第2章 地域別まちづくり方針

ページ番号1011642  更新日 令和5年2月15日

1 都市型居住ゾーン(1)(JR鹿児島本線・西鉄天神大牟田線沿線地域)

1-1 都市型居住ゾーン(1)の概要

都市型居住ゾーン(1)は、西鉄天神大牟田線やJR鹿児島本線の各駅に近接し、福岡都心部へのアクセス性が高く、商業施設も集積した利便性の高いエリアです。駅周辺部を中心に人口密度が高く、今後も人口増加が予想されています。西鉄春日原駅周辺は「中心拠点」として連続立体交差事業や駅前広場整備等により今後さらなる利便性向上が期待されています。また、春日市役所や春日公園、クローバープラザ等の公共施設も集積しています。

一方、高度地区による規制を行っていることから、今後の人口維持を図るためにも、利便性と快適性のバランスに配慮しながら住民合意を図りつつ高度利用の検討も必要となっています。

1-2 まちづくりの目標

まちづくりの目標にあわせた本地域での展開内容を以下に整理します。

住みたい・住み続けたいと思うまちづくり(まちづくりの目標/本地域での展開)

(1)市民が主体となり住みよい環境を創造するまちづくり

利便性と快適性の両立を図るため、市民等が主体となった住環境・商業空間等の規制・誘導

(2)春日らしさを持ち、潤いと豊かさを実感できるまちづくり
  • 春日公園に近接した魅力ある住宅地の維持・向上
  • 学生・若者・子育て世代にとって魅力あるまちづくりの展開
(3)魅力的なまちの「顔」を持つ、賑わいがあり便利なまちづくり
  • 西鉄春日原駅・JR 春日駅周辺について、本市の玄関口・顔にふさわしい生活サービス施設の充実と魅力ある景観形成
  • 「ウォーカブル推進都市」として「居心地が良く歩きたくなるまちなか」づくりを積極的に実施
(4)誰もが快適に移動できるまちづくり
  • 駅の交通結節点機能の充実
  • 歩行者の安全確保を前提に、自転車を活用したまちづくりの展開
(5)安全に安心して住み続けることができるまちづくり
  • 公共施設や民間施設の適切な耐震化及び防火誘導による、市街地の安全性向上
  • 市役所や春日公園等の防災拠点施設の適切な維持管理・機能充実

多様な世代の需要に対応した定住環境づくり(まちづくりの目標/本地域での展開)

(1)高齢者が安心して生活できるまちづくり

住替え等に対応した生活利便性の高い高齢者向け住宅の計画的確保

(2)子育て世代が住みやすいまちづくり

周囲の住宅地と機能連携した生活サービス施設等の確保

(3)公共交通の利便性の高さを活かしたまちづくり

鉄道駅直近部の利便性の高さを活かした都市型住宅の計画的な立地誘導

(4)多様な人々のライフスタイルに対応できるまちづくり
  • 高齢者や子育て世代、若者それぞれにとって利便性が高く魅力ある商業地の環境形成
  • 働き方の多様化に対応した居住環境や生活サービスの提供 (まちなか居住の展開)

1-3 まちづくり方針

1-3-1 土地利用、市街地整備の方針

(1)土地利用方針
(1)中心商業地
  • 西鉄春日原駅周辺の中心商業地は、「中心拠点」として、本市の魅力を向上する多様な商業施設や事務所等の立地を計画的に誘導します。
  • 学生・若者・子育て世代にとっても魅力ある商業地形成(若者向けの店舗や活動の場の確保)を図ります。
  • 「ウォーカブル推進都市」の中心地として、歩いて安全に楽しめるまちなか環境を整えるほか、魅力あるまちなか景観の形成を図ります。
  • 施設立地誘導に当たっては、中心商業地全体の施設立地の誘導や景観整備等を一体的、総合的に実施する必要があるため、エリアマネジメントによる推進を検討します。
(2)近隣商業地
  • 中心商業地に隣接する近隣商業地は、中心商業地と一体的に「中心拠点」を形成しており、市域全体を対象とした商業施設等の計画的な立地を誘導します。
  • JR春日駅周辺の近隣商業地は、「地域拠点」として駅利用者、地域住民及び就業者等のためのサービス施設の立地を誘導します。
(3)沿道サービス地

幹線道路沿道は、飲食・物販を中心とする沿道型生活サービス施設及び沿道業務施設等の立地を促進します。特に、(都)福岡筑紫野線及び(都)那珂川宇美線沿道は、主要交差点付近での商業 施設等の立地を促進し、周辺の住宅地の生活サービスの拠点となる商業施設等の集積を図ります。

(4)都市型住宅地
  • 都市型住宅地は、鉄道駅近接の利便性の高さを活かして、戸建住宅から中高層の集合住宅まで多様な住宅の立地促進・誘導を図ります。特に、JR鹿児島本線以東については、積極的に高度利用を図ります。その他の区域については、住民等の意向・合意に基づき、高度利用を検討します。
  • 春日原東町地区建築協定が締結されている春日原東町地区の一部については、住宅地としての環境を高度に維持増進することを目的とする建築協定の内容を尊重します。
  • 地域内に立地する「九州大学筑紫キャンパス」は、「九州大学筑紫キャンパスマスタープラン 2020」の目標像の中でも「人と人との交流の活性化を支え、春日公園等の周辺環境とともに、癒し、憩い、潤いを与えることのできる快適で美しいキャンパス」が掲げられていることから、春日公園と同様に市民が気軽に利用できる憩いの空間としての利用促進を図るため、大学と連携して市民への利用周知を図ります。また、文教環境の向上のために、九州大学を中心にその周辺も含む地区計画の指定を検討します。
(5)住工共存地
  • 陸上自衛隊福岡駐屯地周辺の住宅地は、住環境の保全と工業用地としての利便性の確保の両立を図ります。
  • 桜ヶ丘地区は、地区計画の指定による住環境の保全を計画的に実施しており、地区計画の目的に沿った良好な住環境の維持・向上を図ります。
(6)中高層住宅地(歴史文化共生型)

春日公園に隣接する住宅地は、春日神社や春日の森特別緑地保全地区に指定している樹林地等の歴史的資源の他、九州大学筑紫キャンパス、福岡県立春日高校という教育施設に近接しており、 これらの地域特性に配慮しつつ、住民等の意向・合意に基づき、高度利用を検討します。

(2)市街地整備方針
  • 西鉄春日原駅周辺の商業地は、商業施設等の更新を誘導するほか、景観整備や公共空間の有効活用等、歩きたくなるウォーカブルなまちなか空間整備を促進します。
  • 都市型住宅地における高度利用の促進にあわせた集合住宅等の立地を誘導します
土地利用、市街地整備方針図(都市型居住ゾーン(1))については、別添pdfファイルの39ページを確認してください。

