第1回　春日まちづくり支援センター・ぶどうの庭

団体紹介

• 発足：平成17年10月
• 代表者：長野　彰（ながの　あきら）
• 所在地：福岡県春日市須玖北5-155
• 連絡先
  電話：092-589-3388
  ファクス：092-589-3399

• 春日まちづくり支援センター・ぶどうの庭（外部リンク）
• 春日まちづくり支援センター・ぶどうの庭Facebook（外部リンク）

発足のきっかけは

長野さん

平成16年に、行政から春日市にまちづくり支援の拠点となるようなセンターをつくろうという話があり、「どのようなセンターを目指すべきか」という話し合いのために「まちづくり市民活動支援センター設立準備委員会」が発足しました。

本来は、運営を外部団体に任せるという話だったのですが、議論を交わす中で「自分たちのまちのことは自分たちでよくしたい」という意見が多く出てきて、ちょっと待った！という話になりました。

春日市の職員の皆さんも参加していたのですが、準備委員だけで話し合い「自分たちでやってみよう」ということになり、平成17年にぶどうの庭の前身である「みらい・かすが」が誕生しました。

どんな活動をしていますか

大久保さん

私たちは、春日市のまちづくりの拠点である「春日まちづくり支援センター・ぶどうの庭」で、市民活動やまちづくり活動の支援を行っています。

具体的には、市民活動をしている団体に活動する場所を提供したり、広報や企画の手伝いをしたりしています。

また、何か始めたい人や活動を継続・発展させたい人への情報提供や活動支援も行っています。人と団体をつなぐなどのコーディネート機能も大事な役割だと考えています。

例えば、数年前に、春日市内に住んでいる人がSNSに「春日市で何かしたい」と投稿したのがきっかけとなり、今後の春日市のまちづくりでしたいことを芋煮を食べながらプレゼンしあうイベント「芋煮会」を開催しました。

このときぶどうの庭では、会場の提供や、主催者とどのような会にするかという話し合いを行いながら、会の開催支援を行いました。この芋煮会で提案され実現した「ぶどうFes（※）」では、主催者のぶどうFes実行委員会（代表：安部　育実（あべ　いくみ）さん）にぶどうの庭の理事も加わり、イベントが円滑に開催されるよう会場の提供や各種手続きの手伝い、広報活動の支援などを行いました。

当日は、SNSを駆使して、1,000人を超える人が来場し、無事大成功に終わることができました

※　ぶどうfesとは、人と地域がつながって、春日市をもっとおもしろいまちにしようという思いのもと、春日まちづくり支援センター・ぶどうの庭で令和元年9月に開催された交流イベント。

長野さん

ぶどうFesをきっかけに、若い世代との関わりが一気に増えました。

若い世代はスピード感がすごいですし、行動力もあります。まちづくりは活動内容だけでなく人材も、常に変化しており、新しい考え方や新しい人材を柔軟に受け入れることが必要だと痛感しています。

今後の目標を教えてください

長野さん

今後は、自治会や商工会、市民活動団体だけでなく企業との取り組みなど、活動の幅を広げていきたいと思っています。

人材の育成にあたっては、「ふところ深く受け入れて、やりたいことをしなさい」という気持ちを忘れず、柔軟に活動していきたいと思います。

 

大久保さん

平成30年の芋煮会をきっかけに若い世代の方々にも活動に加わっていただけるようになり、センターとしても団体としても大きく変わったと思います。

特に、令和2年度には、若い世代の方々の要望を受け、ぶどうの庭の事務室だった場所にシェアルーム（カフェ、ショップ、シェアオフィス）を設置しました。その際は、片付けや壁塗りなどの作業に積極的に取り組んでいただき、実現することができました。

シェアルームの利用のルールや費用をかけずに運営していく方法など、何度も協議して決定しました。今後は、私たちメンバーも世代交代していくと思いますが「まちづくりを支援する」という目的とその役割はぶれずにしっかりと認識し、次世代につなげてほしいと思っています。

また、何かやりたいことがある人や、どう始めたらいいか分からない人などを支援できる場所でもありたいと思っています。自分の好きなことを通して社会に貢献できることはたくさんあります。例えば、ガーデニングが趣味の人が活動を始めることで、結果的にまちに緑を増やし社会の役に立つなど。まずは、趣味や自分の好きなことからはじめてみるのもいいかもしれません。

今後も、受け皿を広くし、色んなことができるセンター、色んなことを支援できる団体であり続けたいと思います。

皆さんへひとこと

あなたのやりたいことをお手伝いします。

気軽にお声かけください。