須玖岡本遺跡から銅剣と青銅製把頭飾が出土

ページ番号1002236  更新日 令和2年3月19日

須玖岡本遺跡岡本地区20次補足調査(平成28年2月15日〜3月31日)で、弥生時代中期前半(紀元前150年頃)の甕棺墓(かめかんぼ)から銅剣と銅剣に付ける飾りの青銅製把頭飾(はとうしょく)が出土しました。甕棺墓としては国内最大級の大きさで、福岡平野の奴国域で青銅製の把頭飾が出土したのは初めてです。

甕棺墓の大きさなどから極めて身分の高い人物が埋葬されていたと考えられ、奴国王墓(弥生中期後半)に関連のある遺跡として、奴国のクニの成り立ちを知る手がかりとして、貴重な発見といえます。

発掘現場では3D計測を行い、また、銅剣と把頭飾は周囲の土ごと液体窒素で冷凍して取り上げるなど、最新の科学的調査手法を導入しました。青銅器の周りからは、絹と思われる繊維の跡や水銀朱(顔料)も確認されました。今後、九州歴史資料館や九州国立博物館などの協力を得ながら、遺物のCTスキャンなどの科学的分析を進める予定です。

平成28年6月17日記者発表資料

調査概要

調査地名

須玖岡本遺跡岡本地区20次補足調査

所在地

福岡県春日市岡本7-45

調査面積

約32平方メートル

調査機関

平成28年2月15日〜3月31日

遺構

甕棺墓1基(縦5.2メートル×横3.9メートル)

遺物

  • 中細型銅剣1点(長さ42センチメートル×幅5センチメートル)
  • 青銅製把頭飾1点(高さ4.5センチメートル×幅」5.5センチメートル前後)
  • 遺物周辺には水銀朱が見られた。

記者発表資料

写真1
甕棺墓全景
写真2
甕棺
写真3
銅剣と把頭飾
写真4
取り上げ後の3Dオルソ画像
写真5
発掘風景1
写真6
発掘風景2
写真7
液体窒素固化
写真8
CTスキャン(九州国立博物館)

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