1-3-2 都市施設整備、その他の方針

(1)都市施設整備方針
(1) 道路・交通
  • (都)福岡筑紫野線の道路交通の円滑化による渋滞緩和及び交通安全性の維持・向上を重点的に推進します。特に、未整備区間の早期整備を促進するとともに、シンボル軸の歩行者・自転車空間の交通安全性確保を優先的に進めます。
  • 各鉄道駅は、路線バス等との乗り換え利便性の向上やカーシェアリング等の誘導を検討します。
  • 西鉄春日原駅は、鉄道高架事業に合わせた駅前広場整備等により交通結節機能の強化を図るとともに、「まちなかウォーカブル」を重点的に推進するため、歩行空間の充実を図ります。JR春日駅及びJR大野城駅についても、路線バス等の公共交通機関との連携強化を促進し、今後も交通結節機能の維持・充実を図ります。JR南福岡駅については、本市からの利便性向上を図るため、福岡市と協力して路線バス等の公共交通機関との連携による交通結節機能の向上を検討します。
(2)公園緑地
  • 本市のシンボル的な公園である「春日公園」の維持・充実と効果的な利活用を積極的に促進します。特に、近接する春日神社やため池等とのネットワークを確保します。
  • 既存公園の維持・管理の充実を図るほか、西鉄春日原駅周辺は歩行者空間の充実に合わせたポケットパーク等を効果的に確保します。
  • 緑あふれるまちのイメージ形成のため、商業地等での緑化誘導を積極的に図るほか、幹線道路の街路樹の維持・充実と沿道の緑化を誘導します。
(3)ごみ・排水等処理施設
  • 浸水被害に注意が必要な千歳町、光町、宝町、大和町、桜ヶ丘等の区域については、計画的な排水施設整備を実施するほか、民有地や公共施設の緑化促進等により市街地全体の保水機能を高め、 雨水排水施設への負担軽減を図ります。
  • 将来にわたって廃棄物の適正な処理を確保するために、春日大野城リサイクルプラザ・春日大野城浄化センターの施設の計画的な維持・管理を図ります。
(2)自然・歴史環境整備方針

春日神社や春日の森特別緑地保全地区の保全・活用を積極的に実施するほか、春日公園を含む周囲の自然環境と歴史的資源との回遊性を確保します。(自然と歴史の回遊軸)

(3)景観形成方針
  • 春日神社や春日の森特別緑地保全地区、春日公園等は、自然と歴史の回遊軸を活用して、自然の豊かさを実感しながら歴史文化に触れられる景観整備(四季を感じる緑化や歴史文化を伝える案内板の充実等)を実施します。
  • 地域内の主要道路は、「春日大通り」、「すくすく通り」、「かすが横断通り」、「春日中央通り」、「春日南通り」、「春の社通り」、「あんどん通り」といった愛称がついており、それぞれの愛称イメージを活かした景観整備(街路樹・案内板・街路灯等のイメージ形成)を検討します。特に、「春日大通り」、「春日中央通り」、「春日南通り」、「春の社通り」はシンボル軸や自然と歴史の回遊軸に該当しており、優先的・重点的に景観整備を実施します。
(4)安全・安心まちづくり方針
  • 公共施設等の適切な耐震化を図るほか、民間建築物の耐震化を促進します。特に、商業地では建築物の更新に合わせた耐震化及び防火性能向上を適切に誘導し、市街地の安全性を高めます。
  • 市役所を中心とする防災拠点施設の維持・充実のほか、広域避難場所である春日公園の維持管理の促進、避難所の維持・充実を図ります。
  • 第1次緊急輸送道路である(都)福岡筑紫野線、(都)福岡前原線及び(都)井尻粕屋線、第2次緊急輸送道路である(主)大野城二丈線、(都)那珂川宇美線及び(都)現人橋乙金線の沿道建築物の耐震化促進等による安全性の維持・向上を図ります。
  • 鉄道駅周辺での適切な防犯対策(防犯灯や防犯カメラの適切な設置)を実施するほか、住宅地等での防犯活動の促進を図ります。
「都市施設整備、その他の方針図(都市型居住ゾーン(1))」については、別添pdfファイル41ページを確認してください。

(参考)本地域の概況と基本的課題(地域づくりの基本方針)

本地域の概況と基本的課題を以下に整理します。

土地利用

地域の概況
  • 駅周辺部を中心に人口密度が高く、将来的にも人口増加を予想
  • 駅周辺部を中心に高齢化が進行すると予想
  • 西鉄春日原駅周辺に中心市街地が形成
  • 春日市役所を中心にクローバープラザや春日警察署等の行政サービス施設が集積
  • 九州大学筑紫キャンパスが立地
基本的課題(地域づくりの基本方針)
  • 中心拠点の形成(商業施設の充実と定住の促進、高齢化への対応)
  • 行政サービス拠点の形成(利便性の維持・向上)
  • 住宅地での定住促進
  • 九州大学筑紫キャンパスを市民が気軽に利用できる空間としての利用促進

市街地整備

地域の概況
  • 地域の大半が土地区画整理事業実施済
  • 西鉄天神大牟田線の連続立体交差事業を実施中
  • 桜ヶ丘地区に地区計画を指定
  • 地域の大半が第一種15m、第一種20m及び第二種20mの高度地区に指定
  • 春日原東町に建築協定が指定
基本的課題(地域づくりの基本方針)
  • 面整備区域の市街地環境の維持・向上
  • 西鉄春日原駅周辺の高度利用の促進
  • 西鉄春日原駅周辺の新旧店舗を融合した魅力的な商業地づくり(庁内職員ワークショップでの意見)
  • 住宅地での適切な高度利用の検討

都市施設

地域の概況
  • 西鉄春日原駅の駅前広場等が整備中
  • JR春日駅、JR大野城駅が立地
  • (都)福岡筑紫野線で渋滞発生(未整備)
  • 春日公園が立地
  • 住区基幹公園はおおむね充足
  • 雨水幹線未整備区間あり
  • 第1号春日大野城廃棄物再生利用総合施設及び第2号春日大野城し尿処理施設が立地
基本的課題(地域づくりの基本方針)
  • 西鉄春日原駅周辺の交通結節拠点整備
  • JR春日駅、JR大野城駅の交通結節点機能の充実
  • (都)福岡筑紫野線の整備推進と渋滞緩和
  • 雨水幹線の整備促進

自然歴史環境

地域の概況
  • 春日公園
  • 春日神社が立地
  • 春日公園内遺跡のほか、遺跡が点在
  • 春日神社内に天然記念物が存在
  • 春日の森特別緑地保全地区が立地
基本的課題(地域づくりの基本方針)
  • 春日公園・春日神社の環境保全・向上
  • 春日の森特別緑地保全地区の活用
  • 自然環境と歴史的資源のネットワーク化

景観形成

地域の概況
  • 西鉄春日原駅・JR 春日駅周辺は春日市の玄関口を形成
  • 「春日大通り」、「すくすく通り」、「春日横断通り」、「春日中央通り」、「春日南通り」、「春の社通り」、「あんどん通り」を設定
基本的課題(地域づくりの基本方針)
  • 中心拠点で春日市の玄関口にふさわしい景観形成
  • 「春日大通り」、「春日中央通り」をシンボル軸・主要生活軸として重点的に修景

安全安心

地域の概況
  • 春日公園が広域避難場所に指定
  • (都)福岡筑紫野線、(都)福岡前原線及び(都)井尻粕屋線が第1次緊急輸送道路に、(主)大野城二丈線、(都)那珂川宇美線及び(都)現人橋乙金線が第2次緊急輸送道路に指定
  • 市役所をはじめ主要な公共施設が集積
  • 雨水幹線未整備区間あり
基本的課題(地域づくりの基本方針)
  • 春日公園の有効活用
  • 緊急輸送道路の適切な確保(整備推進)
  • 防災拠点の機能維持・向上
  • 雨水排水対策の適切な実施

