医療機関・救急車の適正利用に協力を

ページID:1013579  更新日 令和7年5月26日

医師の働き方改革

病院などの医療機関は、市民の健康を守るために昼夜を問わず尽力しています。我が国の医療は医師の長時間労働に支えられてきました。

医師は、医療提供者である前に一人の人間であり、長時間労働による健康への影響が懸念されています。医師の健康確保とともに、医療の質を確保する観点からも、医師が疲弊せずに働けることが重要です。

時間外・休日労働時間の上限規制がなかった医師にも、令和6年度から、一般の労働者と同程度である960時間を上限として適用する「医師の働き方改革」が始まりました。

そのため、誰もが必要なときに、安心して適切な医療を受けられるようにするには「上手な医療のかかり方(医療機関の適正受診)」が大切になります。

救急車を呼ぶべきか迷ったとき

急な病気やケガなどで、救急車を呼ぶべきか迷ったときは、まずは慌てずに「福岡県救急電話相談」、こどもの場合は「福岡県小児救急医療電話相談」に電話して、医師や看護師などの専門家に相談しましょう。

福岡県救急電話相談

#7119(短縮ダイヤル)

※ つながらないときは、福岡県救急医療情報センター(電話:092-471-0099)に連絡してください。

 受付時間 24時間365日(年中無休)

福岡県小児救急医療電話相談

#8000(短縮ダイヤル)

※ つながらないときは、専用電話番号(電話:092-731-4119)に連絡してください。

受付時間

月曜日~金曜日

午後7時~翌朝の午前7時
土曜日 午後0時~翌朝の午前7時
日曜日・祝日 午前7時~翌朝の午前7時

救急車利用リーフレット(成人)

救急車利用リーフレット(高齢者)

救急車利用リーフレット(小児)
出典:消防庁「救急車利用リーフレット」

上手な医療のかかり方

例えば、少し具合が悪いなと感じたとき、近いからという理由で大きな病院に紹介状なしで受診すれば、診察料のほかに特別料金がかかります。大きな病院は予約で来ている人も多く、待ち時間もその分、長くなります。また、夜間の救急外来にかかるのであれば少ないスタッフで運営している医療機関側の負担も増します。

上手な医療のかかり方をすることで、金銭的負担、時間的負担、そして医療機関の負担も軽減されます。

休日や夜間を避け、平日の診療時間内に受診しましょう

本来、救急外来は、救急患者や突然重篤な症状となってしまった人のための外来です。また、救急車による救急搬送や救急外来は限られた人数の医療従事者で対応しています。

不要不急な受診が増えると医療従事者が疲弊してしまい、本当に救急外来が必要な患者も、十分な医療が受けられなくなってしまいます。

比較的症状が軽いときに、仕事や用事を調整して、できるだけ日中の診療時間内に受診しましょう。診療にかかる費用も、夜間診療・救急外来よりも安くなります。

かかりつけ医を持ちましょう

病気や日頃の健康に不安を感じたり、気になることがある時に相談できる「かかりつけ医」を持ち、まずは「かかりつけ医」に相談しましょう。
 「かかりつけ医」とは、健康に関することを相談できる上、最新の医療情報を熟知して、必要なときには専門医、専門医療機関を紹介してくれる、身近で頼りになる地域医療、保健、福祉を担う総合的な能力を有する医師です。

かかりつけ医を持つ「3つのメリット」

  1. 病気の早期発見
    日頃の健康管理の相談に応じてくれて、患者本人や家族の身体をよく知っているので、見逃しがちなサインを捉え、受診を促してくれます。
  2. もしものときの素早い対応
    患者本人や家族の病状や病歴、家族構成、薬のアレルギーなどを把握しているので、もしものときに素早い対応をしてくれます。
  3. 専門家の紹介がスムーズ
    入院や高度な治療が必要な場合に適切な病院や症状に応じた診療科を紹介してくれます。

「かかりつけ医」は、健康診断や予防接種などを受けるために身近な医療機関に行くことで見つけることができます。福岡県内の医療機関を検索することができる「福岡医療情報ネット」も活用しましょう。

このページに関するお問い合わせ

健康課 健康づくり担当
〒816-0851
福岡県春日市昇町1-120
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