DREAM25 クラリネット奏者 栗山 かなえ(くりやま かなえ)さん

ページ番号1009377  更新日 令和3年11月24日

続けてこられたのは、楽しかったから

東京藝術大学に在学しながら、クラリネット奏者として精力的に活動している栗山かなえさん。数々のコンクールで入賞するなど、輝かしい実績と実力の持ち主です。

12月には、ふれあい文化センターでリサイタルが予定されている栗山さん。とても自然体で柔らかい雰囲気ながら、その内に熱い情熱を秘めた彼女に、夢の話を聞きました。

写真:栗山かなえさん

クラリネットとの出会い

クラリネットを始めたきっかけは

母の影響ですね。母もクラリネット奏者で、小さい頃から母が参加する講習会やコンサートについて行くことが多かったのですが、クラリネットを演奏している皆さんが楽しそうだなと思っていたんです。ある日、「吹いてみる?」と言われて、母のクラリネットを借りたのが小学4年生の時です。最初は、時々楽しく演奏しているだけでしたが、中学校で吹奏楽部に入り、そこから毎日練習するようになりました。

実は、中学まではどちらかというとピアノを本格的に練習していたんです。ただ、コンクールの結果はクラリネットの方が良く、ピアノは演奏者の層が厚いこともあり、中学3年生くらいからクラリネットに絞り、本格的に練習するようになりました。

とても自然体で、笑顔が素敵です

よく「普通」って言われます(笑)。本当に普通の中学生、高校生だったし、勉強も好きで、「勉強ばかりしてないで、クラリネットを練習しなさい」って怒られていました。

生粋の春日育ちだとか

春日原小、春日野中、春日高校卒業です。思い出深い場所は、春日公園ですかね。幼い頃から家族でよく散歩に来ていましたし、中学、高校の時は通学路にあったので。

音楽家を目指す人は音楽高校出身が多いのですが、私は春日高校で本当によかったなと思っています。音楽という特殊な環境の中でいい意味で「普通」でいられるのも、春日で出会った人たちや、春日という環境が私を育ててくれたからだと思います。大学入試の時は、春日高校のみんなが応援してくれて心強かったですね。

東京藝術大学は、1次試験と2次試験が高校の卒業式の前後にあるんです。だから、卒業式には出席しない受験者もいますけど、私は絶対にそんなことは考えられなくて。大好きな友人や先生たちと一緒に卒業式を迎えたいと思いました。それで、東京から卒業式のために春日に戻って、卒業式が終わった後に1次試験の合格通知が来て、また東京に行きました。

12月のリサイタルでは、春日高校吹奏楽部の後輩たちと共演するので、今から楽しみです。

写真:インタビューに応じる栗山さん
柔らかい雰囲気の栗山さん

日本最高峰の音楽大学へ

SAKURA JAPAN MUSIC COMPETITION(サクラ ジャパン ミュージック コンペティション) 2020」グランプリなど、数々のコンクールで活躍されています

中学2年生くらいから、コンクールに出場していました。「SAKURA JAPAN MUSIC COMPETITION 2020」は、高校3年生の夏でした。東京藝術大学を目指すレベルの奏者が集まり、自分の実力を試すようなコンクールだったので、グランプリを獲ったときは「間違いじゃないの?」とびっくりしました。

なぜ東京藝術大学へ

私はクラリネットが大好きなんです。クラリネットは、幅広いジャンルで活躍できる楽器ですし、木管らしい丸い音も魅力的で、吹いていて楽しい。低音は深く、高音は華やかで、人によっても楽器によっても音が変わるし、本当に面白いなと思います。

これまで続けてこられたのは、楽しかったから。楽しいから練習して、これまで努力してきて。だったらせっかくだからトップを見てみたい。そう思って東京藝術大学に進学しました。

入学してどうでしたか

最初は、辞めたいと思うほど辛かったですね。高校までクラリネットは部活動で楽しんでやっていたのに、大学に入ってクラリネットが本業になり、途端に辛くなったというか。周りにとても上手な人がたくさんいて自信を無くしたり、東京藝術大学という名前を重荷に感じたり、本当に苦しかったです。

でも、今はその環境を受け入れられるようになりました。私は私なりに頑張ればいいと思えるようになったし、刺激をもらえて高め合える環境を楽しめていると思います。

写真:友人との撮影
大学の同級生で結成した木管五重奏「Lilac(ライラック)」(左端が栗山さん)

