教育大綱

ページ番号1001713  更新日 令和3年3月17日

1 共育(共に育てる)の推進

基本方針

子どもの豊かな人間性や生きる力をはぐくむため、学校、家庭、地域のそれぞれが、その役割と責任を分かち合いながら連携・協働し、共に育てる「共育」を推進します。

また、家庭や地域の教育力の向上を図り、連携・協働による共育の相乗効果を高めます。

(1)コミュニティ・スクールの推進

子どもの豊かな人間性や生きる力をはぐくむため、学校・家庭・地域の三者が一体となって推進するコミュニティ・スクールの共育の取組を持続可能な形で充実・発展させます。

(2)家庭教育力の向上支援

子どもの豊かな情操や基本的な生活習慣、自制心、自立心を養う重要な役割を担う家庭の教育力の向上を支援するため、保護者の多様な学びの機会や交流の機会の充実を図ります。

(3)地域教育力の向上支援

地域ぐるみで子どもを育てる環境づくりを推進するため、地域で行われる子どもたちの体験活動や多世代による交流活動の充実を図るとともに、青少年の健全育成に関わる団体の活動を支援します。

2 学校教育の充実

基本方針

児童生徒一人ひとりがいきいきと輝くことができるよう、学校教育の充実に取り組み、小学校から中学校までの9年間を通して、豊かな人間性、確かな学力、健康と体力、これら3つのバランスが取れた児童生徒の「生きる力」をはぐくむとともに、地域と連携し、市民性を育成します。

また、児童生徒が安全・安心かつ快適に学習できる教育環境づくりを推進します。

(1)きめ細やかな指導体制の一層の充実

児童生徒の学力の確かな定着・向上と、自ら課題を解決するために必要な思考力、判断力、表現力をはぐくむとともに、一人一人のつまずきに応じたきめ細やかな指導体制の一層の充実を図ります。

また、専門職を活用して、いじめの防止、不登校児童生徒への支援、特別支援教育の充実を図ります。

(2)児童生徒の心と体づくりの推進

児童生徒の豊かな人間性や健康と体力をはぐくむため、道徳教育、人権教育、体力向上の取組の充実と、学校給食を通した食育による望ましい食習慣の定着を図ります。

(3)児童生徒の市民性の育成

児童生徒の社会性や自立心をはぐくむため、コミュニティ・スクールを基盤とする春日市独自の「地域を生かす」、「地域を学ぶ」、「地域と学ぶ」、「地域に還す」地域連携カリキュラムを推進します。

(4)安全・安心な教育環境づくり

学校、家庭、地域、関係機関等の連携による通学路安全点検などの防犯・安全対策を充実するとともに、学校施設の計画的な整備により、安全で快適な教育環境の確保を図ります。

また、児童生徒の自助意識、安全対応能力の向上を図ります。

3 多様な学びの支援

基本方針

市民の学びが活発になることは、市民の暮らしの質の向上と地域全体の活性化につながります。多様な学びの実践と学びの成果を生活や地域活動に生かす市民の取組を支援し、だれもが心豊かに生きがいを持って社会に参加し、地域で活躍できる学びの環境を整えます。

(1)多様な学びの機会の情報提供

市民の学びへの関心と意欲を高めるため、ふれあい文化センターや市民図書館などの公共施設での学習機会や様々な地域課題に関する学習機会、活発な市民の地域活動の情報を様々な媒体を通して提供し、市民の学びと学びを生かした活動につなげます。

(2)つながりを深める学びの環境づくり

市民が主体的に学び、学びを生活や仕事、地域や社会に生かすことができるよう、学びを始めるきっかけづくりを行うとともに、地域活動の実践につながる学びの機会を提供します。

また、関係団体等と連携・協働しながら、学びを通したつながりを生かして、地域活動の活性化を図ります。

(3)図書館活用の推進

生涯の学びと暮らしに役立つ公共施設として、市民図書館のサービスの充実と利便性の向上に努めるとともに、ボランティア等と連携・協働し、市民の生涯にわたる多様な学びを支援します。

また、児童生徒の読書習慣や調べる力などをはぐくむため、学校図書館の充実を図ります。

4 文化財の保存・活用

基本方針

かけがえのない財産である文化財を次世代へと継承するため、企画展示・体験学習・各種イベントなどの機会を通して市民の文化財に対する意識や関心を高め、市民との連携・協働による文化財の保存・活用を図ります。

また、文化財への市民の理解を深めることで、歴史に彩られたふるさと「春日」への愛着や誇りの醸成を図ります。

(1)文化財の記録・保存

貴重な郷土の文化財を保護するため、発掘調査を実施し、適切な遺跡の記録の作成と保存を図ります。

また、急激な社会構造の変化や継承する担い手の高齢化によって変容・衰退のおそれのある民俗文化財の記録の作成と保存を図ります。

(2)文化財の整備・活用

市民のふるさとへの愛着と誇りをはぐくむため、文化財の活用に向けた環境整備を進め、市民が文化財について触れる機会を提供します。

また、市民との連携・協働を推進し、文化財の継承を図ります。

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