2 都市型居住ゾーン(2)(JR博多南駅周辺地域)

2-1 都市型居住ゾーン(2)の概要

都市型居住ゾーン(2)は、JR博多南駅に近接し、幹線道路沿道には商業施設も多く集積した利便性の高いエリアです。駅周辺部を中心に人口密度が高く、今後も人口増加が予想されています。(仮称)西スポーツ・レクリエーション広場の他、日拝塚古墳等の遺跡も点在しています。

一方、十分な幅員が確保されていない道路網等土地区画整理事業等が行われていない旧市街地区域も存在していることから、宅地開発に合わせた適切な整備を進めていく必要もあります。

2-2 まちづくりの目標

まちづくりの目標にあわせた本地域での展開内容を以下に整理します。

住みたい・住み続けたいと思うまちづくり(まちづくりの目標/本地域での展開)

(1)市民が主体となり住みよい環境を創造するまちづくり

環境維持・向上と定住促進の両立を図るために、市民が主体となった土地利用規制等の見直し実施

(2)春日らしさを持ち、潤いと豊かさを実感できるまちづくり
  • 利便性の高さに合わせて、周囲の自然環境・歴史的資源への至近性を活かしたゆとりを感じる住宅地形成
  • (仮称)西スポーツ・レクリエーション広場に近接した生活 の豊かさと安全性が感じられる住宅地形成
(3)魅力的なまちの「顔」を持つ、賑わいがあり便利なまちづくり

(都)大土居下の原線、(都)那珂川宇美線沿道を中心に沿道サービス地を形成

(4)誰もが快適に移動できるまちづくり

JR博多南駅への利便性充実(公共交通利便性及び歩行者・自転車等の移動の快適性向上)

(5)安全に安心して住み続けるこ とができるまちづくり
  • 面整備未実施区域における建築物の適切な耐火・耐震化の促進による市街地の安全性向上
  • (仮称)西スポーツ・レクリエーション広場等防災拠点施設の適切な維持管理・機能充実

多様な世代の需要に対応した定住環境づくり(まちづくりの目標/本地域での展開)

(1)高齢者が安心して生活できるまちづくり
  • 生活利便性の高い高齢者向け住宅の立地誘導
  • 歩いて生活できる安全・便利な環境整備
(2)子育て世代が住みやすいまちづくり、(3)公共交通の利便性の高さを活かしたまちづくり

通勤利便性の高さと(仮称)西スポーツ・レクリエーション広場等の余暇活動の豊かさを活かした集合住宅や戸建て住宅の立地誘導

(4)多様な人々のライフスタイルに対応できるまちづくり

JR博多南駅に隣接しながら、比較的静かな環境を保ち、白水大池公園、大型商業施設及びスポーツ施設等に近接した恵まれた立地を活用し、働き方の多様化に対応した居住環境の誘導

2-3 まちづくり方針

本地域のまちづくり方針を以下に整理します。

2-3-1 土地利用、市街地整備の方針

(1)土地利用の方針
1 近隣商業地

上白水近隣商業地区(地区計画区域)は、商業施設などの立地を促進し、周辺の住宅地の生活サービスの拠点となる商業集積を図ります。

2 沿道サービス地

幹線道路沿道は、飲食・物販を中心とする沿道型生活サービス施設および沿道業務施設などの立地を促進します。特に、(都)那珂川宇美線沿道は、拡幅整備に合わせた沿道サービス施設の適切な立地を促進します。

3 都市型住宅地

都市型住宅地は、鉄道駅近接の利便性の高さを活かして、戸建住宅から中高層の集合住宅まで多様な住宅の立地促進・誘導を図ります。また、住民などの意向・合意に基づき、高度利用を検討・促進します。

4 中高層住宅地(中央居住型)

(都)白水線西側および(仮称)西スポーツ・レクリエーション広場南側の住宅地は、生活利便性も高く、良好な住環境を形成していることから、既存の住環境に配慮しつつ、住民などの意向・合意に基づき、高度利用を検討します。

5 住工共存地(博多南駅)

JR博多南駅および博多総合車両所は、博多方面への重要な交通結節点となることから、今後も機能維持を図ります。

(2)市街地整備方針
  • JR博多南駅の利便性を活かした定住促進を進めるために、住民などの意向・合意に基づき、高度利用の検討・促進を図ります。
  • 面整備未実施区域については、住宅開発等にあわせた適切な都市基盤整備も併せて検討するなど、住環境の改善に努めます。
土地利用、市街地整備方針図(都市型居住ゾーン(2))については、別添pdfファイルの45ページを確認してください。

2-3-2 都市施設整備、その他の方針

(1)都市施設整備方針
1 道路・交通
  •  (都)那珂川宇美線は広域幹線道路、(都)大土居下の原線は主要幹線道路として道路交通の円滑化を図るほか、生活道路への通過交通流入を抑制します。
  • 地域内から安全にJR博多南駅へアクセスできる歩行者・自転車空間の充実を図ります。
  • JR博多南駅への公共交通機関でのアクセス利便性の向上を図ります。
2 公園緑地
  •  既存公園の維持・管理の充実を図るほか、公園不足区域については、空き地や公共空間の活用など、多様な手法で公園などを確保します。
  • (仮称)西スポーツ・レクリエーション広場の充実を図り、市民に身近なスポーツ・レクリエーションの場として積極的に活用します。
3 ごみ・排水等処理施設

浸水被害に注意が必要な(都)那珂川宇美線(春日横断通り)や(都)白水線(春日西通り)周辺については、民有地や公共施設の緑化促進等により市街地全体の保水機能を高め、雨水排水施設への負担軽減を図ります。

(2)自然・歴史環境整備方針

日拝塚古墳は、周辺に点在する古墳と一体的に保全・活用を図ります。(幹線道路の歩道等を利用した古墳の回遊ルートの充実)

(3)景観形成方針

地域内の主要道路は、「春日横断通り」、「いきいき通り」、「春日中央通り」といった名称がついており、それぞれの愛称イメージを生かした景観整備(街路樹・案内板・街路灯等のイメージ形成)を検討します。特に、「春日中央通り」はシンボル軸として、優先的・重点的に景観整備を実施します。

(4)安全・安心まちづくり方針
  • (仮称)西スポーツ・レクリエーション広場は、広域避難場所として防災機能の維持・向上を図ります。
  • 第2次緊急輸送道路である(主)福岡早良大野城線の沿道建築物の耐震化促進などによる安全性の維持・向上を図ります。
  • 面的整備未実施区域を中心に、建築物の耐火・耐震化を促進します。
  • 鉄道駅周辺での適切な防犯対策(防犯灯や防犯カメラの適切な設置)を実施するほか、住宅地などでの防犯活動の促進を図ります。
都市施設整備、その他の方針図(都市型居住ゾーン(2))については、別添pdfファイルの47ページを確認してください。

(参考)本地域の概況と基本的課題(地域づくりの基本方針)

