犬・ネコの飼い方・マナー
ページ番号1001271 更新日 令和6年8月7日
飼い主の責任
人とともに暮らす犬やネコは、人生の大切なパートナーとなります。
その一方で、間違った飼い方をしているために、犬やネコの存在が飼い主や周囲の人たちへのストレスやトラブルの元となったり、アレルギーなどさまざまな病気の原因になったりする事例も発生しています。
犬やネコを飼うことは、その一生について責任を持って面倒を見ることです。犬やネコは人間と同じように命ある存在です。世話は休みなく続きます。意思と感情を持ち、必ずしも飼い主の思い通りになりません。しかも、犬やネコの起こしたトラブルはすべて飼い主の責任となります。
飼うには愛情はもちろん必要ですが、かわいいという気持ちだけでは生き物は飼えません。生態や習性を理解し、自分が最後まで責任を持って飼えるのか、飼う前によく考える必要があります。
犬の飼い方、マナー
しつける
愛犬も社会の一員です。きちんとしつけをして他人に迷惑をかけないようにしましょう。正しいしつけは飼い主との信頼を深めます。
無駄ぼえなどもその原因を探ることで、解決できる場合があります。
清潔にする
犬を飼育している場所を常に清潔にし、犬のふん尿などは衛生的に処理し、悪臭などが発生しないように努めなければなりません。
最後まで面倒をみる
愛犬はいつか亡くなります。最後まで看取ってあげることは、私たちにゆるぎない信頼を寄せてくれた犬への恩返しです。
不妊・去勢手術をする
繁殖を望まない場合は、飼い主の責任で繁殖制限をしましょう。不妊・去勢手術は犬に害のあるものではなく、不幸な子犬をつくらないための最良の方法です。
係留する
敷地内でつなぐか、逃走しない柵内などで飼いましょう。放し飼いは法律、条例で禁止されています。散歩のときは必ず引き綱をつけましょう。
放し飼いは絶対してはいけません。
ふんは持って帰る
一番多い苦情は、ふんと尿に関するものです。公園や花壇には、必ずと言っていいほど犬のふんが見られます。ふんには、サルモネラ菌や大腸菌が常在しており、公園などで遊ぶ子どもたちがそれに触れると、食中毒などを引き起こす危険があります。
- ふんは必ず持ち帰りましょう。
- 尿をさせる場所も迷惑にならないよう考えて、ペットボトルなどで水を持参し、排尿の後は必ず流しましょう。
マナーバッグの配付
春日市では平成17年度から、「ふん放置は許されない行為であり、ふん放置を望まないことが住民の総意である」ことをアピールするため、春日市で新規に犬の登録をした飼い主や春日市に犬の転入手続きをした飼い主に対して、「マナーバッグ」を配付し、啓発しています。
なお、マナーバックが破損した場合は、有料で販売しています。
- 販売価格:1枚210円
- 販売場所:環境課生活環境担当(市役所3階)
ネコの飼い方・マナー
飼いネコが原因と思われる苦情も多く寄せられています。
また、野良ネコも、もとをたどれば飼いネコだったのです。野良ネコを増やさないためにも、まず、ネコの飼い主が責任のある飼い方をすること大切です。そうすれば、不幸なネコも増えず、飼いネコも、地域の人も、もっと幸せになれるはずです。
室内で飼いましょう
ネコの特性をよく理解し環境を整え、十分な愛情をかけるとともに、不妊・去勢手術を実施することで、ストレスなく室内で暮らせる動物です。室内で飼うことで周囲へ迷惑をかけないだけでなく事故や感染症からネコを守り、迷子防止など多くの利点があります。
身元を表示しましょう
衰弱や事故などで動けなくなったネコが多数保護収容されています。これらのネコのほとんどは飼い主が判明していません。自分の飼いネコに責任を持つためにも、迷子札やマイクロチップなど飼い主が分かる標識を付けましょう。
不妊・去勢手術をしましょう
ネコは年に2、3回出産し、すぐに増えてしまいます。責任を持って飼うことができなければ、不幸な子ネコをつくらないためにも必ず不妊・去勢手術をしましょう。
手術をすると、雄ネコも雌ネコも、繁殖のストレスから解放され、穏やかに暮らすことができます。
また、手術後の雄、雌にはそれぞれ次のような特徴があります。
- 雄ネコ
外に出たいという衝動が少なくなり、ほかの雄ネコとのけんかをする衝動も少なくなります。
また、尿をひっかける(マーキング、スプレー行為)こともほとんどなくなり、においも軽減します。 - 雌ネコ
発情がなくなり、雄ネコを呼ぶ特有の鳴き声がなくなります。
また、妊娠、出産の負担がなくなり生殖器の病気や、交尾でうつるネコ白血病などの心配もなくなります。
最後まで面倒をみる
ネコは15~20年ぐらい寿命があります。病気になった、体が弱って世話が大変になったなどで途中で放棄せず、習性などを理解し最後まで責任を持って飼いましょう。
なお、ネコを捨てることは犯罪です(100万円以下の罰金)。やむを得ず飼うことができなくなったときには、新しい飼い主を見つけるよう最大限の努力をしてください。
住宅密集地・集合住宅での犬・ネコの飼育
住宅密集地で犬やネコを飼うときは、近隣住民に迷惑をかけない飼い方が基本です。住宅密集地では、近隣との距離が近く、他人のことを考えずに飼育をすれば、さまざまな問題が生じます。
最近では、高齢の犬の遠吠え、発情期のネコの夜鳴きなどで周辺に迷惑をかけることも問題になってきています。
また近年、犬・ネコを飼育することのできるマンションが増えてきています。同じ建物内に多数の世帯が住み、共有部分もあるマンションなどの集合住宅では、犬やネコの飼育をめぐって近隣とのトラブルが発生しやすく、一戸建ての住宅に比べ、飼い主には細心の注意を払いながら飼育する責任があります。
適正に飼育しなければ最悪の場合、手放さざるを得ない状況になってしまうことにもなります。
※ 詳しくは、環境省の「住宅密集地における犬猫の適正飼養ガイドライン」を参考にしてください。
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