春日市の健診(検診)においてよくある質問

ページID:1014641  更新日 令和6年5月28日

質問がん検診に不利益はあるのでしょうか。どうやって受診するかを決めればいいでしょうか。

回答

がん検診にも不利益はあります。

がんの発見率が少ない年代や短すぎる間隔での受診は、がんによる死亡を減らすという利益だけではなく、「受けすぎ」による不利益も指摘されています。

そのため、専門家で構成される「がん検診事業の評価に関する委員会(厚生労働省)」では、利益が不利益を上回るがん検診を、国は推奨しています。がん検診の不利益と利益を両方とも理解した上で、市の検診を受診をするかを判断することが必要になります。

市が実施するがん検診は、症状のない方のための検査です。

明らかな症状のある方には、それぞれの体の状態に応じた適切な検査や治療が必要になります。症状のある場合は、必ず医療機関を受診しましょう。

 

がん検診の利益と不利益
利益 不利益
  • 早期発見・早期治療により死亡を防ぐ
  • がんを早期に発見できるため、身体に負担の少ない治療で済む
  • がんになる手前の状態を発見でき、治療することでがんになることを防げる
  • 個人で受診する検診に比べて費用が安価
  • 検診で「異常なし」と判定された場合は安心感を得られる
  • 検診でがんが100パーセント見つかるわけではない(偽陰性)
  • 結果的に不要な検査や治療を招く可能性がある(偽陽性)
  • 生命予後に関係のないものが発見されることがある(過剰診断)
  • 検査による偶発症(医療行為に伴って予期せず起こる合併症)が起こる可能性がある

例:胃内視鏡検査による出血や穿孔、胃X線検査による造影剤(バリウム)の誤嚥や腸閉塞、X線検査による放射線被ばくなど

  • 心理的負担

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