施設案内 春日市奴国の丘歴史公園
ページ番号1002243 更新日 令和4年8月2日
- 概要
奴国の中心地とされる春日市奴国の丘歴史資料館周辺には、弥生時代の遺跡が密集しており、その筆頭にあげられるのが国指定史跡である須玖岡本遺跡です。この須玖岡本遺跡の一部は、現在、「春日市奴国の丘歴史公園」として整備しています。
公園内には、甕棺墓(かめかんぼ)群を発掘した状態で見学できる覆屋や、奴国王墓の上石を展示保存しており、自由に見学することができます。
- 所在地
- 福岡県春日市岡本3-57(春日市奴国の丘歴史資料館横)
地図
敷地案内図
アイコンの説明



国指定史跡 須玖岡本遺跡
1979年・80年(昭和54年・55年)の発掘調査で、弥生時代中期の甕棺墓116基、土壙墓(どこうぼ)・木棺墓(もっかんぼ)9基と、これに伴う祭祀(さいし)遺構が確認されました。その他にも多数の墓壙(ぼこう)が検出されていることから、一部破壊を受けたところを含めると、埋葬遺構は300基以上に及んでいたと推定されています。
また、西側の一段低くなった平坦面からは住居跡が発見され、同時期に営まれた墓地と集落の存在が明らかになりました。
小銅鐸鋳型(しょうどうたくいがた)や木棺墓から出土した鉄剣なども注目されています。
1986年(昭和61年)に国指定史跡に指定されました。
覆屋A棟
墓地の北端部に位置する甕棺墓群の一部と祭祀遺構が見学できます。甕棺墓はすべて弥生時代中期中頃(紀元前1世紀)のもので、成人棺と小児棺の埋めかたがわかります。祭祀遺構は墓地と関連した遺構で、中から祭祀に使用した土器が出土しています。
- 開館時間
-
午前9時~午後5時
※ 入館は午後4時30分まで。 - 休館日
- 第3火曜日、12月28日~1月4日
- 入館料
- 無料
覆屋B棟
墓地の西端部に位置する甕棺墓、土壙墓、木棺墓、竪穴(たてあな)遺構が見学できます。成人用甕棺墓は弥生時代中期後半(紀元前後)のもので、木蓋(きぶた)をしていたと考えられます。鉄剣が出土した木棺墓は甕棺墓や土壙墓より早く造られています。竪穴遺構はほかの住居跡とは異なり埋葬と関係する建物のようです。
- 開館時間
-
午前9時~午後5時
※ 入館は午後4時30分まで。 - 休館日
- 第3火曜日、12月28日~1月4日
- 入館料
- 無料
王墓上石
1899年(明治32年)に発見された甕棺墓(王墓)の上石です。長さは3.3メートル、幅は1.8メートル、重さは4トンあります。平成10年、現在地に移設しました。
このページに関するお問い合わせ
文化財課 整備活用担当
〒816-0861
福岡県春日市岡本3-57
奴国の丘歴史資料館1階
電話:092-501-1144
ファクス:092-573-1077
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