HPVワクチンのキャッチアップ接種

ページ番号1009984  更新日 令和5年4月14日

HPV(ヒトパピローマウイルス)ワクチン接種は、平成25年4月1日より、法律に基づく定期接種として実施しているところですが、厚生労働省から「副反応の発生頻度がより明らかになり、適切な情報提供ができるまでの間、積極的な接種の勧奨を差し控える」との通知を受け、春日市では積極的な勧奨を差し控えていました。

しかしながら、令和3年11月の専門家の会議で、安全性について特段の懸念が認められないことが改めて確認され、接種による有効性が副反応のリスクを明らかに上回ると認められたことから、令和4年度から積極的な接種勧奨を再開しています。

積極的勧奨の差し控えにより接種機会を逃した人に対しては、公平な接種機会を確保する観点から、時限的に、従来の定期接種の年齢を超えて接種(キャッチアップ接種)を行います。

対象者

接種を希望する人で、次の2つを満たす人

  1. 平成9年度~平成18年度生まれの女性
  2. 過去にHPVワクチンの接種を合計3回受けていない

※ このほか、平成19・20年度生まれの人は、通常の接種対象(小学校6年~高校1年相当)の年齢を超えても、令和7年3月末まで接種できます。

接種可能な時期

令和7年3月31日まで

※ 3回の接種を完了するまでに十分な期間が設けられているものの、なるべく早く接種してください。

接種するワクチンの種類とスケジュール

無料で接種できるワクチンは3種類(サーバリックス、ガーダシル、シルガード9)あります。

決められた間隔を空けて、同じワクチンを合計3回接種します。

ワクチンの種類とスケジュール

サーバリックス

(2価)

2回目:1回目から1カ月後

3回目:1回目から6カ月後

ガーダシル

(4価)

2回目:1回目から2カ月後

3回目:1回目から6カ月後

シルガード9

(9価)

2回目:1回目から2カ月後

3回目:1回目から6カ月後

HPVワクチンの効果とリスク

HPVワクチンは16歳頃までに接種するのが最も効果が高いものの、それ以上の年齢で接種しても、ある程度の有効性があることが、国内外の研究で示されています。

なお、定期接種の対象年齢を過ぎてからの接種については、明らかな安全性の懸念は示されてません。

※ ワクチンが子宮病変を予防する有効性は概ね16歳以下の接種で最も高いものの、20歳頃までの初回接種はある程度有効性が保たれることや、性交経験がない場合はそれ以上の年齢についても一定の有効性があることが示されています。性交によるHPV感染によって、ワクチンの予防効果が減少することが示されていますが、性交経験がある場合でも、ワクチンの予防効果がなくなってしまうわけではありません。

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