熱中症の予防と対処法

ページ番号1001798  更新日 令和5年5月19日

熱中症とは、高温多湿な環境に長くいることで、体温調節機能がうまく働かなくなり、体内に熱がこもった状態を指します。屋外だけでなく、室内でも発症することがあり、死に至ることもあります。

暑さを避け、水分を摂るなどの熱中症予防対策に心掛けていきましょう。感染予防のためのマスク着用は、「個人の判断」が基本になりました。マスクをつけると皮膚からの熱が逃げにくくなり、気付かないうちに脱水傾向になっていることがあるので、より一層の注意が必要です。

こんな症状があったら熱中症を疑いましょう

  • 軽度:めまい、立ちくらみ、筋肉痛、汗が止まらない
  • 中度:頭痛、吐き気、体がだるい、虚脱感
  • 重度:意識がない、けいれん、高い体温である、呼び掛けに対し返事がおかしい、まっすぐに歩けない・走れない

熱中症は予防が大切です

「気温が高い」「風が弱い」「湿度が高い」「急に暑くなった」「日差しが強い」などといった日は、特に注意しましょう。

高齢者や子ども、障がいのある人は熱中症になりやすいといわれています。また、過度な飲酒も脱水を招くため注意が必要です。

外出の際は、日傘や帽子を着用する、日陰を利用する、こまめに水分や塩分の補給に努めてください。

特に、高齢者は、暑さや体の水分不足を自覚しにくいこと、体の熱を放散しにくいことから、のどが渇かなくても水分補給したり、扇風機やクーラーを使って温度調整することなどが必要です。

また、熱中症の予防や重症化の防止のためには、周囲の人が協力して、独り暮らしの高齢者を注意深く見守るなど、周りの人も気にとめることが重要です。

熱中症を疑ったときは

1.涼しい環境への避難

風通しのよい日陰や、できればクーラーが効いている室内などに避難させましょう。

2.衣服をゆるめ、からだを冷やす

衣服を脱がせて、体から熱の放散を助けます。露出させた皮膚に水をかけて、うちわや扇風機などで扇ぐことにより体を冷やします。

体温の冷却はできるだけ早く行う必要があります。重症者を救命できるかどうかは、いかに早く体温を下げることができるかにかかっています。救急隊を要請したとしても、救急隊の到着前から冷却を開始することが求められます。

3.水分・塩分・経口補水液などの補給

冷たい水を与えます。

冷たい飲み物は胃の表面で熱を奪います。大量の発汗があった場合は汗で失われた塩分を適切に補えるスポーツドリンクや食塩水(水1リットルに1~2グラムの食塩)も有効です。

応答が明確で、意識がはっきりしているなら、水分の経口摂取は可能です。

「呼び掛けや刺激に対する反応がおかしい」「応えない」(意識障害がある)時には誤って水分が気道に流れ込む可能性があります。また、「吐き気を訴える」ないし「吐く」という症状は、すでに胃腸の動きが鈍っている証拠です。これらの場合は、経口で水分を入れるのは禁物です。

4.医療機関へ運ぶ

意識がない時や自力で水分が摂取できない時は、救急車を呼びましょう。

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