医療機関・救急車の適正利用に協力を

ページ番号1013579  更新日 令和5年11月28日

医師の働き方改革

病院などの医療機関は、市民の健康を守るために昼夜を問わず尽力しています。我が国の医療は医師の長時間労働に支えられてきました。

医師は、医療提供者である前に一人の人間であり、長時間労働による健康への影響が懸念されています。医師の健康確保とともに、医療の質を確保する観点からも、医師が疲弊せずに働けることが重要です。

時間外・休日労働時間の上限規制がなかった医師にも、令和6年度からは、一般の労働者と同程度である960時間を上限として適用する「医師の働き方改革」が始まります。

そのため、誰もが必要なときに、安心して適切な医療を受けられるようにするには「上手な医療のかかり方(医療機関の適正受診)」が大切になります。

上手な医療のかかり方

例えば、少し具合が悪いなと感じたとき、近いからという理由で大きな病院に紹介状なしで受診すれば、診察料のほかに特別料金がかかります。大きな病院は予約で来ている人も多く、待ち時間もその分、長くなります。また、夜間の救急外来にかかるのであれば少ないスタッフで運営している医療機関側の負担も増します。

上手な医療のかかり方をすることで、金銭的負担、時間的負担、そして医療機関の負担も軽減されます。

休日や夜間を避け、平日の診療時間内に受診しよう

本来、救急外来は、救急患者や突然重篤な症状となってしまった人のための外来です。また、救急車による救急搬送や救急外来は限られた人数の医療従事者で対応しています。

不要不急な受診が増えると、医療従事者が疲弊してしまい、また、本当に救急外来が必要な患者も、十分な医療が受けられなくなってしまいます。

比較的症状が軽いときに、仕事や用事を調整して、できるだけ日中の診療時間内に受診しましょう。診療にかかる費用も夜間診療、救急外来よりも安くなります。

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