DREAM10　春日イーグルス　鬼倉　洋人（おにくら　ひろと）さん

このチームから世界を目指したい

春日市内の至るところで見掛ける水色のユニフォーム。会員数が1,000人を超える総合型スポーツクラブ「春日イーグルス」のユニフォームです。同チームのU-15ジュニアユースのキャプテンを務める鬼倉　洋人（おにくら　ひろと）さん（取材日現在）。将来は世界でプレーできるようなプロのサッカー選手になりたいと語る鬼倉さんの、これまでと今後の夢を聞きました。

サッカーアニメ「イナズマイレブン」に出てくる「クールで無口な性格だけど、サッカーに対する思いは熱い」豪炎寺に憧れたのがきっかけで、幼稚園の年中からサッカーを始めました。

小学生になってから、地域で身近にあった春日イーグルスに入りましたが、チームメイト同士の仲が良いので、9年間、すごく楽しく続けることができています。中でも、チーム一丸となって試合に勝った時や、自分が点を決めてチームに貢献できたときなどは、うれしいです。

何もできない自分を乗り越えて

キャプテンになった中学3年生の夏、試合でシュートを打った後、後ろから止めに入ったディフェンスと接触し、肩を骨折してしまいました。その骨折がやっと治った直後に、さらに二度、どちらも試合中にキーパーや相手選手と競り合った際に手首を骨折し、結局4カ月ほど試合に出られない日々が続きました。キャプテンなのに、チームのために何もできない自分が悔しくて、ひたすらプロサッカーの試合を見て自分と同じポジションの選手（メスト・エジル選手、独代表）の動きを勉強したり、サッカーをしていた兄と無理のない範囲で基礎練習をしたりして、モチベーションだけは落とさないようにしていました。

みんなで守り、みんなで攻める

サッカーを始めたばかりの頃は、ドリブルもシュートも、全部自分でしたいと思っていました。ですが、春日イーグルスでみんなとプレーをしていく中で、チームメイトとうまく息を合わせてパスを回し協力した方が、試合にも勝てるし、何より楽しいと気が付きました。今は、「自分が、自分が」ではなく、みんなで守り、みんなで攻め、みんなで勝てるチームを目指しています。そのために、練習の時から、一つ一つのプレーに対して「今のプレーはもう少しこうした方がいい」など、お互いにしっかりと話し合うようにしています。

また、キャプテンとして、試合中だけではなく、練習中でも一人一人への声掛けを欠かさず、チームの士気を高められるように心掛けていました。キャプテンという経験を通して、「チームのために」自分に何ができるか、ということを考えられるようになったと思います。

コーチ陣からは、サッカーの技術面だけではなく、あいさつや感謝を忘れないなどの礼儀の部分も教えてもらいましたね。その点でも、春日イーグルスを選んで良かったと思っています。

このチームで勝つ

海外でプレーできる選手になることです。とにかく得点に絡んだり、得点を決めたりする選手になりたいです。そのためにも、日ごろの練習や試合の時から、トップ（フォワード）の選手やゴールを視界に入れておき、シュートを打てる位置にパスを出したり、トラップに気を付けたり、常に全てのプレーでシュートを意識するようにしています。

また、これからの高校生活の3年間は、部活動ではなく春日イーグルスでサッカーを続け、毎試合しっかりと走り、常にゴールを狙い得点に絡むことで、チームの勝利に貢献できる選手になりたいですね。実は、春日イーグルスでキャプテンとして出場した中学生活最後の試合が、県大会の決勝戦だったのですが、そこで敗れてしまい、すごく悔しい思いをしました。その時に、チームメイトたちと「この悔しさを高校3年間のサッカー生活で絶対に晴らそう」と誓い合ったんです。みんなも、高校の部活動でサッカーに取り組むという選択肢があったにもかかわらず、自分についてきてくれて「春日イーグルスでサッカーをやりたい」と言ってくれて。ですので、高校生活の3年間で、春日イーグルスとして、絶対にみんなとあの時の悔しさを晴らしたいと思っています。

常に心掛けていることではありますが、練習の時にも、一つ一つのプレーに対して、反省と修正を繰り返すようにしています。「今のパスはもう少し長く出した方がいい」、「次の動きのためには、どこでトラップするのが一番か」など、細かく反省し、繰り返し修正していくことで精度を高めています。近い目標も、先の目標も、こういった地道な努力が大事だと思うので、今後も続けていきたいです。

プロフィール

平成16年生まれ。春日東中学校出身。現在は、オフェンシブミッドフィルダーとして、毎試合得点に絡むプレーでチームの勝利に貢献している。趣味、特技ともにサッカーというサッカー漬けの毎日を送っている。

• 身長：160センチメートル
• 体重：48キログラム
• 利き足：右足

夢サポート　春日イーグルス

春日イーグルスは、スポーツを通してコミュニケーションを豊かにすることで、人を作り、育て、地域コミュニティの再生に一役を担う総合型地域スポーツクラブとして、活動を広げています。

サッカー・バドミントンのスポーツだけでなく、地域貢献事業も行っており、年齢を問わず、子どもから中高年者、お年寄り、誰でも気軽に参加できるクラブです。

詳しくは、問い合わせてください。

問い合わせ先

NPO法人 春日イーグルス　杉山（すぎやま）

電話：092-595-5197

ファクス：092-586-9066

• 総合型地域スポーツクラブ　NPO法人　春日イーグルス（外部リンク）