高齢者対象のワクチン接種について（令和3年4月13日）

新型コロナウイルスワクチンの高齢者向け接種が4月12日から全国で開始されました。

しかしながら、ワクチンの供給量が当初の想定を大きく下回っており、福岡県内では、福岡市、北九州市など高齢者数の多いところから配分されている状況です。高齢者に先行して開始された医療従事者への接種についても、いまだ終了の見通しが立っていません。

春日市を含む筑紫地区5市には、4月末から徐々にワクチンが届けられることになっていますが、高齢者向けのワクチン接種を行うにあたっては、ご協力いただく地域の医療従事者の接種が必要と考えており、現在、筑紫医師会と5市において、集団接種開始に向けた調整をしているところです。

春日市では、集団接種の体制が整うまでの間、ワクチンが届き次第、感染リスクの高い高齢者施設の入居者等への接種から実施していくことにしています。

また、クーポン券（接種券）については、集団接種の体制が整い次第、円滑に予約を受け付けるため、年齢を区切り、段階的に送付を予定しています。

市民の皆さまには、ご心配をおかけしていますが、地域の医療従事者の先行接種と国からのワクチン供給の状況を踏まえながら、着実に実施してまいりますので、ご理解いただきますよう、お願いいたします。

なお、「お金を払えば優先接種をさせます」などの不審電話やメールによる「ワクチン詐欺」が確認されていますが、市民の皆さまの新型コロナウイルスワクチン接種は、あくまでも市が無料で実施することになっていますので、くれぐれもご注意ください。

また、大阪府を中心に、従来より感染力が強いとされる変異株のウイルスなどへの感染が広がり、大阪府など6都府県に、特別措置法に基づく「まん延防止等重点措置」が適用されています。

福岡県内でも感染再拡大の兆候がみられますので、市民の皆さまには、感染リスクの高い大人数での会食などを避けるとともに、「三つの密（密閉、密集、密接）の回避」、「マスクの着用」や「手洗い」等の基本的な感染防止対策を徹底していただきますよう、お願いいたします。

令和3年4月13日　春日市長　井上　澄和（いのうえ すみかず）