DREAM30 タレント・ラジオパーソナリティー 椎葉 ユウ(しいば ゆう)さん

ページ番号1010252  更新日 令和4年5月10日

音楽と言葉で伝えたい

タレント、ラジオパーソナリティー、番組ディレクターなど、多方面で活躍する椎葉さん。実は、東京大学を卒業し、9年間県内の高校で国語教師として勤務していました。それからなぜラジオの世界へ飛び込んだのか。椎葉さんのこれまでの歩みや、これからの夢について聞きました。

写真:椎葉さん

大好きな音楽を仕事に

なぜラジオの世界に進んだのですか

実は、ラジオでしゃべりたくて転職したわけではないんです。一言で言うと、音楽が大好きだったんです。

父が音楽好きで、父が流すクラシック音楽を聴いて育ちました。その影響か、自分も小さい頃からラジオで歌謡曲を聴いていました。

決定的だったのは、小学6年生の時。ある日、兄が友人からビートルズのレコードを借りてきたんです。それを聴いた時、まさに体中に電気が走った感じでした。それからどんどん音楽にはまっていきましたね。教員時代も、イベントでDJをしたり教員バンドを組んでいたりと、音楽活動をしていました。

そんな中で「仕事でも音楽に関わりたい」と本気で思うようになったんです。このまま定年を迎えたら、後悔するんじゃないかって。そんな時、たまたまラジオ局の人と知り合い、どんどん話が進んでいってラジオ局に入社することになりました。

好きな音楽を仕事にしてどうでしたか

最初はスピード感に慣れるのに苦労しましたね。入社したての頃はリクエスト曲をCD室に取りに行く仕事をしていたのですが、目的のCDを見つけ出すのに4~5分かかっていたんです。そしたら先輩から「動きは2分以内で」と怒られて。

教員時代は、伝えて反応を見て、次はどう伝えようかと考えてといった、ゆっくりとしたキャッチボールだったんです。でも、ラジオの世界は違う。判断も動きもすごく早い。常に先のことを考えて動かないといけない。そのギャップに苦労しましたね。

写真:教員時代
高校教師時代(当時25歳)

伝える楽しさ

 パーソナリティーになったきっかけは

裏方やって2年目くらいに「しゃべってみろ」と言われて、3年目には「生番組でしゃべってみろ」みたいな(笑)。流れに身を任せた感じでしたが、元々しゃべって何かを伝えるのが好きだったんです。

学生って反応が素直なんですよね。面白かったら笑うし、つまらなかったら寝るし、いい教え方ができれば分かってくれる。その感じがすごく好きだった。今も、伝えて反応が返ってくるのが一番楽しい。音楽と言葉で伝えることが好きなのは今も変わらないですね。これからも一生変わらないと思います。

普段から心掛けていることはありますか

聴いてくれる人のことを想像することですね。どんな風に感じるか、思うか。自分の話したいことばかり話しても、伝わらなかったり楽しくなかったりすることもあるので、それをどうやって伝えるか。リスナーの気持ちを想像するのは日々忘れないようにしています。

写真:収録を行う様子
ベイサイドプレイス博多のスタジオで収録を行う様子

次世代を育成したい

今後の夢は何ですか

これから人生の最終ステップに入っていくと感じているので、音楽と言葉でやり残しがないようにしたいですね。いろいろプランはあるし、やりたいことはたくさんあります。今はコロナ禍で難しいですが、音楽を語るイベントを開催したいなと思うし、次世代のしゃべり手も育てたい。

ラジオやテレビなどメディアの環境が変わっても、人間がしゃべって伝えて楽しませるという役割は絶対になくならないと思うんですよね。会社としても育成に力を入れていて、自分が育てるというのはおこがましいですが、面白いしゃべり手がもっと出てくるようにお手伝いしたいです。

夢に向かって頑張る人へメッセージを

コロナ禍や景気の低迷など暗いニュースも多いですが、そういう時こそ「空元気」。

空元気ってネガティブに使われることが多いですよね。でもとにかく元気でいることや、根拠のない展望、「未来は何とかなる」という気持ち、そういうものは忘れない方がいいのかなと思います。たとえ気持ちが落ち込んでしまっても、絶対にまた上がっていきます。1人の力では厳しいなら、周囲の人と助け合いながら一緒に上がっていければいい。僕はそう思います。

プロフィール

椎葉 ユウ(しいば ゆう)

春日市生まれ。東京大学文学部言語学科卒業。株式会社パインズ取締役事業本部長。パーソナリティー、キャスター、ディレクター、ライター、ナレーターなどマルチな才能で幅広く活躍中。

夢サポート

コミュニティバス「やよい」

市内7路線を運行。

公共交通機関を利用する椎葉さんは、春日市民図書館で読書を楽しむ際、よく「やよい」を利用していたそうです。

このページに関するお問い合わせ

秘書広報課 広報広聴担当
〒816-8501
福岡県春日市原町3-1-5
市役所5階
電話:092-584-1111(代表)
ファクス:092-584-1145
秘書広報課 広報広聴担当へのお問い合わせは専用フォームへのリンク