暑さ指数(WBGT)と熱中症リスク

ページ番号1014741  更新日 令和6年6月28日

暑さ指数(WBGT)とは

体と外気との熱のやり取り(熱収支)に与える影響の大きい「気温」、「湿度」、「日射・放射」、「風」の要素をもとに算出された指標です。
 熱中症リスクを判断する数値として、日常生活および運動時の指針として活用されています。


日常生活に関する指針(環境省「熱中症予防情報サイト」)から引用)

暑さ指数
(WBGT)

注意すべき
生活活動の目安

注意事項

危険
(31以上)

すべての生活活動でおこる危険性

高齢者においては安静状態でも発生する危険性が大きい。外出はなるべく避け、涼しい室内に移動する。

厳重警戒
(28以上31未満)

外出時は炎天下を避け、室内では室温の上昇に注意する。

警戒
(25以上28未満)

中等度以上の生活活動でおこる危険性

運動や激しい作業をする際は定期的に充分に休息を取り入れる。

注意
(25未満)

強い生活活動でおこる危険性

一般に危険性は少ないが激しい運動や重労働時には発生する危険性がある。

日本生気象学会「日常生活における熱中症予防指針Ver.4」(2022)より改編
※ 日本生気象学会の承諾を得て、出展元の「WBGT」を「暑さ指数(WBGT)」とし、値を気温(単位は℃)と区別しやすいように、単位のない指数として表記しています。


運動に関する指針(環境省「熱中症予防情報サイト」から引用)

気温
(参考)

暑さ指数
(WBGT)

熱中症予防運動指針

35℃以上

 31以上

運動は原則中止

特別の場合以外は運動を中止する。

特に子どもの場合には中止すべき。

31℃以上
35℃未満

28以上
31未満

厳重警戒
(激しい運動は中止)

熱中症の危険性が高いので、激しい運動や持久走など体温が上昇しやすい運動は避ける。10~20分おきに休憩をとり水分・塩分の補給を行う。暑さに弱い人(※)は運動を軽減または中止。

28℃以上
31℃未満

25以上
28未満

警戒
(積極的に休憩)

熱中症の危険が増すので、積極的に休憩をとり適宜、水分・塩分を補給する。激しい運動では、30分おきくらいに休憩をとる。

24℃以上
28℃未満

21以上
25未満

注意
(積極的に水分補給)

熱中症による死亡事故が発生する可能性がある。熱中症の兆候に注意するとともに、運動の合間に積極的に水分・塩分を補給する。

24℃未満

21未満

ほぼ安全
(適宜水分補給)

通常は熱中症の危険は小さいが、適宜水分、塩分の補給は必要である。市民マラソンなどではこの条件でも熱中症が発生するので注意。

※ 暑さに弱い人とは、体力の低い人、肥満の人や暑さに慣れていない人などを指します。

公益財団法人日本スポーツ協会「スポーツ活動中の熱中症予防ガイドブック」(2019)より

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