
春日神社
春日の地名の由来になったといわれる春日神社。国の重要無形民俗文化財に指定された「春日の婿押し」など、多くの伝統行事が行われています。 松本さんにとって、春日神社は安心する特別な場所。大会期間中、毎朝春日神社まで行き、結果を残せるようお祈りしていたそうです。
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