薬物乱用防止

ページ番号1001799  更新日 令和元年9月18日

薬物乱用は「ダメ。ゼッタイ。」

覚せい剤、麻薬、大麻、シンナー、危険ドラッグ(いわゆる脱法ドラッグ)などの乱用は、乱用者の心身をむしばむばかりでなく各種犯罪の誘引となるなど、周りの人の社会生活に著しい弊害を及ぼします。

覚せい剤の怖さ

「一度くらいなら大丈夫」という安易な好奇心や日常生活のストレスから逃れるために薬物を使い、繰り返しているうちに「薬物依存」という状態に陥ってしまいます。薬物依存になると、薬物の使用を止めようとしても自分の意思ではコントロールできなくなってしまいます。また、「誰かが自分のことをうわさしている」といった妄想や「自分への悪口が聞こえる」などの幻聴、「体中にシラミがたかる」などの小動物幻視などの精神症状が出現します。症状が慢性化固定化されると、完全に治療するのは非常に困難となり、もはや正常な社会生活が出来なくなります。覚せい剤中毒者は、発作的に凶暴な行動をとり、何の理由もなく殺人や傷害、放火といった凶悪な犯罪を犯したり、自殺につながります。

覚せい剤を使用するようになると行動や身体に変化が現れてきます。

一般的には、次のような変化が見られます。

  1. 注射器等乱用のための道具や白い粉をもっている。
  2. 夜遊び、外泊が多くなり、友人づきあいの範囲が変わる。
  3. 金遣いが極端に荒くなる。
  4. 家族を避けようとしたり、家庭に寄り付かなくなる。
  5. 腕や腿などの注射痕が見られる。
  6. 食欲減退・やせ・顔色不良・目だけギラギラひかる。
  7. 気分の変化が激しく、怒りっぽくなったり、突然乱暴する。

乱用者であることが早期に分かれば、それだけ早く治療などの対策が取れるので、早くこれらの変化に気づくことが大切です。

自分自身のこと、覚せい剤のことを正しく認識し、家族や周りの者と信頼関係を作っていくことが、薬物依存の防止につながります。

危険ドラッグは 買わない! 使わない! 関わらない!

危険ドラッグは、「合法ドラッグ」「合法ハーブ」などと称して、危険でないように偽装した薬物が広く売られています。特に、インターネットや自動販売機など手の届きやすい販売方法が広がっています。

販売されている危険ドラッグは、麻薬や覚せい剤と同様の健康被害の恐れがあります。

使用すると、呼吸困難を起こしたり、死亡することもあります。また、異常行動を起こして他者に危害を加えてしまうこともあります。吸引後に救急搬送や交通事故なども発生しており、使用は大変危険です。

薬物乱用は重い犯罪です。

厚生労働省は、薬事法で指定薬物として平成31年3月1日現在、2,376種(個別272種、包括2,104種)を指定しています。これらの指定薬物を所持・使用すると、罰せられることになります。

薬物乱用を始めると「依存」が起きてやめられなくなります。また、薬物乱用による害は生涯続きます。

「薬物乱用問題に対する認識を高め、薬物乱用を絶対に許さない社会環境をつくりましょう。」

薬物乱用についての相談窓口

福岡県 保健医療介護部 薬務課

電話:092-643-3287

ファクス:092-643-3305

福岡県精神保健福祉センター

電話:092-582-7500

ファクス:092-582-7505

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