熱中症の予防と対処法

ページ番号1001798  更新日 令和6年6月28日

熱中症とは、高温多湿な環境に長くいることで、体温調節機能がうまく働かなくなり、体内に熱がこもった状態を指します。屋外だけでなく、室内でも発症することがあり、死に至ることもあります。

暑さを避け、こまめに水分を摂るなどの熱中症予防対策を心掛けていきましょう。感染予防のためのマスク着用は、「個人の判断」が基本になりました。マスクをつけると皮膚からの熱が逃げにくくなり、気付かないうちに脱水傾向になっていることがあるので、より一層の注意が必要です。

こんな症状があったら熱中症を疑いましょう

  • 軽度:めまい、立ちくらみ、筋肉痛、汗が止まらない
  • 中度:頭痛、吐き気、体がだるい、虚脱感
  • 重度:意識がない、けいれん、高い体温である、呼び掛けに対し返事がおかしい、まっすぐに歩けない・走れない

熱中症は予防が大切です

「気温が高い」「風が弱い」「湿度が高い」「急に暑くなった」「日差しが強い」などといった日は、特に注意しましょう。

高齢者や子ども、障がいのある人は熱中症になりやすいといわれています。また、過度な飲酒も脱水を招くため注意が必要です。

外出の際は、日傘や帽子を着用する、日陰を利用する、こまめに水分や塩分の補給に努めてください。

特に、高齢者は、暑さや体の水分不足を自覚しにくいこと、体の熱を放散しにくいことから、のどが渇かなくても水分補給をしたり、扇風機やエアコンを使って温度調整をしたりすることなどが必要です。

また、熱中症の予防や重症化の防止のためには、周囲の人が協力して、独り暮らしの高齢者を注意深く見守るなど、周りの人も気にとめることが重要です。


情報収集で命を守る

日頃からニュースや天気予報を確認し、気温上昇などの情報を収集しましょう。

  •  環境省「熱中症予防情報サイト」で全国の熱中症警戒情報を確認できます。
  • 環境省による、「暑さ指数(WBGT」や「熱中症警戒アラート」などの情報をメールやLINEで受け取れるサービスもあります。
  • 「熱中症特別警戒アラート」発表時は、市公式LINEアカウントからも配信を行いますので、登録してください。

熱中症を疑ったときは

1.涼しい環境への避難

風通しのよい日陰や、できればエアコンが効いている室内などに避難させましょう。

2.衣服をゆるめ、からだを冷やす

衣服を脱がせて、体から熱の放散を助けます。露出させた皮膚に水をかけて、うちわや扇風機などで扇ぐことにより体を冷やします。

体温の冷却はできるだけ早く行う必要があります。重症者を救命できるかどうかは、いかに早く体温を下げることができるかにかかっています。救急隊を要請したとしても、救急隊の到着前から冷却を開始することが求められます。

3.水分・塩分・経口補水液などの補給

冷たい水を与えます。

冷たい飲み物は胃の表面で熱を奪います。大量の発汗があった場合は汗で失われた塩分を適切に補えるスポーツドリンクや食塩水(水1リットルに1~2グラムの食塩)も有効です。

応答が明確で、意識がはっきりしているなら、水分の経口摂取は可能です。

「呼び掛けや刺激に対する反応がおかしい」「応えない」(意識障害がある)時には誤って水分が気道に流れ込む可能性があります。また、「吐き気を訴える」ないし「吐く」という症状は、すでに胃腸の動きが鈍っている証拠です。これらの場合は、経口で水分を入れるのは禁物です。

4.医療機関へ運ぶ

意識がない時や自力で水分が摂取できない時は、救急車を呼びましょう。


春日市熱中症アンケート結果

市民の熱中症に関する認識や予防の実態を把握し、今後の対策立案に役立てることを目的として、令和5年に九州大学と春日市による共同学術調査を行いました。

PDFファイルをご覧いただくには、「Adobe(R) Reader(R)」が必要です。お持ちでない方はアドビシステムズ社のサイト(新しいウィンドウ)からダウンロード(無料)してください。

このページに関するお問い合わせ

健康課 健康づくり担当
〒816-0851
福岡県春日市昇町1-120
いきいきプラザ2階
電話:092-501-1134
ファクス:092-501-1135
健康課 健康づくり担当へのお問い合わせは専用フォームへのリンク