本地域の概況と基本的課題を以下に整理します。

土地利用

地域の概況
  • 駅周辺部を中心に人口密度が比較的高く、将来的にも若干の人口増加を予想
  • JR博多南駅の利便性を活かした住宅地が形成
  • (都)大土居下の原線、(都)那珂川宇美線沿いに沿道サービス施設が立地
基本的課題(地域づくりの基本方針)
  • 地域拠点の形成(沿道サービス施設や商業業務施設などの立地促進)
  • JR博多南駅の利便性を活かした住宅立地の促進

市街地整備

地域の概況
  • JR博多南駅周辺区域は面的整備未実施
  • 地域の大半が、第一種15メートル、第一種20メートルの高度地区に指定
基本的課題(地域づくりの基本方針)
  • 住宅開発などに伴う適切な都市基盤の確保
  • 住宅地の適切な高度利用の検討

都市施設

地域の概況
  • JR博多南駅が立地
  • JR博多南駅の駐輪場が不足(庁内職員ワークショップでの意見)
  • (都)那珂川宇美線が一部事業中
  • 住区基幹公園の不足区域が一部存在
  • (仮称)西スポーツ・レクリエーション広場が立地
基本的課題(地域づくりの基本方針)
  • JR博多南駅へのアクセス性の向上および交通結節点としての機能向上
  • 公園不足区域での公園確保
  • (仮称)西スポーツ・レクリエーション広場の活用

自然歴史環境

地域の概況
  • (史跡)原遺跡・日拝塚古墳の他、遺跡などが点在
  • 中原新池・中原中池が立地
基本的課題(地域づくりの基本方針)
  • 遺跡・古墳などの保全・活用
  • ため池の環境保全と有効利用の検討

景観形成

地域の概況

「春日横断通り」、「いきいき通り」、「春日中央通り」、「春日西通り」を設定

基本的課題(地域づくりの基本方針)

「春日中央通り」を「主要生活シンボル軸」として重点的に修景

安全安心

地域の概況
  • (仮称)西スポーツ・レクリエーション広場が広域避難場所に指定
  • (主)福岡早良大野城線が第2次緊急輸送道路に指定
  • 面的整備未実施区域が存在
基本的課題(地域づくりの基本方針)
  • (仮称)西スポーツ・レクリエーション広場の活用
  • 緊急輸送道路の適切な確保(安全性確保)
  • 面的整備未実施区域を中心に建物の耐火・耐震化の促進

3 中央居住ゾーン

3-1 中央居住ゾーンの概要

中央居住ゾーンは、春日市の中央に位置し「市民活動交流拠点」としてふれあい文化センター、総合スポーツセンターの他、コミュニティバスやよいのバスセンターも存在し、周辺の幹線道路沿道には商業施設も多く集積している利便性の高いエリアです。諸岡川や寺田池、大谷緑地の他、日本遺産に指定された特別史跡水城跡も存在しています。

一方、人口密度は高いものの昭和50年前後に形成された古い住宅地も多く、一部で空き家も見られるなど人口減少が進みつつある地域でもあります。今後の人口維持のために、空き家の活用や高度地区の見直しなどの取り組みを検討していく必要もあります。

3-2 まちづくりの目標

まちづくりの目標にあわせた本地域での展開内容を以下に整理します。

住みたい・住み続けたいと思うまちづくり(まちづくりの目標/本地域での展開)

1 市民が主体となり住みよい環境を創造するまちづくり
  • 環境維持・向上と定住促進の両立を図るために、市民が主体となった土地利用規制などの見直し検討
  • 特別史跡水城跡の保全と積極的活用(歴史的資源のネットワーク化)
  • 寺田池や大谷緑地など、点在するため池や緑地の保全・活用
2 春日らしさを持ち、潤いと豊かさを実感できるまちづくり

ふれあい文化センター、総合スポーツセンターおよびため池・緑地などに囲まれた豊かな生活環境の活用

3 魅力的なまちの「顔」を持つ、賑わいがあり便利なまちづくり

ふれあい文化センター、総合スポーツセンターおよびコミュニティバスのバスセンターが集積する市民活動交流拠点を形成

4 誰もが快適に移動できるまちづくり
  • コミュニティバスのバスセンターの利便性の向上
  • 歩行者の安全確保を前提に、自転車を活用したまちづくりの展開
5 安全に安心して住み続けることができるまちづくり
  • 総合スポーツセンターなどの防災拠点施設の適切な維持管理・機能充実
  • 雨水排水対策の適切な実施

多様な世代の需要に対応した定住環境づくり(まちづくりの目標/本地域での展開)

1 高齢者が安心して生活できるまちづくり

文化・スポーツ施設に歩いて行ける環境を生かした高齢者向け住宅の計画的な立地誘導

2 子育て世代が住みやすいまちづくり

文化スポーツ施設や学校、公園などがコンパクトに集積している環境を生かした住宅の立地誘導

3 公共交通の利便性の高さを活かしたまちづくり

コミュニティバスの利便性の高さを生かした定住の促進

4 多様な人々のライフスタイルに対応できるまちづくり

春日市内の主要な自然・歴史的資源に近い利点を生かした高齢者から若者までが魅力に感じる住宅地を形成

3-3 まちづくり方針

本地域のまちづくり方針を以下に整理します。

3-3-1 土地利用、市街地整備の方針

(1)土地利用方針
1 近隣商業地

上白水近隣商業地区(地区計画区域)および大土居交差点周辺は、商業施設などの立地を促進し周辺の住宅地の生活サービスの拠点となる商業集積を図ります。

2 沿道サービス地

幹線道路沿道は、飲食・物販を中心とする沿道型生活サービス施設および沿道業務施設などの立地を促進します。特に、(都)長浜太宰府線および(都)那珂川宇美線の主要交差点付近において商業施設などの立地を促進し、周辺の住宅地の生活サービスの拠点となる商業集積を図ります。

3 中高層住宅地(中央居住型)
  • 本地域の住宅地は、文化・スポーツセンター施設、学校、医療施設などの公共施設や幹線道路沿道の商業施設に近接し、高い生活利便性を有しています。この地域の生活利便性と良好な住環境に配慮しつつ、住民等の意向・合意に基づき、高度利用を検討します。
  • 本地域の中央に位置するふれあい文化センターおよび総合スポーツセンター周辺は、必要に応じて多機能の公共施設などの集約化を検討するなど、今後も機能の維持・充実を図るとともに、近接するいきいきプラザおよび福祉ぱれっと館との有機的な連携を図り、市民活動交流拠点としての機能強化を図ります。
  • 「紅葉ヶ丘西地区地区計画」を指定している低層の戸建住宅地については、今後もその良好な住環境を維持・保全します。
(2)市街地整備方針
  • ゆとりある住環境の保全と定住および老朽建築物等の更新促進の両立のために、住民などの意向・合意に基づき、高度利用を検討します。
  • 空き家の積極的活用により、高齢者や子育て世代などの定住に対応した住宅の立地誘導を促進します。
土地利用、市街地整備方針図(中央居住ゾーン)については、別添pdfファイルの51ページを確認してください。

