禁煙

ページ番号1001800  更新日 令和4年7月4日

たばこの害について

たばこの煙には4000種類以上の化学物質が存在し、その中の60種類以上の物質については発がん性が指摘されています。喫煙は、がん(肺、咽頭、食道、肝臓、胃、すい臓、子宮など)、循環器疾患(脳卒中、虚血性心疾患など)、2型糖尿病、COPD(肺の細胞が壊れ、息苦しくなる肺の病気)、歯周病などのさまざまな病気を引き起こす危険因子です。喫煙による死亡数は毎年約13万人と推定されています。

受動喫煙の害

喫煙による副流煙により、肺がんを発症するリスクは約1.3倍になるといわれています。受動喫煙により、肺がんの他にも脳卒中、虚血性心疾患、喘息などのリスクも高くなります。

受動喫煙を防止するため、各施設などでは原則屋内禁煙、または喫煙室の設置などの対策が進んでいます。家庭内では換気扇の下やベランダなど喫煙場所を決めている場合もありますが、たとえ配慮しているつもりでも、受動喫煙を完全には防ぐことはできません。

また、歩きたばこ(路上喫煙)は、通行人への受動喫煙のリスクだけでなく、子どもへの火傷被害を生じさせることもあります。

禁煙について

禁煙を始めるのに遅すぎるということはありません。禁煙をすると心筋梗塞などの循環器疾患の危険度は数年以内に非喫煙者とほぼ同等になり、心筋梗塞を起こした人もその後禁煙をするかしないかで生存率に差がみられます。

短期的な効果としては、咳や痰がなくなり呼吸が楽になったり、ご飯がおいしくなる、朝の目覚めがよくなる、肌つやがよくなるなどのよい効果があります。

禁煙の始め方

近年ではニコチンパッチやニコチンガムなどの禁煙補助薬を利用して、ニコチンの離脱症状を抑えることができます。禁煙補助薬とはニコチンをたばこ以外の方法でとることで離脱症状を抑えます。週末や休日などに禁煙開始日を設定し、タバコなどの喫煙道具を片付けることから始めましょう。

禁煙補助薬は薬局でも購入することができます。

自力での禁煙が難しい場合は、禁煙治療を行っている禁煙外来を利用した方が離脱症状を抑えることができるので、比較的楽に、しかも自力に比べて3~4倍禁煙に成功しやすくなることが分かっています。健康保険の適用基準を満たしている場合、1日20本のたばこ代に比べて3分の1から2分の1の安い費用で医療機関での禁煙治療を受けることができます。

詳しくは禁煙外来、卒煙サポート薬局に相談してください。

リンク

禁煙外来

卒煙サポート薬局

このページに関するお問い合わせ

健康課 健康づくり担当
〒816-0851
福岡県春日市昇町1-120
いきいきプラザ2階
電話:092-501-1134
ファクス:092-501-1135
健康課 健康づくり担当へのお問い合わせは専用フォームへのリンク