基本目標1 人と地域がつながり、豊かさとにぎわいを生み出すまち
ページ番号1005367 更新日 令和5年6月9日
はじめに、第6次春日市総合計画における基本目標1「人と地域がつながり、豊かさとにぎわいを生み出すまち」を実現するための政策と、その考えについて、申し上げます。
1-1 協働のまちづくりの推進
まず、『協働のまちづくりの推進』についてであります。
春日市においては、各自治会の皆さまが、福祉、コミュニティ、安全・安心、環境といった市民生活のあらゆる分野において地域課題の解決に取り組みながら、協働のまちづくりに多大な貢献をしていただいております。
令和4年度も、コロナ禍の中で、地域のつながりが途切れることのないよう、感染防止対策に工夫を凝らしながら、さまざまな取り組みを行っていただきました。
市としましては、令和5年度も研修などの運営支援やまちづくり交付金による財政支援を行うとともに、全ての小中学校の多目的ホールに空調を整備し、地域の行事にも活用していただけるよう環境整備を進めてまいります。
各地区公民館施設の長寿命化及びバリアフリー化については、令和5年度、弥生地区と泉地区の大規模改修工事を実施するとともに、惣利地区の大規模改修工事と白水ヶ丘地区の予防保全改修工事に向けた設計を実施します。
また、さまざまな市民活動を支援し、協働のまちづくりの裾野を広げていくため、中間支援組織の拠点整備として「春日まちづくり支援センター・ぶどうの庭」の耐震化等改修工事を実施するとともに、新たなまちづくりの担い手や団体の支援、団体間の連携強化等を図ってまいります。
1-2 まちの魅力発信
次に、『まちの魅力発信』についてであります。
春日市のブランドイメージである「みんなで春をつくろう」を活用して、市の魅力を市内外に発信し、市の認知度を高めるとともに、市民の皆さまのまちづくりへの参画意欲の向上や、郷土愛の醸成いわゆる「シビックプライド」を高める取り組みを行ってまいります。
広聴の取り組みについては、令和5年で23年目になる出前トーク「市長と語る」と、20年目になる「かすが市民懇話会」を核としながら、広聴機会の充実を図り、協働のまちづくりを一層進めてまいります。
1-3 多様な学びの支援
次に、『多様な学びの支援』についてであります。
生涯学習の拠点施設である春日市ふれあい文化センターは、ふれあい文化サークルや図書館等を、自ら主体的に学ぶ生涯学習の場として、広くご利用いただいているところです。
その中で、市民図書館については、令和2年度から開始した電子図書館の利用拡大に努めるとともに、指定管理者やボランティアと連携・協力し、多様な学びの支援に努めてまいります。
小中学校の学校図書館については、令和5年度から小学校司書の勤務体制を拡充するなどして、「学習」、「情報」、「読書」の3つのセンターとしての機能を高め、児童生徒の学習活動、読書活動のさらなる充実を図ります。
また、民法改正により令和4年4月1日から、成年年齢が18歳に引き下げとなりましたが、令和5年度においても20歳を対象とした式典を「二十歳のつどい」として開催します。新たに成人となる18歳の皆さまには、成人として知っておくべき権利・義務に関する情報を提供し、成人としての自覚を促す啓発を行います。
1-4 文化芸術の振興
次に、『文化芸術の振興』についてであります。
春日市では、従来から「音楽のまち」を掲げ、良質の文化芸術活動にふれる機会を、ふれあい文化センターを中心に地域へと広げ、魅力と活力にあふれるまちとなるよう努めています。
ふれあい文化センターの指定管理者との連携による文化芸術事業や、身近な場所で音楽に触れることができる「音楽の玉手箱事業」などを通して、引き続き、文化芸術に親しみ、体験していただける機会を提供してまいります。
また、ふれあい文化センターを安全に安心して利用していただくため、令和5年度は、ホール等の特定天井改修工事の基本設計や、スプリングホールの舞台照明設備改修の設計を実施するとともに、図書館のエレベーター更新工事、ギャラリー等の可動式パネルの改修を行います。
1-5 スポーツ・運動の推進
次に、『スポーツ・運動の推進』についてであります。
令和4年度は、コロナ禍においても感染防止対策を徹底しながら、スポーツフェスタ等のさまざまなスポーツイベントを実施し、改めて、スポーツの持つ力や魅力を再認識したところです。
令和5年度も、自治会や市スポーツ協会をはじめとするスポーツ団体、スポーツ推進委員、スポーツボランティアの協力のもと、スポーツフェスタの開催等により、スポーツを始めるきっかけづくりや地域の交流促進を図ります。
また、学校開放によるスポーツ環境の充実に資するため、令和5年度も小学校3校の校庭に、簡易照明を設置します。
西野球場とその隣接地については、野球をはじめ、ソフトボール、グラウンドゴルフなど多目的に利用できる広場公園を整備する計画に取り組んでおり、令和5年度は、北側部分の供用開始に向け、整備を進めてまいります。
1-6 文化財の保存・活用
次に、『文化財の保存・活用』についてであります。
春日市に数多くある貴重な文化財を未来に継承し、市民の皆さまに文化財を身近に感じ、郷土への愛着を高めていただけるよう、引き続き保存・整備・活用を進めてまいります。
令和5年度は、大土居水城跡西側土塁の整備工事に着手するとともに、須玖岡本遺跡については、特別史跡の指定に向けて、地中レーダー探査や発掘調査を実施し、総括報告書の作成を行います。
また、須玖岡本遺跡を含む奴国の丘歴史公園周辺においては、弥生時代の奴国の王都を身近に感じることができるよう、住宅環境と調和し、自然と歴史が一体となったまちづくりを検討してまいります。
春日北小学校児童による同校校庭での発掘体験のほか、児童生徒による奴国の丘歴史資料館での展示ガイドや展示体験、高校生、大学生を対象とした青銅器の鋳造実験やワークショップなどを実施し、若い世代の人たちにも文化財に対する関心を広げていくとともに、市民の皆さまとの協働により文化財の調査を進め、「市民の誇れる財産」としての認識を広めてまいります。
1-7 産業の振興
次に、『産業の振興』についてであります。
令和5年度は、コロナ禍から社会経済を回復させ、上昇軌道に乗せていく時期であり、引き続き、市商工会が実施する「スマイル商品券事業」を支援するとともに、物価やエネルギー価格の高騰による影響を注視しながら、国、県、市商工会と連携して、必要な事業者支援を行ってまいります。
併せて、「特定創業支援等事業」により市内における創業の支援を行うとともに、「地域の元気な商店街づくり事業補助金」により、市内商店会への支援を行うなど、商工業の活性化と地域のにぎわい創出に努めてまいります。
また、市内の農地が減少している中、貴重な農業体験の機会を確保していくため、市民農園の、より安定的な運営のあり方について検討を進めてまいります。
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