九州大学との住民の健康改善に資するエビデンス創出を目指した多地域コホート研究に関する共同研究
ページID:1016445 更新日 令和7年8月27日
住民の健康改善に資するエビデンス創出を目指した多地域コホート研究(LIFE Study)についてのお知らせ
はじめに
わが国では、今後、超高齢社会を迎えることから、健康寿命の延伸と健康格差の解消が政策的に重要視されており、住民の健康改善のための効果的な予防的介入の解明が強く求められています。そのため、国は、市町村において、医療レセプトデータ・介護レセプトデータ・健診データなどを住民単位で突合させて、高齢者の保健事業と介護予防を一体的に推進することを求めています。
そこで市では九州大学と共同で、このようなデータ(以下、「LIFE Studyデータ」という)を構築し、LIFE Studyデータを利用・解析し、エビデンスを作ることを目的とした研究を行うことになりました。この研究によって、今後の保健事業および介護予防事業などに関する政策立案の基礎資料を構築するとともに、地域住民の健康増進に資する根拠や解決策を創出していきます。
研究の対象者
春日市在住で、2015年4月1日以降に国民健康保険医療制度・後期高齢者医療制度・介護保険制度・生活保護制度・子ども医療費助成制度・ひとり親家庭等医療費助成制度・重度障がい者医療費助成制度を利用した人を対象にしています。
研究の対象者となることを希望しない人または研究対象者の家族などの代理人は、事務局までご連絡ください。
研究内容
住民の属性(性別、年齢、併存疾患、健康診断結果など)とその後の生活習慣病および要介護認定の発生や健康寿命の期間の関係を統計学的に調べます。また、自治体が実施している保健医療介護事業・予防接種・検診の実施によってその後の健康状態にどのような影響を及ぼしたかを考察します。この研究を行うことで住民の皆さんに余分な負担が生じることはありません。
個人情報の管理について
個人情報漏洩を防ぐため、市役所内において個人を特定できる情報を全て削除し、匿名化されたデータを九州大学大学院医学研究院医療経営管理学分野に提供し、統計解析が行われます。本研究の実施過程およびその結果の公表(学会発表や論文など)の際には、利用者の皆さんを特定できる情報は一切含まれません。また、九州大学が保有するほかのデータと突合した研究が実施されますが、それをもって利用者の皆さんを直ちに特定されることはないように研究が行われます。
研究期間
研究承認日~令和8年3月31日
医学上の貢献
本研究成果は住民の健康寿命の延伸と健康格差の解消に役立つ成果が期待できるため、将来の多くの住民の皆さんの健康に貢献できる可能性が高いと考えられます。
研究機関
データの管理について責任を有する機関
国立大学法人九州大学(福岡県福岡市西区元岡744)
データの管理責任者
九州大学大学院医学研究院・准教授 福田治久
共同研究機関
LIFE Studyウェブサイトから確認できます。
https://life.hcam.med.kyushu-u.ac.jp/our-partners/
連絡先:〒812-8582 福岡県福岡市東区馬出3-1-1
電話:092-642-6960(月曜日~金曜日 午前9時〜午後5時)
このページに関するお問い合わせ
健康課 健康づくり担当
〒816-0851
福岡県春日市昇町1-120
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電話:092-501-1134
ファクス:092-501-1135
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