先輩職員インタビュー(文化財技師)

ページ番号1011756  更新日 令和6年2月28日

教育部 文化財課 調査保存担当 熊埜御堂(くまのみどう)(平成30年入庁)

※ 所属部署名は、令和5年3月末現在の名称を掲載しています。

写真:調査保存担当 熊埜御堂主事

質問1 ある日の一日のスケジュールを教えてください。

スケジュール
時間 内容
午前8時10分 出勤
午前8時30分

ミーティング、事務処理、メールチェックなど

午前9時 試掘調査
午前11時30分 事前審査業務
午後0時15分 昼休憩
午後1時 開発に先立つ事前協議
午後2時30分 試掘調査報告作成
午後4時 事前審査業務
午後5時30分 退勤

※ このほか、窓口対応や工事の立会などの業務も不定期に行っています。

質問2 現在の仕事内容を教えてください。

試掘調査・事前審査を担当しています。遺跡の有無を確認したり、開発業者と協議をして、遺跡を地下に残しつつ開発を行えるように開発業者と協議をしています。また、発掘調査になった場合の調整も行っています。そのほかにも、過去に自身が発掘調査した遺跡の報告書作成や考古企画展の運営を担当したり、文化財保存活用地域計画の策定準備に取り組んでいます。

質問3 春日市役所に入庁を決めた理由は何ですか。

春日市は、学術的に有名な須玖岡本遺跡をはじめ、弥生時代を中心とした多くの遺跡があります。また、資料館での勤務ということを入庁前に知り、発掘調査で見つかった遺物を展示し、市民の方に見てもらえる環境があるので、発掘調査から展示までの一連の仕事に携わりたいと思い、入庁を決めました。

質問4 仕事にやりがいを感じるのはどのようなときですか。

発掘調査の現地説明会や企画展示を通じて、市民の方に、遺跡について知ってもらう機会を増やしています。少しずつではありますが、春日市にある歴史の良さを市民の方に実感していただけてることがやりがいです。

質問5 今までの仕事で印象に残っていることは何ですか。

以前、多目的広場の整備に伴う発掘調査で、市指定地である原遺跡の隣を調査しました。指定地では弥生時代の墳墓が地下に保存されています。この調査でも、弥生時代の墳墓の続きが見つかり、指定地と同様に遺跡を地下に保存することができたほか、史跡地を含めて整備することになりました。遺跡の調査から整備に携わることができる機会はあまりないので、これから始まる整備も、皆さんに遺跡の価値を知ってもらえるような整備をしたいです。

質問6 プライベートはどのように過ごしていますか。

外に出かけることが多いです。旅先で博物館に行ったり、整備された史跡を見に行ったりします。野球観戦が好きなので、テレビ観戦したり球場に行って観戦したりすることもあります。

最後に、春日市職員を志す人へのメッセージをお願いします。

日々の業務や研修を通して多くのことを経験し、自身の力を高め、発揮することができる環境があり、非常に恵まれていると思います。私自身は出先で仕事をしていますが、他部署の職員と一緒に仕事をするほか、若手職員との交流も多くあるので、多くの人と関わりながら仕事ができます。一緒に働けることを楽しみにしています。

奴国の丘歴史資料館
熊埜御堂さんの所属する文化財課の執務室は、奴国の丘歴史資料館内にあります。
写真:甕棺の前に立つ熊埜御堂さん
奴国の丘歴史資料館には、春日市の歴史について学べる展示やイベントがたくさんあります。

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