3-3-2 都市施設整備、その他の方針

(1)都市施設整備方針
1 道路・交通
  •  (都)福岡筑紫野線、(都)那珂川宇美線および(都)長浜太宰府線は、広域幹線道路として道路交通の円滑化を図る他、生活道路への通過交通流入を抑制します。
  •  (都)光町大土居線、(都)小倉紅葉ヶ丘線は、市民活動交流拠点と周囲の住宅地を結ぶ重要な路線であることから、整備推進のための手法を検討するとともに、交差点改良や歩行者にとって安全で快適な歩行者空間の整備を推進します。
  • 春日市コミュニティバスやよいのバスセンターは、春日市の中央部に位置し春日市内主要施設を結ぶ交通結節点としての利便性向上を図ります。また、路線バスとの乗り継ぎ利便性向上についても検討します。
2 公園緑地
  • 既存公園の維持・管理の充実を図る他、公園不足地域では空き地や公共空間の活用など、多様な手法を検討します。
  • 緑地など(都市緑地)の保全を図る他、児童遊園の活用を図り、緑と憩いの場が点在する環境を形成します。
3 ごみ・排水など処理施設

流下能力が不足している雨水幹線については、計画的な再整備を図る他、民有地や公共施設の緑化促進などにより市街地全体の保水機能を高め、雨水排水施設への負担軽減を図ります。

(2)自然・歴史環境整備方針
  • 日本遺産である天神山水城跡および大土居水城跡は、周辺市町と連携して広域的なネットワークを形成し、保全・活用を図る他、周囲の自然環境と歴史的資源との回遊性を確保します。(自然と歴史の回遊軸)
  • 寺田池などのため池や緑地の保全・活用を図ります。
(3)景観形成方針
  • ふれあい文化センター、総合スポーツセンター周辺は、市民活動交流拠点にふさわしい景観形成を図ります。(サインの統一、敷地内緑化、歩行者空間の魅力化)
  • 天神山水城跡および大土居水城跡は、周囲の自然環境と歴史的資源を結ぶ自然と歴史の回遊軸を設定し、自然の豊かさを実感しながら歴史文化に触れあえる景観整備(四季を感じる緑化や歴史文化を伝える案内板の充実など)を実施します。
  • 地域内の主要道路は、「春日大通り」、「春日横断通り」、「春日中央通り」、「ふれあい通り」、「すぽーつ通り」、「なぎのき通り」、「いけいけ通り」といった名称がついており、それぞれの愛称イメージを生かした景観整備(街路樹・案内板・街路灯などのイメージ形成)を検討します。特に、「ふれあい通り」、「すぽーつ通り」は市民活動交流拠点と一体的にシンボル性の高い景観づくりを重点的・優先的に実施します。
(4)安全・安心まちづくり方針
  • 総合スポーツセンターは、広域避難場所として防災機能の維持・向上を図ります。
  • 第1次緊急輸送道路である(都)福岡筑紫野線、第2次緊急輸送道路である(主)福岡早良大野城線の沿道建築物の耐震化促進などによる安全性の維持・向上を図ります。
  • 緑地などの保全を図り、土砂災害などの抑制を図ります。
  • 今後の増加が予測される空き家については、空家等対策特別措置法に基づく除却を推進するとともに、利用可能な空き家は空家等対策計画に基づく支援により住宅地の安全確保を図ります。
  • 地域での適切な防犯対策(防犯灯や防犯カメラの適切な設置)を実施する他、住宅地などでの防犯活動の促進を図ります。
都市施設整備、その他の方針図(中央居住ゾーン)については、別添pdfファイルの53ページを確認してください。

(参考)本地域の概況と基本的課題(地域づくりの基本方針)

本地域の概況と基本的課題を以下に整理します。

土地利用

地域の概況
  • 人口密度が比較的高いが、人口減少が進みつつある
  • 良好な環境の戸建住宅地と中高層住宅地が形成
  • 市民活動の拠点である春日市ふれあい文化センター、総合スポーツセンターが立地
  • (都)大土居下の原線、(都)光町大土居線、(都)那珂川宇美線、(都)福岡筑紫野線および(都)長浜太宰府線沿いに沿道サービス施設が立地
基本的課題(地域づくりの基本方針)
  • 住環境の維持・向上による定住促進
  • 市民活動交流拠点の形成(ふれあい文化センター・総合スポーツセンターの利便性維持・向上およびいきいきプラザ、福祉ぱれっと館との有機的連携の強化)
  • 沿道サービス施設の立地促進

市街地整備

地域の概況
  • 地域内の大半は面的整備実施済
  • 文化・スポーツセンター地区および紅葉ヶ丘西地区に地区計画が指定
  • 空き家が点在
  • 地域の大半が、第一種15メートル・第一種20メートルの高度地区に指定
基本的課題(地域づくりの基本方針)
  • 空き家対策の適切な実施(定住促進)
  • 住宅地の適切な高度利用の検討

都市施設

地域の概況
  • ふれあい文化センターにバスセンターが立地(春日市コミュニティバスやよい)
  • コミュニティバスと路線バスとの乗り継ぎが不便(庁内職員ワークショップでの意見)
  • (都)光町大土居線、(都)小倉紅葉ヶ丘線が未整備
  • 住区基幹公園の不足区域が存在
  • 雨水幹線未整備区間あり
基本的課題(地域づくりの基本方針)
  • コミュニティバスの結節拠点(バスセンター)や路線バスとの乗り継ぎなど公共交通全般における利便性向上
  • 都市計画道路の整備推進(庁内職員ワークショップでの意見・交差点改良)
  • 公園不足区域での公園確保(小学校や児童遊園の活用)
  • 雨水幹線の整備推進

自然歴史環境

地域の概況
  • 特別史跡水城跡(日本遺産)が立地
  • 寺田池他、ため池が点在
基本的課題(地域づくりの基本方針)
  • 特別史跡水城跡の保全・活用
  • 歴史的資源のネットワーク化
  • ため池の保全と有効利用の検討

景観形成

地域の概況
  • 「ふれあい通り」、「すぽーつ通り」が市民活動交流拠点のアクセスを形成
  • 主要な幹線道路により交流シンボル軸を形成
  • 特別史跡水城跡やため池が立地
基本的課題(地域づくりの基本方針)
  • 市民活動交流拠点および「ふれあい通り」、「すぽーつ通り」を重点的に修景
  • 歴史的資源のネットワークについて歴史を感じる修景
  • 交流シンボル軸の歩行者空間の充実

安全安心

地域の概況
  • 総合スポーツセンターが広域避難場所に指定
  • (都)福岡筑紫野線が第1次緊急輸送道路に、(主)福岡早良大野城線が第2次緊急輸送路に指定
  • 寺田池他、ため池が点在
  • 雨水幹線未整備区間あり
基本的課題(地域づくりの基本方針)
  • 総合スポーツセンターの活用
  • ため池の保全と有効利用の検討
  • 雨水排水対策の適切な実施

4 水と緑の居住ゾーン

4-1 水と緑の居住ゾーンの概要

水と緑の居住ゾーンは、春日市南部に位置し、白水大池公園をはじめとするため池、緑地などの豊かな自然環境のなかに、戸建ての低層住宅地が形成され、良好な住環境が整ったエリアです。幹線道路沿道には沿道型サービス施設が立地する他、地域南部と東部には大規模商業施設が立地するなど、利便性も整っています。

一方、ちくし台などの昭和40年代に形成された古い住宅地もあり、一部では空き家も見られます。今後の人口維持を図るためにも、空き家の利活用促進や当地域の魅力である白水大池公園の機能向上などの取組みを検討していく必要もあります。

