災害に対するペットの備え
ページ番号1004985 更新日 令和6年8月7日
大雨や台風、地震といった災害はいつ発生するのか、どれほどの被害が起こるのかを予測することが困難です。もし大きな地震が起こってしまったら…。
大切な家族の一員であるペットのことも考えて、日頃から災害対策を行いましょう。
1 まずは自分の安全対策を
災害が発生したとき、飼い主の身に何かあってしまってはペットを守ることもできません。家の内外の安全対策を取り、非常時持出品や備蓄品を準備しましょう。
2 ペットの安全対策
ケージがある場所など、ペットが普段いるような場所には、家具や家電といった大きな物が倒れてこない工夫をしましょう。
例:家具を固定する、ケージの近くに家具を置かない、など
また、家の中で放し飼いをしている場合は、ペットが避難できるスペースの確保を行いましょう。
3 健康管理
災害発生時は、人と同じようにペットも大きなストレスを受けます。普段からペットの健康状態を管理し、すぐに異変に気付くことが大切です。ペットの身を守るために重要なので、次のことを必ず行いましょう。
犬の場合
- 1年に1回、狂犬病の予防注射を接種する
- 鑑札、注射済票を装着する
犬猫を含む動物全般
- 感染症予防のための各種混合ワクチンの定期接種
- ノミ、ダニ、フィラリアなどの寄生虫の定期的な予防と駆除
4 ペット用避難準備品
災害が発生してから救援物資までが届くまで、早くても3日はかかると言われています。しかし、それは人のための救援物資であることがほとんどであり、ペットの救援物資が届くまではさらに時間がかかることが想定されます。ペットの避難用品を確保しておくことは飼い主としての責任の一つであるため、次のPDFを確認し、必ず準備しましょう。
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災害時準備品(ペット) (PDF 78.0KB)
チェックするときに活用してください。
5 避難に備えて
(1)しつけをしましょう
日頃と環境の異なる所に避難をするときは、ペットが普段と違う行動をすることが考えられます。犬や猫などの動物も、いつもと違う状況に置かれることでストレスを感じ、いつもはしないような行動をとることがあります。
例えば、犬の場合、吠えたり逃げ出そうとしたりすることがあり、これらの行動は避難先で過ごす多くの人にストレスを与えることになります。しつけは、ストレスによる行動を抑制し、動物にかかるストレスを軽減することにつながります。
犬のしつけ
- 「待て」、「おすわり」、「ふせ」といった基本的な動作ができる
- ケージに自ら入ることができ、入ることを嫌がらない
- 人や他の動物を怖がったり、攻撃的になったりしない
- 決められた場所でトイレをする
猫のしつけ
- ケージに自ら入ることができ、入ることを嫌がらない
- 人や他の動物を怖がったり、攻撃的になったりしない
- 決められた場所でトイレをする
(2)所有者の明示と不妊去勢手術
災害時の混乱によってペットが逃げ出してしまう可能性があります。未然に防ぐために日頃から首輪やリードの点検を行い、もし逃げ出してしまってもすぐ見つけられるように迷子札(連絡先が書かれたもの)やマイクロチップで対策を取りましょう。
また、逃げ出してしまったペットが望まない妊娠をしたり、性的ストレスを軽減したりするために不妊去勢手術を受けさせましょう。不妊去勢手術を受けさせることで避妊や発情によるストレス以外にも無駄吠えの抑制やおとなしくなるといった効果も期待されます。
(3)飼い主同士の情報共有手段
いざ避難をするという段階になったとき、動物アレルギーなどの理由で避難先での受け入れが困難という場合もあります。そうなった場合に役立つのが、普段から作っておく飼い主同士のコミュニティです。連絡を取り合って受け入れ可能な避難所を探したり、飼い主に必要な情報を受け取れたりといったメリットがあります。
6 もしものための避難場所の確保
ペットの健康状態によっては、避難ができない場合も考えられます。しかし、自宅の安全が確保されるまでは、避難するしかないこともあります。そうなることまで予測して、親戚や友人などペットを引き受けてくれるところを複数確保しておきましょう。
※ 地震では、広範囲の被災が考えられるため、県外や遠方の預かり先を確保することが重要です。
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