春日市のコミュニティ・スクール
ページ番号1001672 更新日 令和2年3月25日
コミュニティ・スクール(学校運営協議会制度)とは、学校の運営に地域の皆さんの声を活かすとともに、学校・家庭・地域がそれぞれの役割と責任を果たしながら、共育(共に育てる)を進める新しい仕組みです。また、この制度により子どもたちが育つ地域基盤がつくられています。
春日市の小中学校は、平成17年度に春日北小学校、日の出小学校、春日北中学校がコミュニティ・スクールに移行したのを皮切りに、順次導入が進み、平成22年4月から、すべての小中学校がコミュニティ・スクールになりました。
今後、コミュニティ・スクールがその効果を発揮するためには、導入の目的、仕組、内容などを地域の皆さんに十分に理解していただくことが重要になります。
春日市のコミュニティ・スクールの大きな特徴
「協働・責任分担」方式で保護者などの意見を踏まえ、地域・保護者とともに信頼される学校づくりに努めます。
春日市では、校長のリーダーシップのもと、学校運営協議会、地域が学校を支える応援団となり、学校、家庭、地域がそれぞれの役割を担い、協働しながら相互に責任を果たす「協働・責任分担」方式によるコミュニティ・スクールを展開しています。
実働組織(具体的な活動組織)を置き、関係者の連携により実践に努めます。
学校運営協議会で話し合い決定したことを、実践しなければ効果は上がりません。そのため、各学校では、その推進部となる実働組織を置いています。
委員は、学校運営協議会委員、教職員代表、保護者代表、地域代表、教育委員会職員などで構成しています。
学校・家庭・地域双方向の連携による豊かな子どもの育成
地域に貢献する教育活動(学校・地域の連携)
- ボランティア隊の夏祭りへの参加
- 地域清掃などのボランティア活動
子どもを見守る・育てる地域活動(学校・地域の連携)
- 見守り隊による登下校の安全確保
- 6中学校の生徒会サミット
- 子どもが活動する夏祭り(企画、司会など)
- 地域と一緒に行うあいさつ運動
家庭・地域と共に学ぶ学習活動(学校・家庭・地域の連携)
- 健康カレンダー、健康ウォークなどによる健康づくり
- 地域・保護者の参画するふれあい合同運動会
- 夏休みに地域の公民館を利用して行う公民館学習
- 学校・家庭・地域が一緒に学びあう「共学」授業
- 「安全マップ」づくりによる楽しい登下校
ボランティアが活躍する教育活動(学校・家庭・地域の連携)
- ゲストティーチャー(昔の遊び、野菜作り、読み聞かせ、教科指導、クラブ・部活動の指導など)
- サポートティーチャー(子どもの答案を採点する花丸(赤ペン)先生など)
家庭学習・生活習慣の形成を目指す取り組み(学校・家庭・地域の連携)
- 家庭学習の習慣化を図る「学問のすすめ運動」
- 基本的生活の習慣化を図る「早寝、早起き、朝ごはん」
- 学校と家庭の架け橋「○○っこ」ノート
開かれた学校評価などの取り組み(学校・家庭・地域の連携)
- 自己評価と学校関係者評価の実施と公開
- 学校からの積極的な情報公開
- 学校改善を進める教育モニター会
中学校ブロックコミュニティ・スクール
小中学校間の連携により9年間で子どもを育てる環境づくりに取り組むため、全中学校区が、中学校ブロックコミュニティ・スクールを推進しています。
具体的な取り組み
- 中学校ブロックでの印刷物の作成と教職員、保護者、地域住民などへの配付による情報共有
- 中学校ブロックにおける実働組織づくり
- 小中学校間における授業交流および児童生徒交流
- 不登校解消および学力向上推進に向けた情報共有
- 小中学校合同「家庭学習定着週間」の実施
- 15年子育てサポートプランの策定
- 小中学校合同防災訓練の実施
成果
- 「学問のすすめ運動」などによる家庭学習の習慣化によって、基礎的・基本的な学力が身に付いてきています。
- 子どもの地域に対する帰属意識が高まり、地域・郷土に貢献しようという地域愛・郷土愛が高まっています。
- 授業や行事、教育環境整備などにおいて、保護者や地域住民による学習支援が進んでいます。
- 学校支援を通して、学校と保護者、地域住民との相互交流が進み、保護者、住民の学校に対する当事者意識が高まっています。
- 学校による積極的な情報発信により、学校理解が深まり、学校を支える地域基盤づくりにつながっています。
- 学校・家庭・地域の三者連携により、「共育」活動が充実し、学校・家庭・地域の教育力向上につながっています。
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