音楽を届け続けたい

演奏する時に心掛けていることは

いつも楽しんで演奏しようと思っています。本番は何が起きるかわからないし、実際にミスすることもありますけど、それさえも楽しんでしまうというか(笑)。

そして、上手に演奏しようと思わず、自分らしく演奏しようって思っています。大学入試やコンクールの時は、「いつもどおりに」と思いながら演奏していました。「やるぞ」とか「絶対に受かるぞ」と考えると力が入ってしまうので、「できる気がする」くらいに考えてリラックスするようにしています。

被災地での音楽支援活動を続けているそうですね

母の音楽支援活動についていったのがきっかけです。

一度、被災地で「ふるさと」を演奏しようとしたら、「ふるさとを無くした人に、この曲を演奏するのか」と言われたことがあって。音楽は人を楽しませるけど、人を傷つけることもあるんだと気付かされました。

それでも、音楽には何かを感じさせる力がある。だから、たとえ限られた人にしか聴いてもらえなくても、1人しかいなくても、音楽を届け続けたい。決して押し付けではなく、本当の意味で、人のために演奏できる音楽家になりたいと思っています。

写真:演奏する様子
クラリネットの演奏では真剣な表情に

努力は、絶対に裏切らない

栗山さんにとって、クラリネットとは

私にとってなくてはならないものですね。クラリネットも、音楽も、ずっと生活の中に当たり前にあって、気が付いたら音楽大学を受験することになっていたというか。

嫌なことも悲しいことも、クラリネットを吹いていたら忘れられるんです。演奏していて本当に楽しいし、ただ頑張るもの、努力するものと思っていたら、ここまで続けられなかったと思います。

将来の夢はなんですか

オーケストラのクラリネット奏者になることですね。アクロス福岡運営の「福岡ジュニアオーケストラ」に高校2年生から参加したのですが、そこでトップで演奏させてもらったんです。ピッチを合わせてみんなで演奏する吹奏楽と違って、ソロで演奏しなければならない。とても緊張するし、終わったら疲れるんですけど、本当に楽しくて。それからオーケストラ奏者になりたいと思うようになりました。

そして、特に映画音楽に携わりたいです。ジブリやディズニーなどの音楽って、人の心を動かす力があると思うんです。映画音楽のメロディーの美しさや、ドラマチックなところが大好きだから、オーケストラでそんな演奏に携われたらなと思います。

夢に向かって頑張る皆さんにメッセージをお願いします

努力は報われることも報われないこともあって、以前はそれが普通だと思っていて。でも、大学入試の時は、毎日、朝から晩まで、これまでにないくらい本当にたくさん練習したんです。誰よりも努力した自信があったから、入試の時も落ち着いて演奏を楽しめたんですよね。そして、入試に向かって努力したことが、さらに自信になりました。

その時から、誰にも負けない努力は、絶対に裏切らないと思っています。春日高校の後輩たちにも「頑張って努力すれば、絶対に成果はついてくる」という言葉を贈りました。

誰よりも努力したって自信が持てるほど頑張れば、その努力は絶対に実る、私はそう信じています。

プロフィール

栗山 かなえ(くりやま かなえ)

県立春日高等学校卒業。国立東京藝術大学音楽学部器楽科在学中。第20回日本ジュニア管打楽器コンクール1位金賞など、数々のコンクールで入賞。東日本大震災直後から、毎年被災地音楽支援活動を行っている。

写真:リサイタルを行う栗山かなえさん

夢サポート

音楽や演劇の公演、文化サークルなど、さまざまな事業を実施しています。

プレゼント

抽選で4組8名様に「未来に羽ばたけ!栗山かなえクラリネットリサイタル」チケットをプレゼント。

当選発表は、チケットの発送をもって代えさせていただきます。

応募期限

令和3年12月10日(金曜日)

応募方法

次のチケット応募リンク先に、住所、氏名、電話番号、「KASUGA DREAM」の感想を入力し、送信する

チケット応募

「未来に羽ばたけ!栗山かなえクラリネットリサイタル」

日時

令和3年12月19日(日曜日) 午後3時(開場:午後2時)

会場

ふれあい文化センター 新館 スプリングホール

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