DREAM29 歌手 手嶌 葵(てしま あおい)さん
ページ番号1010251 更新日 令和4年5月9日
今も夢の途中
2006年、スタジオジブリ作品『ゲド戦記』の主題歌とヒロイン役の声優として抜擢され、鮮烈なデビューを果たした手嶌さん。多くの人を魅了する透明感溢れる歌声で、数々の映画やドラマの主題歌を担当してきました。歌声からも伝わるように、とても柔らかく落ち着いた雰囲気の手嶌さんに、歌手になるまでの経緯や夢について語ってもらいました。
歌に励まされた中学時代
私は人見知りで、人前に出るのが苦手だったので、歌手になるなんて考えていませんでした。小学生の頃はバレーボール選手に憧れていたかな。昔から読書が大好きだったので、司書になりたいとも思っていましたね。
実は、中学生の頃に学校に行けない時期があったんです。でも、大好きな映画の音楽やラジオを聴くことで、つらい時も心が励まされて、前向きな気持ちになれたんです。
その頃から、歌を歌えると楽しいだろうなと漠然とした思いがありました。
歌手への道のり
卒業後は、歌のレッスンを受けながら高校の資格も取れる専門学校に進学したんです。歌を歌えることで、学校生活も自分の人生もうまくいくんじゃないかなと思って。
2年生の時にレコード会社の勧めでデモCDを作ったんですが、そのCDがスタジオジブリのプロデューサーの鈴木敏夫さんの耳に入り、声を掛けていただいたのがきっかけです。
周りの人たちと「よかったね」と言って喜びあったことを、今でもすごく覚えています。私自身、幼少期から大好きだったジブリの作品でデビューできて、相当舞い上がっていましたね(笑)。

歌える喜び
歌は仕事になりましたが、今でも歌っていると、とても楽しいですね。皆さんに聴いてもらえる喜びもありますが、一人で鼻歌を歌っている時もやっぱり楽しい。歌ってすごいなと思いますし、素敵だなと思います。
正直、こんなに長く続くとは思っていなかったです。私は映画が大好きなのですが、その主題歌を歌えることが励みになったり「また歌える」って喜びを感じられたりしてきたから、ここまで続けてこられたんじゃないかなって思いますね。映画だけに限らず、これまで美しい曲をたくさん作っていただいて、それを歌ってこられたことは、すごくありがたいことだなって思います。
いつも、丁寧に歌うように心掛けています。私は緊張するタイプで、実は今でも歌うときに足が震えたり、心臓がバクバクしたりするんです。なので「とにかく落ち着いて、丁寧に丁寧に」と思いながらやっています。

笑顔になるためにチャレンジ
息の長い歌手になれるといいなと思っています。
昨年の12月に、幼少期から大好きだった加藤登紀子さんのコンサートに行ったんです。その日は彼女の78歳の誕生日だったんですが、かっこよくて。交流もあるのですが、本当に素敵な方なんです。私も負けないようにできる限り長く続けたいと思いました。
私も、夢に向かっている途中です。好きなことや、やってみたいことを見つけるために、今もチャレンジし続けています。
自分が笑顔になれることを見つけるために、いろんなことにチャレンジして一緒に頑張っていきましょう。
市制50周年、おめでとうございます。春日市は住む人に優しくて、住んでいる人も優しいまちだと思います。その優しさがますます広がって、もっともっと優しいまちになるといいなと期待しています。
プロフィール
手嶌 葵(てしま あおい)
春日南小学校、春日東中学校出身。2006年『テル―の唄』でメジャーデビュー。日々のリラックス法は、ツアーの移動の合間に読書をすることや、映画やミュージカルのサントラを鑑賞すること。
夢サポート
春日市表彰式
さまざまな分野で地域の発展や市民生活の向上に寄与した人、市民の模範となる人などを表彰しています。平成24年には、手嶌さんに市民文化賞が授与されました。
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