第5回 ママ♡さぽーと

ページ番号1009565  更新日 令和4年2月10日

ママさぽーとの皆さん
ママ♡さぽーとの皆さん

第5回目は、育児中のお母さんたちが、講座やサークル活動を行う際に子どもを預かり、託児を行っている団体を紹介します。団体の代表である日田 美智子(ひだ みちこ)さんに話を聞きました。

団体紹介

  • 発足:平成7年11月
  • 代表者:日田 美智子(ひだ みちこ)
  • 電話:090-9482-3832
  • ファクス:092-572-3577
  • メールアドレス:hot-mama-1995@i.softbank.jp

発足のきっかけは

平成7年当時、春日市には、妊婦さんや小さな子どもを持つお母さんを対象とした春日市青少年育成市民会議主催の子育て講座があり、自身の子育てが一段落した私たちは、当時の事務局員の呼びかけで集まった同世代の何人かで受講者向けの託児を引き受けていました。その託児利用者の皆さんから「安心して子どもを預けられる団体があったらいいな」という声をたくさんいただき、その後市民会議事務局の協力のもと、「ママ♡さぽーと」を立ち上げることになりました。

発足当時は7~8人のメンバーでしたが、現在は中・高生の子どもを持つ40代の人から、既に孫がいる70代のメンバーまで、多世代に渡る13人のメンバーが所属しています。幅広い世代が所属しているため、メンバー間で相談したり支え合ったりできていることも私たちの魅力の一つかなと思っています。

どんな活動をしていますか

私たちは「子育て応援団」という立場で、「子育て中のお母さんたちが孤立しないように、社会とのつながりが持てるように手助けする」ということを念頭において活動しています。その内容は、お母さんたちが何か講座を受けたり、サークル活動を行ったりするときに、一時的に子どもたちと一緒にいられない場合の集団託児になります。

春日市の事業とも連携しながら活動していますが、依頼があれば市外に飛び出して託児に伺います。最も遠くまで行ったのは小郡市で、私たちのような託児団体を立ち上げたいという人々の依頼で行ってきました。そのときは、私たちの活動を紹介しつつ、その人たちの託児も引き受けました。その他にも春日市近隣の市町村に行くなど、趣旨に合う依頼であればどこにでも伺います。「春日市で」というよりも、「春日市を中心に」という範囲で活動していますね。

また、あまり長い時間託児を行うと子どもたちの方が疲れたり負担になったりしてしまうので、託児付きの講座に不慣れ、もしくは初めてという主催者には「あまり時間を長くとりすぎないように、また、はりきって内容を詰め込みすぎないように」と、私たちがこれまでの経験で感じたことも伝えるようにしています。

活動に対しての思い

私が活動を始めた26~27年前、子育てをしている母親の孤立が社会的な課題として取り上げられ、専業主婦が特に育児ノイローゼやネグレクトに陥りやすいと言われていました。それをきっかけに、「少し子どもと離れる時間がある方が子どもと向き合える、週に2時間程度でもいいから、○○ちゃんのママじゃない自分になってほしい」という思いで活動を始めました。この思いをまず春日市に伝え、それから少しずつさまざまな事業に託児をつけていただくようになりました。

その他に私が感じたことは、お母さんは真面目な方々が多いということです。それゆえに、自分の息抜きのために子どもと離れることができません。そんな人々のためにも「この講座を受けるから、そのために託児を利用する」というような、子どもと一時的に離れるきっかけ、大義名分になればいいかなとも思っています。

活動する中で嬉しかったこと/感じたこと

活動をしていて感じるのは、「ありがとう」という言葉が非常に嬉しいということです。そして、そのときのお母さんたちの笑顔を見られることが、やりがいにつながっています。

他には、この活動をしていると、0歳児を抱く機会に恵まれるということですね。普通身内に赤ちゃんができたというようなことがない限り、そうそう0歳児に触れる機会はありません。もちろん、0歳児だけでなく、さまざまな子どもと出会えることも新鮮で楽しく、とてもかわいいですけどね。

そして「襟を正さなくては」と感じるのは、普段の生活の中で託児をした子どもに出会うことです。にこにこと笑顔で微笑みかけてくれて私を覚えてくれていると思うと、改めて身が引き締まる思いです。うれしい反面、どこで誰に見られているかわからないということを意識させられます。悪いことはできないですね(笑)

今後の目標を教えてください

「ママ♡さぽーと」としては、これからも活動を継続していければいいなという思いでいます。この先、私が代表を外れ、誰が引き継いだとしても、何らかの形でこの活動が続けられていければいいなと思っています。いつまでも(自分自身で)続けていくことはできないですからね。

またこれからは、託児で知り合ったお母さんたちが自身の子育てに一段落し、自分の時間が持てるようになり、何か好きなことを始めたいと思っていることに対して、手助けをしていきたいなと思っています。新たに託児グループを立ち上げたいという方々のお手伝いもしたいと思っています。

日田さん
代表者の日田(ひだ)さん

このページに関するお問い合わせ

地域づくり課 協働推進担当
〒816-8501
福岡県春日市原町3-1-5
市役所4階
電話:092-584-1111(代表)
ファクス:092-584-1153
地域づくり課 協働推進担当へのお問い合わせは専用フォームへのリンク