春日市橋梁(きょうりょう)長寿命化修繕計画の見直しを実施

ページ番号1001359  更新日 令和3年7月12日

春日市は、令和3年度現在、77橋の道路橋を管理しています。

また、老朽化していく橋の安全性・信頼性の確保と長寿命化を目的として、従来の劣化が進んでから修繕する「事後保全」の管理から、損傷が小さいうちに修繕する「予防保全」の管理に移行し、橋の修繕および架け替えに係る費用の縮減と予算の平準化を図るため、平成21年度に「春日市橋梁長寿命化修繕計画」を策定し、5年ごとの計画の見直しと計画に基づく補修を行っています。

この度、「国土交通省の道路橋定期点検要領(平成31年2月国土交通省道路局)」および「橋梁定期点検要領(平成31年3月国土交通省道路局 国道・技術課)」に則した「春日市橋梁点検要領(令和3年5月)」に基づく「春日市橋梁長寿命化修繕計画」の見直しを行いました。

見直した修繕計画の内容については、次の添付ファイルを参照してください。

計画の概要

1.背景

春日市が管理する道路橋77橋のうち、現在、建設後50年を経過する橋梁は23橋あり、20年後には67橋に増加し、全体の87%程度を占め、急速に高齢化橋梁が増加します。これらの管理橋梁の状況の中で、損傷が大きくなってから補修する維持管理方法を継続した場合、架け替えや修繕に要する費用が膨大となり、安全性・信頼性を確保することが困難になる恐れがあります。

2.目的

春日市が管理する道路橋の急速な高齢化に対応するため、計画的な点検により早期に損傷を発見し、予防保全を基本とした修繕計画を行うことで、維持管理に要する費用の縮減及び予算の平準化を目的とします。さらに、橋梁の機能を維持し道路交通の安全性を確保することを目的とします。

3.長寿命化修繕計画の対象橋梁

77橋(1級市道5橋、2級市道 9橋、その他 63橋)

4.健全度の把握および日常的な維持管理に関する基本的な方針

「春日市橋梁点検要領 令和3年5月」に基づき、5年に1回の定期点検を近接目視にて実施し、劣化や損傷を早期に発見するとともに、健全度の把握を行います。また、日常業務において確認できる排水桝や伸縮装置の土砂詰まりおよび支承の土砂堆積など、容易に対応できる損傷は、可能な限り維持作業の中で対応します。

5.健全度の現状

「春日市橋梁点検要領 令和3年5月」にもとづき点検および橋の健全度の診断を実施した結果、令和3年4月現在において、橋の健全度Ⅰは87%、健全度Ⅱは13%でした。健全度Ⅲ・Ⅳはありませんでした。

6.対象橋梁の長寿命化および修繕・架け替えに係る費用の縮減に関する基本的な方針

  • 「春日市橋梁点検要領 令和3年5月」に基づく点検結果により、各橋梁の状況に応じた修繕を計画的に実施します。
  • 日常業務において容易に対応できる損傷は、随時、修繕します。
  • 計画的に修繕することで、各年度の事業費が大幅に増加しないように予算の平準化を行います。
  • 鋼橋の維持管理では、塗装に占める修繕費の割合が大きいことから、塗装技術について新技術の活用を検討し、ライフサイクルコストの低減に努めます。
  • 架橋地の周辺状況や交通量および代替路の有無などを確認の上、集約可能な対象橋梁を検討します。

7.長寿命化修繕計画による効果

  • 損傷・劣化が大きくなってから対策する維持管理方法から予防保全を基本とした計画的な修繕を行うことで、ライフサイクルコストが縮減されます。
  • 道路利用者の安全性が向上されます。
  • 計画的な修繕計画を実施する事で予算の平準化が図れます。

8.長寿命化修繕計画の策定状況

  • 基本方針に基づき長寿命化修繕計画を策定し、計画的に修繕・架け替えなどの対策を実施します。
  • 点検結果と対策の実施状況を踏まえ、5年ごとに長寿命化修繕計画の見直しを行います。

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