地域コーディネーター(地域学校協働活動推進員)

ページ番号1008764  更新日 令和4年8月5日

学校・家庭・地域のつながりを強め、つながりの輪を広げる地域コーディネーター

春日市では、コミュニティ・スクールの取り組みを充実させるため、地域コーディネーター(地域学校協働活動推進員)を全小・中学校に配置しています。

地域コーディネーターは、社会教育法に基づき、教育委員会が委嘱し、主に各学校で活動しています。学校と家庭・地域(自治会など)の間に立ち、意見や要望、連絡事項などを取りまとめ、両者の連携を強化したり、人脈を生かして学校支援ボランティアやゲストティーチャーを増やしたりする役割を担っています。

春日市のコミュニティ・スクールは、学校・地域の特色を生かし、それぞれの学校ごとに内容の異なる、多彩な教育活動を行っています。その長所を生かすため、春日市では地域コーディネーターの役割を大きく3つ定めています。具体的な活動については、効果的なものとなるように各学校で工夫しています。

春日市のコミュニティ・スクールにおける学校、家庭、地域の関係性の図
春日市のコミュニティ・スクール 体制図(コミュニティ・スクールと地域学校協働活動の一体化)
令和4年度地域コーディネーターの写真
令和4年度春日市地域コーディネーター

地域コーディネーターの主な役割

1 教育活動などの支援

教育課程内外における学校と地域・家庭が協働する教育活動について連絡調整などの支援を行っています。

地域コーディネーターが検温を行う写真
学校支援ボランティアの受付(検温、手指消毒など):白水小
学校内の消毒作業の写真
学校内の消毒作業(地域コーディネーターがボランティアを募集、連絡調整):春日野中
ファミリー読書リレーの準備の写真
ファミリー読書リレーの準備(保護者ボランティアと地域コーディネーターによる共同作業):春日野小
絵本の読み聞かせを動画で撮影している写真
絵本の読み聞かせ(対面を避け、校内放送に実施方法を変更):春日小
春日中ウェブに掲載されたキャリア教育の記事の画像
キャリア教育(地域コーディネーターの人脈を活用して講師を手配):春日中

2 学校や地域の情報収集・発信

コミュニティ・スクールの活動を地域や保護者に広く知ってもらうため、学校や地域の行事などを数多く取材し、広報活動などを行っています。また、自治会を訪問して情報収集や意見聴取を行うなど、学校と家庭・地域の間の情報連携を促進しています。

コミュニティ・スクールだよりの画像
コミュニティ・スクールだより(地域コーディネーターが作成):春日北小
児童向け地域情報掲示板の写真
児童向け地域情報掲示板(地域コーディネーターが作成し、昇降口に掲示):須玖小
中学校文化祭における地域コーディネーター紹介の展示の写真
中学校文化祭で地域コーディネーターを紹介する展示:春日東中
大谷小学校ウェブサイトの画像
学校ウェブサイトへの地域コーディネーターによる記事掲載:大谷小、春日東小

3 学校運営協議会への参加、運営支援

学校運営協議会に参加して、活動の報告や会議進行、議事録作成、オンライン会議の機器操作方法のレクチャーを行うなど、会議の運営を支援しています。

会議進行、議事録作成を行う地域コーディネーターの写真
学校運営協議会の会議進行、議事録作成:天神山小
オンラインで開催した学校運営協議会の写真
オンラインによる学校運営協議会:春日東小

地域コーディネーターによる新たな取り組みの企画

先に述べた、主な3つの役割以外にも、教育上の課題解決に向け、地域コーディネーターが独自に企画した新たな取り組みを実施しています。

消毒ボランティア慰労会の写真
消毒ボランティア慰労会(保護者ボランティアから聞き取った意見、感想を活動の振り返りに生かした):大谷小
オンライン保護者座談会の写真
オンライン保護者座談会(学校行事が中止され、保護者が学校に行く機会が減る中、保護者同士のつながりを作った):春日西小

成果

コミュニティ・スクールの取組に関する学校と地域・家庭の連絡調整がスムーズになり、両者の負担が軽減しました。

また、新型コロナウイルス感染症拡大防止策を徹底するなどさまざまな工夫をして、地域ぐるみの教育活動を持続的に推進することに貢献しました。

関係者からは、次のような意見が聞かれました。


1 学校と地域・家庭に共通した意見

  • 連絡窓口の一本化により情報共有が図りやすくなるとともに、連絡調整に係る負担が軽減した。
  • 地域コーディネーターが間に入ることで、双方の関係が円滑になった。
  • 過去の連携活動の段取り、手法、実績等を聞くことができた。

2 学校からの意見

  • コミュニティ・スクールの情報発信が充実した。
  • 実働推進組織の活動が安定し、新たな担い手の育成にもつながった。
  • 教員の負担軽減につながり、子どもと向き合う時間の確保ができた。

3 地域・家庭からの意見

  • 受入れ体制や段取りが整っており、ボランティア参加がスムーズにできた。
  • 地域コーディネーターが連携活動の段取りを把握しているため、学校の担当者が異動などで代わった際の引き継ぎが円滑にでき、活動しやすくなった。

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