4-2 まちづくりの目標

まちづくりの目標にあわせた本地域での展開内容を以下に整理します。

住みたい・住み続けたいと思うまちづくり(まちづくりの目標/本地域での展開)

1 市民が主体となり住みよい環境を創造するまちづくり

利便性と快適性の両立を図るために、市民が主体となった住環境の規制・誘導の維持・向上

2 春日らしさを持ち、潤いと豊かさを実感できるまちづくり

白水大池公園をはじめとして、水辺と緑地の保全と積極的活用など豊かな自然環境を実感できるまちづくりの展開

3 魅力的なまちの「顔」を持つ、賑わいがあり便利なまちづくり

ため池の自然環境と大型店舗立地による利便性の高さが両立した住宅地の形成

4 誰もが不自由なく快適に移動できるまちづくり
  • 駅などへの公共交通アクセスの充実
  • 歩行者の安全確保を前提に、自転車を活用したまちづくりの展開
5 安全に安心して住み続けることができるまちづくり
  • 白水大池公園などの防災拠点施設の適切な維持管理・機能充実
  • 雨水排水対策の適切な実施

多様な世代の需要に対応した定住環境づくり

1 高齢者が安心して生活できるまちづくり

住み替えなどにも考慮できる多様な高齢者居住に対応した住宅の立地誘導

2 子育て世代が住みやすいまちづくり

自然が豊かな住環境を活かした子育て世代の定住促進の積極的対応

3 公共交通の利便性の高さをいかしたまちづくり

コミュニティバスなど公共交通の利便性向上による定住促進

4 多様な人々のライフスタイルに対応できるまちづくり

自然の豊かさを実感しながら、便利な生活ができるメリットを活用し、高齢者や子育て世代が魅力に感じる住宅地を形成

4-3 まちづくり方針

本地域のまちづくり方針を以下に整理します。

4-3-1 土地利用、市街地整備の方針

(1)土地利用方針
1 近隣商業地

(都)大土居下の原線の主要交差点付近は商業施設等の立地を促進し、周辺の住宅地の生活サービス拠点となる商業集積を図ります。

2 大型店舗地

春日ショッピングセンター地区は、近隣市町へも商圏を拡大する魅力的な商業空間を維持するため、また、南部白水地区は、地域住民の利便性向上を図るため、現状の商業機能の維持・充実を促進し、春日市を代表する大型店舗の活性化を図ります。

3 沿道サービス地

幹線道路沿道は、大型店舗と連携して飲食・物販を中心とする沿道型生活サービス施設および沿道業務施設等の立地を促進します。特に、(都)福岡筑紫野線の主要交差点付近において商業施設などの立地を促進し、周辺の住宅地の生活サービス拠点となる商業集積を図ります。

4 低層住宅地
  • 本地域の住宅地は、基盤整備が実施され、ゆとりのある戸建住宅を形成しており、現在の住環境の維持・向上を図ります。
  • 大型店舗地の北側に近接する戸建住宅地は、用途地域は第一種住居地域ですが、周囲の第一種低層住居専用地域と同様な低層住宅地を形成しており、現状の住環境を維持します。
5 市街化調整区域
  • 市街化調整区域は、市街化の抑制と樹林地の保全を図っていきます。ただし、必要に応じて、市街化調整区域の土地利用の状況や地域特性を勘案し、周辺の市街地環境と調和した計画的な土地利用を検討します。
  • 市街化調整区域内の南部白水地区地区計画を指定している地区については、今後の土地利用の状況や地域特性を勘案し、地区計画の変更を検討します。
(2)市街地整備方針
  • 地域内の多くが高さ制限10メートル、外壁後退距離の限度1メートル、敷地面積の最低限度165平方メートルを指定しており、現状のゆとりある住環境を本地域の魅力として活用するため、現状の規制を継続します。
  • 定住促進を図るために、空き家の有効利用を積極的に図ります。また、柔軟な住替えを促進することにより、空き家発生の抑制と子育て世代などの定住促進を図ります。
土地利用、市街地整備方針図(水と緑の居住ゾーン)については、別添pdfファイルの57ページを確認してください。

4-3-2 都市施設整備、その他の方針

(1)都市施設整備方針
1 道路・交通
  • 幹線道路の道路交通の円滑化を図る他、生活道路への通過交通流入を抑制します。
  • 歩行者空間の安全性・快適性の維持・向上により、歩いて生活できる環境を形成します。
  • バス利便性の維持・充実により、各鉄道駅や主要な施設へのアクセス性の向上を図ります。
2 公園緑地
  • 白水大池公園の維持・充実と効果的な利活用を積極的に図ります。特に、近接する春日公園、春日神社やため池、歴史的資源などとのネットワークを確保します。
  • 既存公園の維持・管理の充実を図る他、ため池や遊歩道などの効果的な活用を検討します。
  • 市民が緑の豊かさを身近に実感できるまちを実現するために、生垣などの緑化推進に努めます。
3 ごみ・排水等処理施設
  • 流下能力が不足している雨水幹線の計画的な再整備や雨水貯留施設の整備を図る他、民有地や公共施設の緑化促進により市街地全体の保水機能を高め、雨水排水施設への負担軽減を図ります。
  • 将来にわたって廃棄物の適正な処理を確保するために、第3号福岡都市圏南部工場(クリーン・エネ・パーク南部)の施設の計画的な維持・管理を図ります。
(2)自然・歴史環境整備方針
  • 白水池(白水大池公園)をはじめ、春日貯水池、大牟田池、須玖新池などのため池は、周辺の樹林地とともに貴重な自然環境として将来的に保全し、積極的な活用を検討します。
  • 緑豊かなため池と周辺に点在する歴史的資源や春日公園とのつながりを確保します。(自然と歴史の回遊軸の形成)
  • 樹林地やため池などの自然環境は、生物多様性を育む貴重な緑として、その保全を図ります。
(3)景観形成方針
  • 白水大池公園をはじめとした、ため池と樹林地による自然景観について、春日市を代表する景観として保全します。
  • 幹線道路の街路樹や自然と歴史の回遊軸の緑化充実および民有地内緑化の促進により、緑あふれる市街地景観の保全・充実を図ります。
  • 地域内の主要道路は、「春日中央通り」、「春日南通り」、「春日大通り」、「春の杜通り」、「すぽーつ通り」、「いけいけ通り」、「春日西通り」といった名称がついており、それぞれの愛称イメージを活かした景観整備(街路樹・案内板・街路灯などのイメージ形成)を検討します。特に、「春日中央通り」は、春日市の主要生活軸としてシンボル性の高い景観づくりを重点的・優先的に実施します。
(4)安全・安心まちづくり方針
  • 広域避難場所である白水大池公園の防災機能の維持・向上を図ります。
  • 第1次緊急輸送道路である(都)福岡筑紫野線の沿道建築物の耐震化促進などによる安全性の維持・向上を図ります。
  • 緑地などの保全を図り、土砂災害などの抑制を図ります。
  • ため池の治水機能の維持・保全を図ります。
  • 今後の増加が予測される空き家については、空家など対策特別措置法に基づく除却を推進するとともに、利用可能な空き家は空家など対策計画に基づく支援により住宅地の安全確保を図ります。
  • 地域での適切な防犯対策(防犯灯や防犯カメラの適切な設置)を実施する他、住宅地などでの防犯活動の促進を図ります。
都市施設整備、その他の方針図(水と緑の居住ゾーン)については、別添pdfファイルの59ページを確認してください。

