香害・化学物質過敏症
ページID:1016072 更新日 令和7年5月22日
「香害」について
「香害」とは、化粧品や香水、制汗剤、合成洗剤、柔軟仕上げ剤などに含まれる合成香料(化学物質)のにおいによって、不快感や健康への影響が生じることを言い、「化学物質過敏症」が原因とも言われています。
「化学物質過敏症」について
「化学物質過敏症」とは、日常生活を送る際に使用されるさまざまな製品に含まれる、わずかな化学物質により嗅覚過敏や目・鼻・喉の刺激症状、かゆみ、疲労感、頭痛、めまい、吐き気などのさまざまな不定愁訴(※1)を呈する症候群であるとされています。
化学物質過敏症は「過敏」という名が示すように、ごく少量の物質にでも過敏に反応する点ではアレルギー疾患に似ています。また、低濃度の化学物質に繰り返しさらされると、体内に蓄積して慢性的な症状を来たすという中毒性疾患に近い性格も兼ね備えています。
※1 不定愁訴とは、「原因がはっきりわからないけれど、なんとなく体調が悪い」といった状態を指します。
化学物質過敏症を引き起こす可能性のあるもの
- 家の中:合成洗剤、柔軟剤、漂白剤、消臭除菌スプレー、化粧品、香水、制汗剤、整髪料、芳香料、タバコ、シロアリ駆除剤、建材、床ワックスなど
- 食べ物:食品添加物、残留農薬、保存料、着色料、香料など
- 屋外:排気ガス、大気汚染物質、農薬散布、殺虫剤、除草剤など
周囲の人への配慮のお願い
あなたにとって便利な「日用品」や気持ちの良い「香り」などが、近くにいる人には苦痛となっていることがあります。中にはアレルギーを起こしたり、「化学物質過敏症」によって体調を崩すなど苦しんでいる人がいるかもしれません。
化学物質過敏症には特別な治療法がありません。現時点での対応としては、症状を誘発させると考えられる原因物質との接触を避けることがもっとも有効な対処法になります。
まずは、香害と化学物質過敏症について正しく理解し、周囲の人への十分な配慮をお願いします。
特に注意して欲しいこと
- 人が集まるところでは、洗剤、柔軟剤、香水などの香りが過度にならないように、使用を控えるなどの配慮をしましょう。殺虫剤、虫よけスプレーなどは、周囲の人に飛びちらないように注意しましょう。
- 庭や家庭菜園、農地において、農薬(農薬に該当する除草剤を含む)は、なるべく使用しないようにしましょう。やむを得えず使用する際には、周囲への飛散防止に努めましょう。
- もしも、心当たりがないのに体調がおかしいと感じる場合は、化学物質過敏症の可能性もありますので、まずは化学物質由来のにおいを避けたり、使用を控えたりしてみましょう。
添付ファイル
PDFファイルをご覧いただくには、「Adobe(R) Reader(R)」が必要です。お持ちでない方はアドビシステムズ社のサイト(新しいウィンドウ)からダウンロード(無料)してください。
このページに関するお問い合わせ
健康課 健康づくり担当
〒816-0851
福岡県春日市昇町1-120
いきいきプラザ2階
電話:092-501-1134
ファクス:092-501-1135
健康課 健康づくり担当へのお問い合わせは専用フォームへのリンク