基本目標2 安心して子育てができ、子どもがすくすくと成長できるまち
ページID:1005368 更新日 令和7年4月8日
続きまして、基本目標2「安心して子育てができ、子どもがすくすくと成長できるまち」を実現するための政策と、その考えについて、申し上げます。
2-1 妊娠・出産・子育て支援の充実
まず、『妊娠・出産・子育て支援の充実』についてであります。
母子保健の向上については、妊婦健康診査助成事業に検査項目を追加し、より安心できる出産環境を整えます。また、1か月児を対象とした乳幼児健康診査を新たに開始し、健診結果を医療機関と共有することにより、乳児の健康状態の把握と健やかな成長の支援につなげます。
子育て家庭の支援については、いきいきプラザの「こども家庭センター」において、専門的な相談支援等を実施しながら、妊娠期から子育て期までの切れ目のない支援体制を継続してまいります。
子どもの保育環境の充実については、令和6年度から認可保育所の保育料を大きく引き下げたところであり、引き続き、保育環境の整備に努めてまいります。
子育ての孤立感や不安感を軽減したり、子どもの育ちを広く支援する「こども誰でも通園制度」については、令和8年度の本格的な実施に向けて、準備を進めます。
幼児教育から学校教育への移行を円滑に行い、子どもの育ちの連続性を確保するため、本年3月末までに策定予定の幼児教育指針「育てたい子どもの姿」を幼保小の関係者で共有し、連携して子どもの育ちを支える取り組みを進めます。学校現場においても、各小学校に幼保小連携担当教員を配置し、入学予定の未就学児の情報を収集して、受け入れに備えるなど、乳幼児期から小学校まで切れ目のない教育を推進してまいります。
2-2 子どもの健全育成
次に、『子どもの健全育成』についてであります。
いきいきプラザの「子ども発達支援室」では、引き続き、専門士に気軽に相談できる体制を確保し、安心して子育てができるよう支援してまいります。また、保育所、幼稚園、小中学校への巡回訪問や研修等を通して、保育士や教員等の資質向上を図るとともに、関係機関との緊密な連携により、子育て世代の継続的な支援につなげます。
要保護児童対策としては、「こども家庭センター」において母子保健と児童福祉による一体的支援を継続しながら、児童相談所をはじめとする関係機関との連携により、児童虐待の予防と迅速かつ的確な対応に努めてまいります。
養育環境などに課題を抱える学齢期の児童に対しては、生活習慣の形成や学習支援、食事の提供などを行う「児童育成支援拠点事業」を新たに開始します。
子ども施策のさらなる推進を図るため、令和7年度から、こども未来課の児童給付担当を「こども政策・給付担当」に変更し、子どもや若者、子育て中の保護者の意見を反映した「こども計画」の策定に取り組むとともに、子ども施策に係る庁内外の連携強化などを図ってまいります。
また、いきいきプラザ内のいきいきルームなどが市中央部の(仮称)地域共生交流施設に移転することを見据えながら、いきいきプラザをこども・子育て支援の拠点として、さらに充実させるため、施設改修等についての基本構想の策定を進めます。
2-3 学校教育の充実
次に、『学校教育の充実』についてであります。
増加の傾向が続いている不登校児童生徒に対する支援を充実するため、令和6年度からスクールソーシャルワーカーや教育相談員を増員しています。引き続き、学校・福祉・医療等の関係機関のネットワークを活用した支援体制を強化するとともに、教育支援センターと各小中学校との連携を密にし、不登校対策のさらなる推進を図ります。
学習に困り感を持っている児童に対しては、個別の補充学習「まなびや春日」を実施するとともに、ICTを活用した市独自のテストの結果をもとに、理解度に合わせた個別指導などを行う自由進度学習により、学習の確実な定着を図ります。
また、児童生徒の学習用タブレット端末などのさらなる活用を図るため、ICT支援員による授業支援や研修支援を充実してまいります。
加えて、教職員が担う校務の効率化により、教職員の児童生徒一人一人に向き合う時間を増やすため、令和7年度から統合型校務支援システムを本格的に導入します。
各中学校の部活動については、実態に即した部活動指導員を配置するとともに、より良い形で地域移行や地域連携ができるよう、段階的に取り組んでまいります。
学校施設については、教育環境の改善と施設の安全性の向上を図るため、春日中学校の大規模改修工事、春日東中学校の屋内運動場改築工事、春日南小学校の校舎増築工事を実施します。
2-4 共育(共に育てる)の推進
次に、『共に育てる共育の推進』についてであります。
学校・家庭・地域の三者が一体となって子どもを共に育てるコミュニティ・スクールは、令和7年度に20周年を迎えます。これまで培った取り組みを、今後も着実に子どもたちの育ちへとつなげていくため、コミュニティ・スクールの原点を再確認しながら、活動のさらなる充実を図ってまいります。
家庭教育力の向上という観点から、引き続き、「家庭教育学級」や「子育て講演会」などを開催し、保護者の学びや交流の機会の充実に努めるとともに、家庭における子どもの基本的な生活習慣の定着に向け、睡眠の仕組みや大切さを伝える睡眠教育を全ての小中学校で推進します。
地域においては、引き続き、子どもたちに多様な体験や学習活動などの場を提供する放課後子供教室を実施するとともに、自治会や青少年育成市民会議、子ども会育成会など、地域の皆さまのお力添えをいただきながら、地域ぐるみで子どもを育む環境づくりを進めます。
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