(参考)本地域の概況と基本的課題(地域づくりの基本方針)

本地域の概況と基本的課題を以下に整理します。

土地利用

地域の概況
  • 面的整備済みの戸建住宅地で人口密度は比較的低い
  • 団地ごとに人口減少と増加区域および高齢化の進行区域が点在
  • ため池と緑地が点在し、良好な環境の戸建住宅地を形成
  • 大型店舗が立地
基本的課題(地域づくりの基本方針)
  • 緑の豊かさを活かした住環境の保全・向上
  • 子育て世代から高齢者まで誰もが住みやすい環境形成
  • 大規模店舗の利便性維持・充実

市街地整備

地域の概況
  • 地域内の大半は面的整備実施済
  • 春日ショッピングセンター地区、平田台地区、惣利春日沿道地区および南部白水地区に地区計画が指定
  • 空き家が点在
  • 地域の多くの区域が高さ制限10メートル、外壁後退距離の限度1メートル、敷地面積の最低限度165平方メートルに指定
基本的課題(地域づくりの基本方針)
  • 空き家対策による定住の促進
  • 現在の居住環境の維持・向上のために、高さ・壁面後退・敷地面積の各規制の継続的運用
  • 市街化調整区域の南部白水地区の有効な土地利用の検討(宅地利用と自然保全との調和)

都市施設

地域の概況
  • 都市計画道路は整備済
  • 住区基幹公園は充足
  • 休日は公園駐車場が不足(庁内職員ワークショップでの意見)
  • 第3号福岡都市圏南部工場(クリーン・エネ・パーク南部)が立地
  • 雨水幹線未整備区間あり
基本的課題(地域づくりの基本方針)
  • 道路、公園施設の適切な維持管理
  • 公共交通利用も含めた公園利用促進(庁内職員ワークショップでの意見)
  • 衛生処理施設の適切な維持管理
  • 雨水幹線の整備推進

自然歴史環境

地域の概況
  • 白水大池公園など、多くのため池が存在し、併せて一体的な緑地を形成
  • ウトグチ瓦窯跡が存在
基本的課題(地域づくりの基本方針)
  • 白水大池公園の保全・活用
  • ため池および緑地の保全・活用
  • 周辺の歴史的資源と地域内の自然資源のネットワーク化

景観形成

地域の概況
  • 白水大池公園をはじめとして、ため池と一体的な緑地を形成
  • 「春日中央通り」、「春日南通り」、「春日大通り」、「春の杜通り」、「すぽーつ通り」、「いけいけ通り」、「春日西通り」を設定
  • 主要な幹線道路により水と緑のシンボル軸を形成
基本的課題(地域づくりの基本方針)
  • 歴史・自然資源のネットワークについて歴史と自然を感じる景観形成
  • 各通りの雰囲気を活かした景観形成
  • 水と緑のシンボル軸を重点的に景観形成

安全安心

地域の概況
  • 白水大池公園が広域避難場所に指定
  • (都)福岡筑紫野線が第1次緊急輸送道路に指定
  • 白水大池をはじめ、多くのため池が存在
  • 雨水幹線未整備区間あり
基本的課題(地域づくりの基本方針)
  • 白水大池公園の活用
  • ため池の保全(治水機能の活用)
  • 雨水排水対策の適切な実施

5 歴史文化居住ゾーン

5-1 歴史文化居住ゾーンの概要

歴史文化居住ゾーンは、春日市北部に位置し、戸建住宅や集合住宅が集積する住宅地の中に、奴国の丘歴史公園や住吉神社、弥生の森特別緑地保全地区等の歴史的資源や緑が点在する地域です。

人口密度は高いものの、(都)長浜太宰府線が未整備のほか、面整備がされていない地区が多く、一部では空き家も見られるなど人口減少が進みつつある地域でもあります。今後の人口維持のためには、空き家の利活用促進や都市計画道路整備に伴う適切な利便施設誘導などを検討していく必要もあります。

5-2 まちづくりの目標

まちづくりの目標にあわせた本地域での展開内容を以下に整理します。

住みたい・住み続けたいと思うまちづくり

1 市民が主体となり住みよい環境を創造するまちづくり

環境維持・向上と定住促進の両立を図るために、市民が主体となった土地利用規制などの見直し検討

2 春日らしさを持ち、潤いと豊かさを実感できるまちづくり

奴国の丘歴史公園(須玖岡本遺跡)を中心に点在する史跡と調和した落ち着きと潤いのある市街地環境づくり

3 魅力的なまちの「顔」を持つ、賑わいがあり便利なまちづくり

奴国の丘歴史公園(須玖岡本遺跡)や弥生の森特別緑地保全地区を中心に「弥生の里」としての歴史性をアピールした景観形成

4 誰もが不自由なく快適に移動できるまちづくり
  • 駅などへの公共交通アクセスの充実
  • 歩行者の安全確保を前提に、自転車を活用したまちづくりの展開
5 安全に安心して住み続けることができるまちづくり

面整備未実施区域における建築物の適切な耐火・耐震化の促進による市街地の安全性向上

多様な世代の需要に対応した定住環境づくり

1 高齢者が安心して生活できるまちづくり

生活利便性と安全性の高い高齢者向け住宅の計画的な立地誘導

2 子育て世代が住みやすいまちづくり

空き家などを活用し子育て世代などの定住を促進する住宅の立地誘導

3 公共交通の利便性の高さを活かしたまちづくり

コミュニティバスなど公共交通の利便性向上による定住促進

4 多様な人々のライフスタイルに対応できるまちづくり

豊かな歴史を実感しながら、便利な生活ができるメリットを活用し、高齢者や子育て世代が魅力に感じる住宅地を形成

5-3 まちづくり方針

本地域のまちづくり方針を以下に整理します。

5-3-1 土地利用、市街地整備の方針

(1)土地利用方針
1 近隣商業地

(主)大野城二丈線の主要交差点付近は、地域住民などを対象とした生活サービス関連の商業・業務施設の立地を促進します。

2 沿道サービス地

幹線道路沿道は、飲食・物販を中心とする沿道型生活サービス施設および沿道業務施設等の立地を促進します。特に、(都)那珂川宇美線沿道は、主要交差点付近において商業施設などの立地を促進し、周辺の住宅地の生活サービスの拠点となる商業集積を図ります。また、(都)福岡筑紫野線沿道は工業系用途地域に指定されていますが、沿道サービス施設などの立地を促進します。(都)長浜太宰府線沿道は、道路整備に合わせた沿道土地利用の誘導を計画的に進めます。

3 中高層住宅地(歴史文化共生型)

本地域はその大半が住宅地であるものの、奴国の丘歴史公園(須玖岡本遺跡)をはじめとする古墳や遺跡、神社が住宅地内に点在しており、地域独自の歴史性、文化性を有しています。住宅地の利便性と地域の歴史性、文化性が調和した住環境づくりを進めます。また、この地域の歴史性、文化性を背景とする良好な住環境に配慮しつつ、住民などの意向・合意に基づき、高度利用を検討します。

