春日市図書館協議会 答申・提言

ページ番号1002845  更新日 令和元年8月9日

平成22年3月9日

春日市民図書館

館長 廣田 茂忠 様

春日市図書館協議会

会長 二宮 久美子

答申書

春日市図書館協議会は、平成20年10月2日に諮問された「春日市における市民図書館と学校図書館の連携のありかたについて」について、5回の協議会を開催し、検討を行ってきました。

このたび、検討結果がまとまりましたので、下記のとおり答申します。

市民図書館と学校図書館とは、図書館としての目的が異なる施設であるが、双方を利用する子どもたちにとっては日常的な読書環境としてどちらも欠かせないものであり、連続した利用が求められるものである。また、市として本や情報などを収集して保管し、それを市民のために提供する施設として両者は共通しており、協力や交流によって互いの不足を補うことが、それぞれの経営においても利点であることは明らかである。

諮問事項にある「市民図書館と学校図書館の連携」とは、単に蔵書の多い市民図書館が蔵書の少ない学校図書館を援助するということではなく、市民図書館と学校図書館とを一体のものとして運営して、市が所有する資産である市民図書館と学校図書館それぞれの蔵書や職員、施設などを活かし、子どもから大人までの全市民に対して、本や情報を、より効果的に、不足なく届けるしくみを作るということであろう。これを実現することが、これからの春日市の市民図書館、学校図書館の双方の発展にとって有効であるという考えが基本にあると思われる。このことは、「春日市子ども読書活動推進計画」の策定に伴って、今後本格的に進めようとしている学校や学校図書館を通じた子どもの読書の推進活動や、将来的に必要となる、全市域に市民図書館サービスを拡充するための分館機能の創出などにも通じるものであり、春日市民図書館の長期的な方針として適切である。

課題は、ひとつの学校図書館の蔵書を、その学校の備品としてだけではなく、春日市全体の蔵書の一部であるととらえることができるか、また同様に、市民図書館の蔵書を、市民図書館だけで利用されるものではなく、市民図書館と市内の全小中学校、18校の共有の蔵書として、有効に活用することができるかという点にある。これを実現するためには、市民図書館・学校図書館の全蔵書を効率的に利用できるような物流や情報流通のしくみ、運営の組織、また、図書の購入・整理の方法などを、これから計画的に整えていくことが必要であろう。

当面の業務連携としては、現在実施している学校連絡便事業の充実のほか、図書館コンピュータシステムの共通化や司書職員の交流なども検討・計画できるところである。また、市民図書館と学校図書館の図書資料の購入から受入、整理までの一連の作業を一元化して、作業の効率化を図ることも可能である。このような業務連携が進められれば、将来的に学校図書館に市民図書館の機能を付加することについても、具体的に検討できるようになるのではないだろうか。

春日市における子どもの学習・読書支援体制整備にむけた市民図書館の取り組みのひとつとして、今後積極的に推進されることを期待する。

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