中学生向けデートDV防止啓発パンフレット「好きな人ができたら知ってほしい5つのこと」
ページ番号1011002 更新日 令和6年2月27日
好きな人ができたら知ってほしい5つのこと―意外と身近にあるデートDV―
デートDVは、カップル間で起こる暴力です。
デートDVについて知ってもらうため、中学生向けのパンフレット「好きな人ができたら知ってほしい5つのこと」を作成しました。
だれにでも起こり得る身近な問題として、デートDVについて考えてみませんか。
パンフレットの内容を紹介します。
※ パンフレットは、春日市男女共同参画センター「じょなさん」(福岡県春日市光町1-73)で配布しています。
知ってほしい1:「これって愛情」?
相手のことは好きだけど、次のチェックリストに該当するようなことはありませんか。
※ チェックが一つでもあれば、二人の関係を見直す必要があります。
チェックリスト
- いつも彼(彼女)の機嫌が悪くならないように気を付けている。
- 「おまえのせいで気分が 悪くなった」と言われる。
- 意見に従わないとイライラ して大声を出す。
- 自分の意見をいつも否定されるので、話し合いができない。
- 腹が立つと彼(彼女)に 向かって物を投げる。
- 彼(彼女)が気に入らなくて殴ったことがある。
- 髪をひっぱられた。
- 何度も頭を小突かれる。
- 無理やりキスやセックスをする。
- 避妊しない。
- お金を貸しても返してくれない。
- デート代はいつも自分。
- 高いプレゼントを買うよう強要される。
※ これは全部「暴力」で、「デートDV」です。
知ってほしい2:デートDVのタイプ
「恋人からふるわれる暴力」のことを「デートDV」といい、中学生の間でも起きています。
暴力にはいくつかのタイプがあります。
- 心への暴力
- 身体への暴力
- 性的な暴力
- お金に関する暴力
※ これ以外にも、友達と会わせない、勝手にLINEをチェックする、SNSに悪口を書き込むなどの「社会的な暴力」もあります。
知ってほしい3:デートDV、自分は関係ない?
自分には関係ないと思うかもしれませんが、実際は、たくさんの人が被害を受けています。
友だちの中にも被害にあっている人がいるかもしれないと考えてみてください。
デートDVを受けたことがある人の割合
- 女性:約12人に2人
- 男性:約12人に1人
※ この中のほとんどが、10~20歳代の被害だったという調査結果がでています(内閣府「男女間における暴力に関する調査」令和2年度)。
知ってほしい4:デートDV被害が続くと
デートDVを受け続けることで、自分でも気付かないうちに、気持ちや体にいろんな変化がでてきます。
- 相手をこわいと思うときがある。
- 自分が悪いからしょうがないと思ってる。
- 眠れなかったり、こわい夢をみたりする。
- 食欲がないし頭やお腹が痛くなる。
- 勉強や部活に集中できない。
- 自分で決められない。
知ってほしい5:対等な関係を築こう
デートDVの始まりは、小さなことがほとんどです。エスカレートする前に、信頼できる人に相談し、対等な関係を作っていきましょう。
- あなたの気持ちや考えを 言葉で伝えましょう。
- 相手の嫌がることはやめましょう。
- 「男だから」「女だから」という性別による思い込みをやめましょう。
相談窓口
ひとりで悩まず、すぐに相談しましょう。
相談は無料です。秘密は守られます。
関連情報
デートDVについて詳しく知りたいときは、内閣府のウェブサイトを確認してください。
PDFファイルをご覧いただくには、「Adobe(R) Reader(R)」が必要です。お持ちでない方はアドビシステムズ社のサイト(新しいウィンドウ)からダウンロード(無料)してください。
このページに関するお問い合わせ
人権男女共同参画課 人権男女共同参画担当
〒816-0806
福岡県春日市光町1-73
男女共同参画・消費生活センター内
電話:092-584-1201
ファクス:092-584-1181
人権男女共同参画課 人権男女共同参画担当へのお問い合わせは専用フォームへのリンク