4 低層住宅地

面的整備が計画的にまとまった規模で実施されている区域は、現状の良好な環境の戸建住宅地としての住環境の維持・向上を図ります。

(2)市街地整備方針
  • ゆとりある住環境の保全と定住および老朽建築物などの更新促進の両立のために、住民などの意向・合意に基づき、高度利用を検討します。
  • 空き家の積極的活用により、高齢者や子育て世代などの定住に対応した住宅の立地誘導を促進します。
  • 低層住宅地には、高さ制限10メートル、外壁後退距離の限度1メートル、敷地面積の最低限度165平方メートルを指定しており、現状のゆとりある住環境を保全するために、現状の規制を継続します。
土地利用、市街地整備方針図(歴史文化居住ゾーン)については、別添pdfファイルの63ページを確認してください。

5-3-2 都市施設整備、その他の方針

(1)都市施設整備方針

1 道路・交通
  • (都)長浜太宰府線の未整備区間の早期整備を促進し、渋滞緩和を図ります。また、(都)福岡筑紫野線の道路交通の円滑化による渋滞緩和および交通安全性の維持・向上を重点的に推進します。
  • 生活道路への通過交通の流入を極力排除するとともに、交通安全確保のために生活道路の整備や歩行者優先の環境整備を図ります。
  • バスの利便性向上により、各鉄道駅や主要な施設へのアクセス性の向上を図ります。
2 公園緑地
  • 既存公園の維持・管理の充実を図る他、古墳や社寺林を活用し、緑と歴史の調和した環境の維持・向上を図ります。
  • 公園不足区域では、空き地や公共空間の活用など、多様な手法を検討します。
3 ごみ・排水等処理施設

流下能力が不足している雨水幹線については、計画的な再整備を図る他、民有地や公共施設の緑化促進などにより市街地全体の保水機能を高め、雨水排水施設への負担軽減を図ります。

(2)自然・歴史環境整備方針

奴国の丘歴史公園(須玖岡本遺跡)をはじめとして多くの古墳や遺跡が点在しており、これらの豊かな歴的史資源を積極的に保全・活用する他、回遊性を確保します。(自然と歴史の回遊軸)

(3)景観形成方針

  • 自然と歴史の回遊軸を活用して、歴史文化に触れあえる景観整備(歴史文化を伝える案内板の充実など)を実施します。
  • 自然と歴史の回遊軸の整備に合わせて、周囲の住宅地は地域住民主導で豊かな歴史的資源と調和した落ち着きのある街並み形成を検討します。
  • 地域内の主要道路は、「春日大通り」、「すくすく通り」、「かすが横断通り」、「いけいけ通り」といった名称がついており、それぞれの愛称イメージを活かした景観整備(街路樹・案内板・街路灯などのイメージ形成)を検討します。また、これらの通りは歴史文化のシンボル軸として、歴史性をアピールした景観づくりを重点的・優先的に実施します。

(4)安全・安心まちづくり方針

  • 奴国の丘歴史公園、下白水第2公園は、広域避難場所として防災機能の維持・向上を図ります。
  • 第1次緊急輸送道路である(都)福岡筑紫野線、(都)福岡前原線および(都)井尻姪浜線、第2次緊急輸送道路である(主)大野城二丈線および(都)那珂川宇美線の沿道建築物の耐震化促進などによる安全性の維持・向上を図ります。
  • 面整備未実施区域を中心に建築物の耐火・耐震化を促進する他、緊急車両の通行円滑化のための生活道路の整備などを適宜実施します。
  • 今後の増加が予測される空き家については、空家等対策特別措置法に基づく除却を推進するとともに、利用可能な空き家は空家等対策計画に基づく支援により住宅地の安全確保を図ります。
  • 地域での適切な防犯対策(防犯灯や防犯カメラの適切な設置)を実施する他、住宅地などでの防犯活動の促進を図ります。
都市施設整備、その他の方針図(歴史文化居住ゾーン)については、別添pdfファイルの65ページを確認してください。

(参考)本地域の概況と基本的課題(地域づくりの基本方針)

本地域の概況と基本的課題を以下に整理します。

土地利用

地域の概況
  • 北部を中心に人口密度・高齢化率が高く、人口減少も進行しつつある
  • 戸建住宅や集合住宅が集積する住宅地の中に奴国の丘歴史公園等の歴史的資源が点在
  • (都)那珂川宇美線、(都)福岡筑紫野線および県道板付牛頸筑紫野線沿いに沿道サービス施設が立地
基本的課題(地域づくりの基本方針)
  • 歴史性を生かした居住環境の維持・向上
  • 高齢者が安心して生活できる住環境の形成
  • 住民に身近な近隣商業地の維持・充実

市街地整備

地域の概況
  • 地区の大半が面的整備未実施区域
  • 空き家が点在
  • 地域の大半が、第一種15メートル、第一種20メートルの高度地区に指定
基本的課題(地域づくりの基本方針)
  • 安全性を考慮した道路などの適切な整備
  • 空き家対策による定住促進
  • 住宅地の適切な高度利用の検討

都市施設

地域の概況
  • (都)福岡筑紫野線、(都)長浜太宰府線が未整備
  • 住区基幹公園はおおむね充足
  • 雨水幹線未整備区間あり
基本的課題(地域づくりの基本方針)
  • 都市計画道路の未整備区間の整備促進
  • 雨水幹線の整備推進

自然歴史環境

地域の概況
  • 奴国の丘歴史公園(須玖岡本遺跡)を中心に史跡などが集中して立地
  • 住吉神社・熊野神社および春日小学校に天然記念物が存在
  • 弥生の森特別緑地保全地区が立地
基本的課題(地域づくりの基本方針)
  • 歴史的資源の保全・活用
  • 歴史的資源のネットワーク化(職員ワークショップでの意見・諸岡川、川久保川沿いの遊歩道整備など)
  • 歴史的資源と一体的な緑地の保全・活用

景観形成

地域の概況
  • 奴国の丘歴史公園(須玖岡本遺跡)を中心に史跡などが集中して立地
  • 「すくすく通り」、「春日横断通り」、「春日大通り」、「なぎの木通り」、「いきいき通り」に指定
  • 主要な幹線道路により歴史文化のシンボル軸を形成
基本的課題(地域づくりの基本方針)
  • 歴史的資源周辺の歴史を感じる景観形成
  • 歴史のネットワークについて歴史を感じる景観形成
  • 歴史文化のシンボル軸を重点的に景観形成

安全安心

地域の概況
  • 奴国の丘歴史公園、下白水第2公園が広域避難場所に指定
  • (都)福岡筑紫野線、(都)福岡前原線および(都)井尻姪浜線が第1次緊急輸送道路に、(主)大野城二丈線および(都)那珂川宇美線が第2次緊急輸送道路に指定
  • 面的整備未実施区域が広く存在
  • 雨水幹線未整備区間あり
基本的課題(地域づくりの基本方針)
  • 奴国の丘歴史公園、下白水第2公園の活用
  • 緊急輸送道路の適切な確保(利便性・安全性確保)
  • 面的整備未実施地区を中心に建物の耐火・耐震化の促進
  • 雨水排水対策の適切な実施

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