基本目標5 持続可能で、市民から信頼される行政経営

ページ番号1005371  更新日 令和6年2月22日

最後に、基本目標5「持続可能で、市民から信頼される行政経営」を実現するための政策と、その考えについて、申し上げます。

5-1 効果的・効率的な行政運営

まず、『効果的・効率的な行政運営』についてであります。

春日市は、より効率的・効果的に市民サービスを提供していくため、業務の民間委託や広域行政の推進等に取り組んできた結果、他団体に比べて少ない職員数で行政運営を行うことができており、引き続き、優れた人材の確保と職員研修や人事評価の活用などにより、職員の能力を最大限に引き出す環境の整備に努めます。

昨今のデジタル技術の進歩には目を見張るものがあり、その利便性を地域社会全体で等しく享受できるよう、DXを推し進めていくことが求められています。

その一環である自治体基幹業務システムの全国統一・標準化については、令和8年の本格稼働に向けて準備を進めます。

また、令和5年11月から、DX推進を加速化するため、民間企業から外部人材を受け入れており、マイナポータル等を活用した行政手続のオンライン化を推進するとともに、デジタルの恩恵を市民の皆さまが享受できるようデジタルデバイド対策に引き続き取り組みます。

マイナンバーカードの交付率が80%を超えたこともあり、各種証明書のコンビニでの取得数が増加してきました。令和4年度から市民課窓口に導入したキャッシュレス決済の利用も徐々に増加しており、これらの周知を進めてまいります。

マイナンバーカードについては、健康保険証としての本格利用が開始されることから、まだカード申請を行っていない方や交付が完了していない方への対応を行いながら、引き続きその普及促進に努めます。

5-2 持続可能な財政運営

次に、『持続可能な財政運営』についてであります。

高齢化の進展及び少子化対策等に伴い増加を続ける社会保障関係経費や、公共施設の老朽化に対応する経費の確保が財政運営上の大きな課題となっており、甚大化する自然災害対策や、行政のDX化などの新たな行政需要に向けた対応も喫緊の課題となっています。また、人口減少、特に生産年齢人口の減少による税収減の可能性も否定できないところです。

このような状況の中で、今後とも公共サービスの質を維持し、将来にわたって「住みよさを実感できる都市」であり続けるためには、中・長期的視点に立って、未来に向けた持続可能な行財政運営を確立することが必要不可欠であります。

このため、DXによる業務効率化や、民間活力を活用する分野の拡大を図るなど、引き続き、費用対効果の高い行政運営を推進します。また、市の魅力を向上させる事業を展開するために、さまざまな手法による財源確保に努めるとともに、優先順位の最適化による既存事業の見直しや、受益と負担の適正化などについても、関係者のご理解を得ながら進めてまいります。

春日市の財源の根幹である市税と、公的保険制度の安定的運営に必要な保険料については、負担の公平性に留意し、引き続き、滞納整理の強化を図り、市民サービスに必要な財源の確保に努めます。

貴重な自主財源である「ふるさと納税」については、自治体間競争の激化等により、ここ数年寄附金が減少しており、これまで以上に「春日市を応援したい」と思っていただける方が増えるよう、情報発信の強化などに取り組みます。

春日市の公共建築物については、定期的な安全点検により、適切な維持管理を図るとともに、民間活力を活用した包括的な施設の管理を進めることなどにより、将来にわたり誰もが安心して利用できる施設の提供を目指します。

特に、市庁舎については、建築から30年が経過し、劣化が進んでいることから、施設の長寿命化を図るため、電気設備改修工事及び市民ホールと議場の特定天井改修工事を進めます。

5-3 透明性・公平性の高い行政運営

次に、『透明性・公平性の高い行政運営』についてであります。

市政に対する市民の皆さまの理解と信頼を得るためには、積極的な情報提供を行うことが求められます。今後とも、市が保有する情報を市ウェブサイトや情報公開コーナーなどを活用して、積極的に提供してまいります。

また、個人情報の保護に関する法律が改正され、令和5年4月1日から、地方公共団体にも適用されていることを踏まえ、今後とも、市が保有する個人情報の適正な取り扱いに努めます。

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